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指導者

「人の役に立つ武道家になる」
という私の今の目標には、
一つだけ目標としての欠点がある。

それは、目標でありながら「私が武道家である限り、ある意味生涯達成することができない」というところだ。

私が望むのは"武道家として人の役に立つ"こと。

今通っている少年剣道の道場は、
私が今武道で特に注目している「子供の剣道人口の減少問題」に自分が出来ることは何だろう?と考えた結果、

「よし!まずは身近なところからだ!」

と思い、研究・勉強・自分にできる指導・お手伝いなどなど、、色々兼ねて敢えて人数の少ない道場を選んで入団させていただいた。

実際に現場に入って今の子供達と接したり指導させていただくと、やっぱり楽しい。
「私は叱られるたびにトイレに逃げ込んで育ったな」とか、道場で一緒に育った同期や後輩のことを思い出した。

そこで最近、
自分の出身道場で年齢を重ねるごとに
なんとなく指導のサポートや元立ち(子供の稽古を受ける役割)に周り、指導者"側"にいた時と、

週に2日、1時間〜1時間半しかない稽古で
年長さん〜小学生中学年くらいの初心者に何をどう教えるかを、"彼らの先生"である私が考え、育てていかなければならない"今"、、

この二つは何かが違うと感じた。

でもなんだろう?単純に指導者っぽいのか指導者なのかだけの差かな?…なぁんかそれだけじゃないような気がする。

ーーああそうか、なるほど。

このnoteを書いていてようやくわかった。
指導者"側"にいた頃と今とで何が違うのか。

「責任」だ。

きっとこの記事を読んで下さっている
経験豊富なベテラン指導者の皆様にとっては「ごく当然のこと」だと思いますので、流していただくか、懐かしいなと思っていただければ嬉しいです。

けれど私もたぶん、自分で学ぶ前に誰かの書いたこういう記事を先に読んでいたら「責任があるのは当然だよね、先生だし」と思っていたと思う。

誰かの記事を読んで自分も知っている・分かっているつもりになる、もしくは「先生はそういうもの」と思っているのか、、実際に体験・経験をして知るのか。

普段無意識でも根底にはあるのか、
普段無意識かつ根底にもないのか。

……勉強は楽しいですね。
良い指導者になれるよう、
これからもしっかり頑張りたいと思います。

ありがとうございました。

#剣道 #稽古 #少年剣道 #道場 #指導 #ラダー #剣道女子

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