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A Cold

風邪をひきました。
ひきはじめの葛根湯も虚しく闘いに負けて症状は悪化の一途。
これは結構ヨーロッパあるあるだと思うのだけど、病院は緊急性がない限りは日本ほど気軽にいける場所ではない(予約がすぐ取れない、取れた頃には治ってる、行ったとしてもオランダに関してはとりあえずのパラセタモール処方)ので、基本的に現在は仕事は自宅で・勤務時間も自由に選べるというのもあって、体調を崩した時には体を温める・睡眠をしっかりとる・ハーブティーを濃いめに入れて飲む、蜂蜜やビタミンなど栄養を摂る、といった自然療法に頼っているし、それが結局最短な気もしています。

なのですが、私はもともと風邪が喉にきやすいタイプで、今回も咳が始まってしまいました。
このご時世、咳していたら疑われるのはたった一つ、ということで一応手持ちの簡易テストをしたけど、これは陰性。
咳の厄介なところは、睡眠をめちゃくちゃ邪魔して体力を著しく奪ってくる!というところで、こうなっては薬の力が必要と、いざ最寄りのチェーン薬局Kruidvatへ。

グーグル先生にお尋ねの結果、このシロップタイプ推しを多く見かけたので購入してきました。
何やら咳にはWetとDryという判断基準があるらしく、痰が絡むか絡まないか、というので薬にも違いがあるようです。
痰や鼻水を柔らかくする?出しやすくする?みたいな成分がWetの方には入っているらしく、私は今回そちらを選びました。
結果は、結構効く!飲んで割とすぐ咳も静かになって、心なしか喉もスッとするような感じです。

私が買ったこのbroomhexine HCK drankなるもの、いろんなブランドがありましたが、この薬局のプライベートブランドのものが最安値で€4弱くらい。安い。
効かなかったからもっと高いの買ってみるかなとお試しで選んだけど、効果を実感できて嬉しい限り。
味は子供の頃誰しもが体験した風邪薬のシロップのそれです。

ちなみに写真に写っている他の二つは、個人的にずっと信頼しているのど飴たち。
Strepsilsはいろんな味があるのと、このシルバーのパッケージは効果が強化されたものみたいだけど、結果そこまで違いを感じなかったので、みんなにはノーマルのレモン味を私はお勧めします。

それと今日の余談として、ヨーロッパのポケットティッシュについて。
初めてこれを買った時、何これ固っ!紙ナプキンじゃん、一枚がデカすぎるし、鼻痛いんだけど。。ととても驚いたものでした。
アレルギー性鼻炎持ちなので、日本ではふわふわのしっとりしたティッシュをずっと愛用していて、それをこっちにも持ってきて愛用し続けていたある日のこと。
日独カップルの友人遊んでいて、ドイツ人彼が鼻をかみたいからティッシュある?と聞いてきたので、すかさず、日本のいいティッシュあるよ!!試してよこれ!!と前のめりで出そうとしたところ、彼女が「あーダメダメ、そのティッシュ薄くて鼻かむときの威力に耐えられないから」と言われ、ヨーロピアンの鼻かむ威力どんなもん、と笑って終わったのです。が。

いつしかふわふわティッシュのストックは枯渇し、仕方なくこのヨーロッパ産ポケットティッシュが日常化していた私にも、その瞬間は突然に訪れたのでした。
日本の優しき友人が支援物資として送ってくれたパッケージの中にあったそれを懐かしく嬉しい気持ちで、これこれ〜と使った瞬間、うすっ!!小さすぎ!!破れちゃったよ3枚ぐらい重ねないと無理じゃん!!と。
悲しきかな、人はいつも無いものねだり。
そして慣れとはこわいな、と、ティッシュ一つにも哲学があったのでした。

よく見たらextraでソフト&ストロングって書いてある。
一応このような配慮は持ってくれているようだけどこの二つは共存できるのだろうか

この週末は本当ならブリュッセルに行く予定だったのに、この感じは果たしてどうなるか。今日はこの薬によってよく眠れることに期待して、、
皆さんもご自愛くださいね

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