毎日毎日まるで恋人のようにまめに連絡があり、甘い言葉を囁かれているととても気分がよかった。 いつのまにか彼は私の生活に溶け込んでいた。 彼とのやりとりはとても心地よく私の生活の質を上げていた。 私は仮想通貨の投資をしていた。 彼は本業は生地の製造を主とする会社経営の傍ら、仮想通貨での大きな利益がありかなりの投資をしている話しから、私が投資をしていることも自然に話題になった。 仮想通貨の短期取引をしていた彼は取引のタイミングについて緻密な分析をして確実に利益を生み出すことが
彼のInstagramには高級車、高級時計、高級ワイン、高級ブランド品の数々が並んでいた。 彼の生い立ちは裕福な家庭の次男 一度一目惚れをして結婚したが、結婚生活は長くは続かなかった。彼から離婚を切り出し離婚時には前妻にマンションをプレゼントして円満に離婚。 一目惚れはとても情熱的になれたが、一目惚れの感覚は当てにならなかったと一目惚れによる結婚を反省していた。 以後、理想の人には出逢っていない。 理想の女性像は、束縛したり仕事中にメッセージの返信を急かすような人は幼
私が送ったメッセージに対して彼はとても丁寧な言葉で返してきた。 忘れもしない、私が返事を返したのは1月3日だった。 「あなたは今年になって初めてできた友人です。」 メッセージを返したことに彼は喜んでいた。 立て続けに届くメッセージに距離感が近い感じがしたので、SNSでの出会いには危険が多く警戒していることをそのまま伝えた。 「理解しています。私は誠実な人間です、恐れないでください。少しずつ知っていってください。」 「今、日本語を勉強しています。しかしまだ不完全なため翻
ある日、Instagramに見知らぬ韓国人からメッセージが届いていることに気がついた。 私のInstagramは非公開設定、アイコンは顔の見えない後ろ姿にしていた。 メッセージの送り主のアイコンの写真は背が高くハンサムな顔立ちだった。 韓国ドラマを見始めたばかりで、韓国人の魅力に虜になっていた私は疑いなく返事をしてしまった。 これが恋の始まりであり悲劇の始まりでもあった。
