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結婚すると思ってた彼氏にフラれて結構引きずった話

コロナ禍真っ盛りの2021年2月、30歳の誕生日を迎えた私は、程なくして当時付き合ってた年下の彼氏にフラれた。同じ職場で、好きなものや価値観が似てて、一緒にいてとても居心地がよくて、人として尊敬できて、甘えてくるのがかわいくて、優しい彼だった。「この人と結婚するんだろうな」と思っていた。

あれからもう3年も経った。
まだ3年しか経っていない。

しかしタイトルにもあるように、私の闘いは終わった。「そろそろ前向きになれてきた」と思うようになった頃、彼が私の次に付き合った人と結婚していたことを知ったのだ。

まだ好きなのに別れを受け入れたこともあり、その後の彼の相手が職場内だったこともあり、その失恋は私にとって人生最大の失恋で、屈辱で、悔しくて、苦しくて、羨ましくて、自分の全てを否定したくなる経験になった。

心の整理をつけたつもりでもなぜか忘れることができず、いつまでも脳裏に彼の存在がよぎり、脳内でいつものノリの会話が繰り広げられたり、いい感じに落ち着いてきたかと思うと夢に出てきたり。職場で会ったり。私に新たな好きな人ができるわけでもなく。

かと言って「まだ忘れられない」なんて誰に相談しても「次行きなよ」と言われることなんてわかっていて、結局周りに打ち明けられず、一人で抱えてきた。

一言でいうと、とても苦しんだ3年だった。

でもとにかく前に進まなきゃ、自信を持ちたい、自分を変えたい、ともがいた3年でもあった。

振られた時の理由は、「好きかわからなくなった」「家族みたいになった」で、「それって落ち着いてきたってことだからいいんじゃないの?」という話など含めて色々話し合い、彼に当時結婚願望が無かったことや、私も彼に「顔が丸い」「頭でかい」「首ない」など容姿をいじられる関係性に若干無理を感じていたこともあり、「あぁ、もうおばさんに見えてるんだな。このままじゃ無理なんだな」と思い、別れた。

今思えば慣れる前の一人暮らし。土日はほぼ毎週遊びに来てくれるのは嬉しかったけど、遊びに来てくれる間は掃除や洗濯も気を遣ってできなかった。仕事も忙しくて家事も疎かになってたし、「生活力」も感じられなかったんだろう。実家によく帰っていたことも言われたなぁ。

そしてそれらが相まって、自分に自信がなくなっていた。彼と付き合う前は割と自分に自信があるタイプだったのに、素直な彼に色々と冗談まじりに指摘されるうちに「私ってだめだな」と思う癖がついていった。それによって彼が他の女の子と飲みに行ったりすると不安になったりして、自爆。

完全に負のスパイラルに陥っていた。

とは言え、別れる時には「◯◯(私)の何が悪かったとかじゃない」「一緒にいて楽しかったことは間違いない」「感謝してるし、人として尊敬してる。大事な存在。いつまでも味方でいるよ」なんてことも言ってくれた。

別れてからは、仕事に打ち込むほか、パーソナルジムに通ったり、自分に本当に似合う服•着たい服を研究したり、料理の練習、ためがちだった水回り掃除の習慣化、断捨離マインド、自分の意見に自信を取り戻した、人と会う時も人任せでなく自分から行きたい場所を提案したり予約する人間になった、などなど、「変われない」と思ってたところを、変えてきた。

それでもまだ完全に吹っ切ることができず、引っ越しもしたし、彼を思い出してしまう物はそのタイミングでほとんど捨てた。

アプリをしても、婚活センターに登録しても、周りには言ってないが、「いつか戻って来てくれるんじゃないか」と3年間うっすら期待していた。

しかし、彼は前に進んでいた。

今は正直、苦しい。もう完全に終わっていたという事実。振り返るとどうしても「あの時もっと踏ん張って自立していたら」「自分に余裕を持てたら」「別れた後もっとダイエットを頑張ってイメチェンを図っていたら」などの後悔と自責の念がが波のように押し寄せる。

客観的に見ると、たらればは無意味だし、その時の自分にはそれしかできなかったのだ。
でもまだまだ苦しくて、思い出しては自分を責めてしまうので、あとで読み返すように記録する。

ここまで自分を変えてくれたという意味で、彼はある意味自分の人生に必要な「運命の人」だったんだろう。ここまで好きじゃなかったらここまで苦しまなかったし、ここまで苦しまななかったらこんなに変われなかったと思う。

私の結婚相手にはもっと素敵な人が現れることを信じて。

田中みな実が藤森と別れて辛い思いをした後、亀梨くんと付き合えたように。。。笑

別れがあれば出会いもあるはず。
頑張ろう、自分。

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