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脱サラトレーナーが伝えられること【逃げ癖】

僕の人生の大きなテーマのひとつは「逃げ癖」だ。
学生のころの 宿題をやらないといった 小さな逃げ や
人間として自分の見たくない醜い部分をみないといった 重要な局面からの逃げ

ずっと僕は逃げてきた。

しかしそれに気付き、もがきながら進んだ結果
ひとつの到達点にきたと感じている。

もちろん道半ばではあるが、
一歩を踏み出すことができない人の
背中を押すくらいの力はあるかもしれない。

逃げずに身体に向き合い続けたひとつの形として
フィジークという競技で小さい大会で入賞もした。

抱えていた人間関係での悩みも無くなった。
大切な友人もできた。

きっと2年前の決断がなければ
今も逃げていたことだろう。

そして逃げていることを認識することからも逃げて、
学生時代のことしか話すネタのないおじさんになっていたかもしれない。
あるいは人間関係に限界がきて精神的にまいっていたかもしれない。

それと決別するきっかけになったのは間違いなく筋トレだった。
今もこれを書きながら左右の肩に筋肉痛の萌芽を感じている。

感じながら
あのとき あの1セット頑張ったなあ
あえて重量上げて良かったなあ
と逃げなかった自分を褒めている。

何かに取り組む時、逃げたくなる。
辛いし少しだけ逃げちゃおうかな。そんな気持ちになる。

僕も百発百中で課題に向き合えるわけではないから
定期的にこれからの文章をみて自分を鼓舞しようと思う。

トレーニングという小さな勝負に逃げず立ち向かう。
その積み重ねが人生の逃げ癖を克服してくれる。

僕は精神的に弱い。すぐ逃げようとする。
けどトレーニングがあれば立ち向かっていける気がする。

トレーニングのことを伝えられるのはもちろんだが、
そういった内面との向き合い方が僕の教えられることだと思う。

同じような悩みのあるひとはチラ見していってください。


成績の良いバカ

2年前まで僕は一般企業で勤務していた。
比較的ホワイトな環境で勤務していたものの、
当時の状況に満足できなかった。

何かに熱中している感覚がない。ただ時間を空費しているだけ。

日々の仕事はとても単調で毎日毎日 会議資料の準備や
単純作業の繰り返しに退屈していた。

つまらない。
これが当時を象徴する言葉だった。

かといって新しい会議の形を提案したり、
これって意味あるんですか と意見を言ったりすることも面倒だった。

理想だけ高くて、なのに怠惰だった。

日々つまらない生活を送るうちに
半分心地よさを感じている自分もいた。

世間一般よりは高収入だし、
そこまできつくないし、たまにボーナスで遊べるし。
これくらいでいいだろう。

転職も副業もあるし何とかなるだろう。
手に入れてもない可能性を頭のなかで想像して
悦に浸るのだけは一流だった。

このときの僕は半分現実を受け入れて
しかしどこかで理想を追い求めるのを
あきらめ切れなかった。中途半端のバカだった。


単純作業に破壊された気持ち

とはいえ現実はやはり退屈ばかりだった。
当時僕は工場に配属されており、
8時から18時まで7秒間隔で流れてくる木の板を
右から左へ移し続ける作業をしていた。

正直あたまが狂いそうだった。

単純作業は人と対話することがない分、楽ではあった。
しかし、さすがにこのままではキャリア的に大丈夫か?

危機感を覚えながらも行動できなかった。

いや、正確にいうと行動はしていた。
副業で月数万の収入をつくるため朝から写真を撮りに行ったり、WEBをカタカタいじったり、理想の彼女を作るため頑張ってマッチングアプリに登録して女性と会ったりはしていた。

しかし心から満足することができなかった。

決定的に足りなかったのは好きになった女の子にモテないことだった。
さすがに社会人になって女の子にキモい長文メッセージを送ったり
はしない自制心を身に付けていたが、外面はそうでも内面はあまり変わらなかった。

これ以上副業を頑張るの、イヤだな。
アプリも疲れたな。でもどうすればいいのか。

何かをしなければいけない。
現状を変えなければいけない。

自分でできる、何らかの変化。
僕は筋トレを選択した。

筋トレをやって筋肉つければモテるんじゃないか。
マッチョになったら何か違う視点から見られるんじゃないか。

その程度の認識でトレーニング、ボディメイクに打ち込み始めた。
(そして本音を語ると疲れるので一旦、文章から逃げて休憩することにした)

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