始まりは終わりの始まり
1年前の今日、なにしてたかなってカメラロールを見た。
元カレ(Sくん)の家で起きて一緒に朝練に行って、お昼ご飯は部活のみんなと食べた。その後はSくんとショッピングモールにお出かけに行って、夜ご飯を買ってSくんの家に帰ってきた。
クレーンゲームで大きな恐竜のぬいぐるみを取ってもらえて写真の中の私はとっても可愛い笑顔だった。
1年前の私からしてみたらただのなんでもない普通の日常。
でも今の私からしたらそんな日常が遠い昔話みたいな感じで、今になって目の前の全てが幸せだったんだなって思う。
よく「始まりは終わりの始まり」っていうけど、本当にそうだと思う。
最近の私は、それまで他人だった誰かと関係を始めたらいつかは終わりが来ちゃうって思ってしまう。
その人に自分の時間とお金と感情をいっぱい使っても、今の時代、指先ひとつで関係を終わらせることだってできてしまう。
時間をかけて築いてきた関係だってどちらかが冷めてしまえば一瞬で終わってしまう。
高校から現在まで3人の人とそれぞれ1年以上付き合ってきたけど、始めてしまった関係を終わらすことは本当に心が苦しい。
何回経験してもきっと「あ、もうそろそろ私たち終わっちゃうんだ」って感じるあの感情は心の奥にこびりついて忘れることはないかな。
だったら始めなければいいって思うけど、きっとあの瞬間、あの時感じた感情、あの頃の思い出たちが今の私をつくっている。
だから、終わりが来てしまった関係も、今続いている関係も、これから始まるかもしれないまだ存在すら知らない人との関係も、悲観的にならずに私の大切な記憶の一部だってことにしたい。
でもやっぱり繋いでいた手を離して他人になってしまうのは何回経験しても悲しい。
始めなければこんな幸せは味わえなかったし、始めなければこんなに辛く悲しまなくても済んだ。こんな矛盾だらけの人生だけどこれが私なのかなって。
何が言いたいかって?笑
好きな人と手を繋いで寒いねって言いながらお散歩したいです。笑
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