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過去に戻って動けなくなる青春ソング

こんにちは。しだみんです。

先日見ていたテレ東音楽祭で、「ヤンチャな人の青春ソング特集」として、若いころにヤンチャしていたであろう方々を取材し、青春ソングを聞くというコーナーをやっていた。
テレ東音楽祭2023夏:テレビ東京 (tv-tokyo.co.jp)
みなさん、色々な曲をあげていて。レベッカとか、安室奈美恵とか…。
それを見ていてふと、思ったんです。

私の青春ソングってなんだろう。

音楽は大好き。
青春時代というと中学生から大学生くらい?暇さえあれば音楽を聴いていた。いや、暇でなくても聴いていた。
プレイヤーに音楽を入れて、通学時間や勉強中も聴いていたし、大きなコンポを部屋に置いて、アルバムを選んで音楽をかけるのも好きだった。
部活は吹奏楽部、オーケストラ部とずっと音楽をしてきたし、友達とたくさんカラオケに行って歌ったし、おすすめの曲について語り合ったりもした。
でも、「この一曲!」というのがスッとでてこないんですよね。
そもそも青春ソングってどういう曲のことを言うのだろう。
青春時代によく聴いていた音楽?
青春時代に感銘を受けた音楽?
聴いたら当時を思い出せる音楽?
青春を歌った音楽?

そんなことを考え始めるとよくわからなくなった。

当時に戻って動けなくなる音楽

でも、音楽って聴くと当時を思い出すのがすごいと思う。
聴くだけで当時に心が引っ張られてしまって、しばらくその場所から動けなくなる。

そんな曲を青春ソングと言うのであれば、1曲挙げるならこれだろうか。

YUIの「Good-bye days」
青春時代に聴いていた曲といえば、BUMP OF CHICKEN、ポルノグラフィティ、aikoなどいくつかアーティストが思い浮かぶけど、YUIも本当によく聴いていた。
この曲は、高校時代に付き合っていた人と初めてのデートで見た映画、「タイヨウのうた」の主題歌。
当時の彼氏はYUIが好きで、私もこの映画を見てはまり、一緒に聴いていた。
こんなこと書くのは少し恥ずかしいけど、三十数年の人生で、一番一生懸命に恋をした人だった。

青春ソングなんていうけど結局男かよ、と思うけど、だいたいそんなもん。
最初に青春時代は中学生~大学生?って書いたけど、私の場合音楽で思い出すのってほとんど高校時代ばかりだ。
そして大体が当時の彼氏と聴いていたとか、そんなんばかりで、自分に少し呆れてしまうね。

ここまで書いて、色んな方の「青春ソング」を知りたくなりました。

今が一番楽しいと言える自分になりたい

2023年のいま、私が聴いているのは、2歳の息子がたどたどしい言葉で歌う、ちょうちょやチューリップ、カエルのうたなどの童謡、ニコニコして体を揺らしたり足踏みしたりしているアンパンマンやシナぷしゅ。
音楽を楽しむ息子はとっても可愛いし見ていて微笑ましい。
けれど今はこれが当たり前で、聴いて感傷に浸るとか、そんなことはない。
「青春ソング」みたいに、いつか、懐かしい…と感傷に浸る日が来るのだろうか。

未来に後ずさりしながら過去だけを見て生きる

JR上野駅公園口(柳美里)

私はわりと過去に生きている人間だと自覚していて、以前読んだ小説のこの言葉にどきりとしたことがある。
いまの私は、それなりに優しい夫ととっても可愛い息子がいて、両親も元気だし、人間関係には困っていないし、お金が足りないわけでもない。
とても幸せなはずなのに、過去を見て「あの時楽しかったなあ」とか思いながら今を生きている。

2歳の息子が歌う歌を思い出して感傷に浸るころには、「あの頃楽しかったなあ」と思えるようになりたい。

そんな日が来ることを願って、過去を大切に持ちながら、今日も一生懸命に生きていく。


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