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古着はただの古い服ってわけじゃないんですよ

こんにちは!

旅関連のnoteにしたかったんだけど、たまには気分転換で違うことも書いてみよっかな。

ということで本日は古着について。

古着って、あの、見ず知らずの他人が1回着たきたねぇ服…!!!」って早くもアレルギー出てる人もいるのかも。

今の私の心の備忘録として残します!

古着好きになったきっかけ

なんで私が古着好きになったのか書こうかな。

私が15歳くらいのとき、絶賛ブロガー時代で、オシャレな人たちがこぞってブログを書いていた。当時まだガラケーだったけど、個人がSNSで発信するスタイルは今とあんまり変わらなかったな。

かわいい人たちが皆揃って好きと言ってたモデルさんがいた。

それがAMOちゃん

AMOちゃんは当時18歳くらい?で、読者モデルデビューしたてくらいだと思うけど、もう既にそのかわいいお顔と唯一無二のスタイルでかなり支持者を集めてた。

私もAMOちゃんのことをすっかり好きになって、そこからzipper、原宿、青文字系、パステル、フェアリー系が好きになりました。

その時はただただAMOちゃんがかわいいから好き!って気持ち。

もともと着古された服に嫌悪感とかはなかったけど、古着屋さんの匂いは最初は苦手だったな。

かわいい系古着の老舗と言ってもいい、Spank!やthe Virgin Maryなどに出会いました。あとは原宿が好きになったので6%DOKIDOKIとかナイルパーチもこの辺りで出会った。

私の古着が好きな理由:この世に新しい服はもういらない

AMOちゃんを好きになってから10年以上が経ち、色んなファッション系統に立ち寄ってきたけど、結局今はまた古着のフェーズに戻ってきた!

私が結局古着が好きな理由って、「一つのものを長く大切にできるから」ってところだと思う。

消費社会が大嫌いで、コンテンツを使い捨てる感じが苦手なので。

あんなに騒いでたのに、もう誰も鬼滅の話してないじゃん…!もう完結してるし、まぁわかるんだけど、鬼滅に関しては終わる前から盛り上がり過ぎてオワコン感出てたし…。次は呪術廻戦!って。そういうのが、なんか、気持ち悪いなって思っちゃう。(呪術廻戦はおもしろいです。)

お洋服も同じで、ファッションビルに入ると、たいして可愛くない服が無限に並んでいて、どこのお店も同じような服ばかり…。トレンチコートの季節が一番嫌い。次に嫌いなのは秋。ボルドーモスグリーンからし色置いとけばいいと思ってるでしょ。

ハイブランドのトレンドをそのままコピペして、さらにそのコピペされたもののコピペが発生。(それがトレンドなんだけどね、いいんですけどね…)

とりあえず廉価版を叩き売る、愛も情熱も何もない、売り残ればセールでゴミのように広げられてそれでも売れなければ破棄。

自分たちの会社が続くこと・ビジネスとして成功することだけを考えてとりあえず布を成形してる感じ。服への愛は?お客様への愛は?ありますか?服に対して本気ですか?

こんなにエコが叫ばれてて、SDGsが主流の考え方になってて、アパレル業界も謎にサステナボー素材を強調しはじめてる(これも疑義ありますが、それはまた別の機会に)のに、なぜそんな悪気もなくかわいくねぇ布の塊を大量生産できるのか??? 地球の限りある資源と、そのかわいくねぇ布の塊を作るために搾取された労働力を思っていたたまれない気持ちになる。

途上国工場の労働について問題提起されてるのは何年前からですか???

だから、個人的には、もうこの世に新しい布の塊はいらないと思ってる。(過激派)

既にこの世に存在しているカワイイ服を着ればいいじゃん。愛情を注がれて作られたカワイイ服を、愛をもって売って、それにときめいて買って、大事にして、別れの時がきたら他の人に譲る。それでいいじゃん!

もちろん、沢山のブランドが命をかけてサイコーな服を作り、しっかり生産管理してしっかりファンの元へ責任を持って届け、消化率90%超えをキープしてることは知ってます。そういう方々は、とてもリスペクトしているよ!

そうじゃない、ただただかわいくない布を量産している人たちが、死ぬほど嫌いだということ!

しかしながら、やはりアパレルの世界は「服が好き」だけではやっていけないし、消費者・従業員・経営者・株主、それぞれ求めるものが違うのもわかっています。だからこんなことを言っても一意見で終わっちゃうんだよね。なんかな〜。なんか、消費者・従業員・経営者・株主のそれぞれの理想の間にあるギャップがでかすぎる業界な気がする。個人的体感ですが。

変わりゆく古着の価値

古着というものが、最近、どんどん価値を増している気がします。

前までは、ちょっと個性的な人たちやストリートの人たちが手を出すちょっとくたびれたファッション。

それが、今や全然違う意味を持ちだしていると感じる!

というのも、世界的なSDGsムーブメントの高まりが、ファッション業界にも波を作っている。地球にも、生産者にも、労働者にも、全てに優しい服を。という動き。

miumiuがヴィンテージをリメイクして1点ものとして販売するアップサイクルプロジェクトを始めたし、ルイヴィトンが生産するときに切って余った布を使ってコレクションを出し始めた。リーバイスもだし、コロンビアもだし、日本でいうとマザーハウスもアップサイクルやリメイクをしている。ラコステも古着回収してる。

いらなくなったものに価値を吹き込み生き返らせる行為に、業界のトップたちが手を出すことはとても意味があることだよ、感動した!!

今、メディアでも企業単位でも個人単位でもサステナブルの意識とか、エコ活動とか、いろいろと啓蒙したり実践したりしているけど、もう少し経ったら、お洋服に関しても皆の意識が変わってゆくんじゃないかなって期待しています。

個人的にはさ~、お友達みんな、古着好きになればいいのにって思うよ!

みんなで、そのかわいくねぇ服たち捨てて、かわいい古着をずっと着ようよ~!



おわり



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