ファッション遍歴
平日は毎日 #ファッション雑学 を書いていますが、週末にはファッションに限らず日々の雑記を書いています。
今日は平日なのでファッションの話。
noteの企画で今「#ファッションが好き」をやっているので、自分のファッション遍歴を書いてみようと思う。
【小学生時代】
振り返ると、いつからファッションに興味をもったのか…
はっきりは覚えていないが、中学1、2年の時だったかな。小学生の時はまったくファッションに興味がなく、それこそ一年中短パンでいるような男子でした。
周りには「寒くないの?」なんて聞かれるのは冬のおきまりごとで、寒かったと思うけど「寒くない!」なんて強がってたと思う。
と、言うか子供の頃あるあるで髪切った後に「髪切った?」って言われるのがあまり好きじゃなく、長い丈のパンツを履くことを言われのが恥ずかしかったんだと思う。
現に、修学旅行の時にデニムを履いて行った(正確には親に履いて行かされた)時に「長いの履くの!?」なんてすごい言われたことがあり、恥ずかしいって思った記憶がある…
なんで恥ずかしったんだろう…
【中学生時代】
そんな僕がファッションに目覚めたきっかけが、中学生の時、少しベタかもしれないが僕の世代(現在34)ではやはりこの人。
【木村拓哉さん】でした。
なんなんですかねー、あのカリスマ性は…
特に覚えてるのがドラマビューティフルライフで着用していた赤いパタゴニアのフリースでした。
そしてTW200に乗ってめちゃくちゃかっこよかったです。バイク詳しくないけどあのバイクだけは覚えましたね。今も覚えてる。笑
これを見た後に初めてに近いですね、親に言って赤いフリースを買ってもらった事をきっかけに自分のファッション好きが始まります…
そこからはファッション誌を色々読みました。
今思えばあの当時は裏原宿ど真ん中だったのか、A BATHING APE、BOUNTYHUNTER、WHIZ、NEIGHBORHOOD、UNDERCOVERなどなど、あの時はネットなんてなかったのでとにかく雑誌でそんなのばかり見てました。
しかし周りにはあまりファッション好きがいなく、BEAMSやUNITED ARROWSなんてセレクトショップですら誰もわかりません。
というか、自分自身セレクトショップの意味すらよくわかってなかったという…
先に書いたブランドだって名前は知ってる!くらいなもんでしたが、買うことも手に取ることも出来ないながらとにかく雑誌を見て目を輝かせていた記憶があります。
【高校生時代】
さて、そんな中学時代を卒業し高校生になります。
高校生になるとやっぱりみんなファッションに気を使いだすんですね。自分自身アルバイトを始めたことで欲しいものが全部ではもちろんなかったですが、少しは買えるようになったことで好きなものを着れるようになりました。
スニーカーは
converseのall start。
adidasのsuperstar。
NIKEのAir Force 1、dunk。
vansの slip on。
デニムは古着のLevi's。
そして古着のラコステのポロシャツ、古着のポロのシャツ、古着の意味不明なプリントTシャツ…
とまぁ、お金もなかったのでスニーカーは新品でしたが服は古着ばかりでしたね。
あの当時の町田は僕の原宿みたいなものでした。
BEAMSやUNITED ARROWS、SHIPSなどにはSALEの時しか行けませんでしたし、オリジナルと買付の認識もなかったけど、憧れていた店のタグが付いた服は、着るだけで気分があがったのを覚えています。
着るだけで楽しくなれるファッションって素晴らしいなと思い、ファッションの世界へ興味が湧き出したのはこの頃でした。
【社会人時代】
その後高校卒業後社会へ出ることに。
収入も多くはありませんが高校生の時より増えたことでさらに服好きはに拍車がかかり、今度は好きなブランドも頑張って買うようになりました。
スニーカーは昔から好きで、この時期は毎月1足は買ってましたね。笑
今ではレアスニーカーとか、コラボとかよくありますが、僕の場合はあの時はDUNKばかりでした。
一体あの時のスニーカー達はどこに行ったのか…
