教採勉強法〈筆記編②〉

筆記試験の勉強法

ではここから筆記試験の勉強法をまとめていきます。

今、受験勉強真っ只中の人は実感されているかもしれません。筆記試験の勉強しなくちゃいけない範囲ってかなりありますよね。
私も受験勉強を始めたころは、絶望でした。いや、終わらないわこんな量…

でもポイントを押さえながら勉強した結果、教採の筆記では正答率94%(自己採点)という結果が出ました。さすがにびっくり。

そんな私の筆記試験の勉強法…ずばり…

めちゃくちゃ繰り返す!!!!!

です。

もう、これに尽きます。時間が無いとか焦るとか言う前に、とにかく問題集に向き合うのです。次第に問題集に向き合うのが苦痛では無くなってきます。

ただ私はがむしゃらに向き合っていたわけではありません。ポイントがあります。
・目標と期間を決める
・1日の中で勉強する時間を決める
・勉強内容に優先順位をつける
・過去問を味方につける
・模試は模試(主にメンタル面)
・人前で勉強する
・ノートにも一工夫を

多い…ですね。いや、慣れればどうってことありません。(たぶん)

では1つずつ詳しく説明していきます。

目標と期間を決める

ただがむしゃらに勉強していても、その頑張りに見合った結果がでるとは限りません。どれくらい頑張るかより、どう頑張るかなのです。

私は分厚い小学校全科の問題集を目の前にして、まず目標と期間を決めました。

目標:正答率8~9割とれるようになる
期間:2か月以内

最初はとても大まかで良いのです。でも実現可能性があり、具体的な数字を入れることがポイントです。
ここだけの話、この目標を立てた時は、正答率4~6割で安定していませんでした。つまり、学習内容が身についていない状態でした。
そしてなぜ2か月だったか。2か月後に筆記試験があったからです。

1日の中で勉強する時間を決める

私は1日の中で勉強する時間を決めていました。
だって…ずっと勉強してたら気が狂いそうになるじゃないですか…
だから「この時間からこの時間までは集中モード!」と自分の中で決めて、その他の時間は好きなことをやっていました。

〈ある日の勉強時間 Total:4時間30分〉
AM 8:00 ~ 9:00 (1時間)
AM 10:00 ~ 11:30 (1時間30分)
PM 8:00 ~ 10:00 (2時間)

これだけで1日に4時間半も勉強できちゃうんです。そして午後なんてほとんど好きな時間です。
あ、寝ないのは禁物ですよ。せっかく覚えても脳が記憶の整理をしてくれません。かえって非効率です。

勉強内容に優先順位をつける

次は優先順位をつけるということについてです。めちゃくちゃ得意な問題ばかり解いて、なおかつそれがあまり頻出ではない問題だったら、当然点数は取れないわけです。ここで重要なのは問題の頻出度自分の苦手度です。

頻出度が高い。でもすごく苦手。→今すぐ解けるようになった方が良い。
頻出度が低い。いつでも解けるくらい得意。→猛特訓の必要なし。

という具合に何をすれば良いか、だんだん明確になってきます。
こした優先順位をつけるために3つの工夫をしていました。

①まず全部解く!
ひとまず全部やってみないことには、何が苦手で何が得意なのかわかりません。分からない問題があって全然良いです。できるようになるために勉強しているのですから。
「さっと問題を見る。5秒考える。あ、むり!答え見よ。」
これで良いです。
ただどんなところで自分がつまづいたのかを解説書で良く読んでおきましょう。

②間違った問題、分からなかった問題に印をつける
一通り解く時、「ああ!これなら分かるわ!」という問題と「いや、分からん」という問題があるはずです。その「いや、分からん」という問題に印をつけましょう。

そして2周目は、印がついた問題だけ取り組みましょう。
また間違ったら別の印をつけましょう。

3周目は、2つ印がある問題に取り組みましょう。
また間違ったらさらに別の印をつけましょう。
この繰り返しです。

私は参考書を6周しました。
同じ問題を5回間違えたということです。はは。

③ふせん
そしてもう一工夫。
さらに優先順位を明確にするのに役立つのがふせんです。

・もう完璧なくらいいつでもできる!そんなやらなくて良いかも!→緑
・ちょっと不安かも?もう少しやっておく?→黄色
・やばい、これはやばい。→赤

という風にカテゴリー分けをして、単元ごとに貼っていました。
日本史なら、「縄文時代→緑、弥生時代→黄色、…、明治時代→赤、…」という感じです。

できるようになったものは、緑に近づけていきます。
初めは真っ赤だった問題集が、何周かしたころには緑が多くなってきていると思います。

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ここまで前半3つのポイントをご紹介してきました。
文字を打つのに疲れました。

後半4つはまた次回ご紹介します。
・過去問を味方につける
・模試は模試(主にメンタル面)
・人前で勉強する
・ノートにも一工夫を


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