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サステナブルなファッション界へ。新ビジネスモデル

平日は毎日 #ファッション雑学  を書いていますが、週末にはファッションに限らず日々の雑記を書いています。
今日は平日なのでファッションの話。

先日このnoteでも書いたこんな話。

この話にも繋がります。

そして、ここ最近ショップでもよく目にする光景があります。

それが…


「スタッフの私物を販売する!」


という、新しい形の販売方法です。
言ってしまえば古着です。

これ、現役で販売をしている知人にも聞いたんですが結構売れるらしく、そこのお店では販売価格の40%がお店の取り分で、60%がその本人となっているそう。

スタッフには売れれば給与とは別でお金になるし、お店も販売手数料で収益になる。
まさにwin-winの利害関係で出来るのです。
やはり、アパレル販売はとにかく持っている服の量が一般の人より多いので、良いものが着られず眠っているなんてよくある話。
しかも新しい服がどんどん増えるので着ていたとしても着用回数は数回程度で状態も良く、物によっては着ていないなんてこともあるくらいです。

これは自分自身まさにそうだったのでよくわかりす。1回しか着ていないなんて服たくさんありましたね。なんなら今も似たような状況の服があったり…

最近言われている大量廃棄の問題の観点から見ても非常にいい取り組みだと思います。
「着れる服を着ない人が所有する」の、ではなく「着れる服を着る人が所有する」という至極当然とも言えるこの流れはもっと広まっていいんではないかと思います。

しかし、これもショップ側からしたら少し問題があって、言ってしまえば新作ではなく古いシーズン物なわけです。
みんながそれを買うということは新作が売れなくなってしまいます。
ショップ的にはトレンドや、今これカッコいいよね!って提案している物が売れずに、そっちの古着ばかり売れるとそもそも売上も下がるし、また大量に新作の服が残るわけです。

この辺は価値観ですし、古着を着たくないという人もいれば、新作を着たいと言う人もいるで、どっちが良いとか悪いとかの話ではありません。

ただ、どうやら古着でもいいという人が結構多くいるようで、広い目で見ればサステナブルな取り組みとしていいと思いますが、業界的には難しい部分もあるみたいですね。
そりゃ定価で買ってほしいですよ、その方が利益取れるわけですから…

この辺は業界の動向を気にしながら見ていこうと思います。
恐らく今ままで作っていた型数を減らしたり、そもそもの生産数を減らしたりするとは思いますが、その数値の設定って難しいですよね…

と、何故こんな話を書いたかというと、あのパタゴニアがこんな企画をはじめました。

パタゴニアはもともとファッションのサステナブルな取り組みに前向きな企業なので、ポップアップとして大々的にやるようですね。

そんなわけで今回は新品を売らないをテーマに書いてみました。
みなさんはこの取り組みどう思いますか?
僕はもともと古着は好きなので賛成ですが、こうすると今度はお店の数が減るとか、欲しい物が生産数少なくて買えないとか、そんな問題も出てきそうですね。

ではまた書きまーす!

#ファッション雑学
#サステナブル
#新品を売らない

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