そんなことで仕事をしながらファッション熱は変わらず、ファッションとは関係のない仕事をしていましたが好きなことを仕事にしたいと思い約1年で退社。
満を持してファッション業界へ入ります。
【憧れのファッション業界へ】
そこから色々ありましたがなんとか大手セレクトショップへ入社。
最初に言われた今でも覚えている言葉は
「お前、トラディショナルなブランド知らないな」って言葉ですねー。
内心「知らねーわ!」なんて思ってましたね。笑
まーそのあとちゃんと勉強しましたが…
僕のファッション業界へ入った時期がモード全盛期で、あのエディ•スリマンのディオール•オム時代です。わかる人はわかると思いますが、ブラックスキニーの流行りの時期です。細身がトレンドでトラッドとかクラシコとか言われてもねー、モードかっこいいしみたいな。
あの当時は着ていたブランドはMartin Margiela(マルタンマルジェラ)※現MAISON MARGIELA、BALENCIAGA(バレンシアガ)、ALEXANDER McQUEEN(アレキサンダーマックイーン)と、まーハイブランドばかり。
古着のラコステ時代の僕はどこへ行ったの…
そこから自分のファッション感や好みが劇的に変わる人物との出会いがあります。その人物が。
【藤原ヒロシ氏】
もともと藤原ヒロシ氏の作る音楽は好きで、特にコレ。
クラシックを藤原ヒロシ氏がリミックス。
このCDが好きだった事もあり、藤原ヒロシ氏の存在は知っていたんですが、知れば知るほどファッション界にめちゃくちゃ影響力のある人で、そこで自分のファッションの歴史を振り返えることになります。
そう、最初にファッションが好きになって、かじりつくように見ていた中学時代。
あの頃見ていた雑誌に載っていたブランド達は藤原ヒロシ氏周りのブランド達で、記憶にはないですが恐らくあのGOODENOUGH(グッドイナフ)も目にしていたと思います。
面白いですよねー、色々着てみたけど今で言うストリート的なブランドがまた好きになるという…
よく言うファッションは繰り返すを自ら体現した気がしています。
最後に、ファッション業界へ入り記憶に残っているエピソードがいくつかありますが、そのなかから1つ書いて終わりにしたいと思います。
その方は結婚式の二次会用の洋服を探していました。
しかもご自身のです。
カジュアルな二次会だからラフで大丈夫と言う事で、アンコン(裏地や肩パッドがついていない)のジャケットのセットアップを提案。パンツも少し太目のタイプで、インナーもシャツではなく薄地のニットをカットソーっぽく着るコトを提案しました。
その後約1ヶ月後、そのお客さんが奥様と一緒に現れました。
すぐに僕も気付き、その時のことを聞いたところご本人と奥様からすごく嬉しい言葉を頂きました。
「周りからの評判もすごくよかった、あの時はありがとうございました。」
僕自身は買ってもらってありがとうございました。なのに、逆にお客さんからありがとうと言ってもらい、更にはそれだけ言いいたくて妻も連れてきたと言っていただき、僕自身すごく嬉しかったのと、ファッションひとつで人の気持ちを変えられることを実感した瞬間でした。
もともとその方はそんなにファッションへ興味があるわけではなく、結婚式もスーツだからとさほど悩まなかったらしいんですが、二次会をカジュアルにしようとしたら自分が何を着たらいいかわからなくなったとのこと。
そんな時に勧められた洋服を着てみたところ、自分自身も楽しい気持ちになったし、周りからも変化を褒められたと言っていました。
その後もその方は定期的に来られて、色々ファッションの話をしました。どんどんファッションが好きになっていくのが僕自身見て分かったし、嬉しかったのを覚えています。
自分はもちろんファッションが好きだし、気に入った服を着た時の高揚感は今も変わらずありますが、その影響を周りに、良い方向に与えられたら、いちファッション好きとして嬉しいです。
服ひとつで印象はいくらでも変えられる。
素敵なファッションの楽しさをもっと伝えられたら僕自身も嬉しいです。
高い服なんて着なくてもいいんです。ユニクロだっていい服です。正解なんてありません。
是非、ファッションを楽しんでください。
僕自身、これからも自分なりにファッションを楽しもうと思います。