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リクルートを退職してタイに移住します🇹🇭

はじめまして、橋本悠といいます。

この度、8年間勤めたリクルートを退職して、8月からタイに家族と移住することにしました!
※この文章はタイ行きの機内で書いています。

これをきっかけに、自己紹介も兼ねてnoteを書いていけたらと思っています。
第1弾のテーマはタイに移住する理由です。

早速ですが本題に移っていきます!

リクルートでやってきたこと

リクルートでは、入社以来8年間ずっと、旅行サイトの『じゃらん』を担当していました。

営業部で営業や事業企画など約5年経験して、直近はプロダクトマネージャーとしてじゃらんアプリのユーザー体験を改善するお仕事でした。

担当していたじゃらんアプリ(URL)

タイ行きにつながる思い(Will)として、じゃらんのプロダクトマネージャーを経験したことで、旅行の”現場”でゲストに関わりたい旅の体験をデザインしたいという思いが芽生えました。

旅行サイトの提供価値は旅の前が中心になり、オンラインで旅の中で提供できる体験にはどうしても制約があります。
自分にとっての旅の醍醐味は、やっぱり旅の最中でのリアルな体験。中でも、ホテルは旅の体験の重要な部分です。ホテルという旅の現場は、ゲストの体験をデザインできる機会にあふれているはず。そう考えているうちに、ホテルを紹介する仕事から、自分がホテルをやる側にシフトしたくなったという訳です。

加えて、学生時代にミャンマーに行っていた経験から、いつかは東南アジアで事業がしたいという思いもありました。

前職に対してネガティブな気持ちはなく、そんな思いがつのって飛び出すことにしました。既に9年目を迎えていて、その間もずっと卒業後のキャリアは悩んでいたので、ようやくという気持ちでもあります。

これからタイでやること

結論を書くと、タイでホテルを運営するスタートアップに入社します!

会社の名前はKoko Global Hospitality
タイの会社なので、日本ではほぼ知名度がないこの会社。
どんな会社なのか簡単に紹介すると

  • 2016年にバンコクでオープンして現在は20以上のホテルを運営。2035年には1000店舗を目標にしているスタートアップです(タイではバンコクだけじゃなくプーケット、チェンマイなど各地に展開。日本の函館にもあります)

  • 主力のホテルブランドは”Kokotel”。価格は1部屋1万円以下でお手ごろ。ロビーにすべり台があったり、羊のマスコットがいて、子連れや若者グループも楽しめる、エンターテイメント性をもったホテルです。

  • CEOは日本人、一緒に働く同僚はほぼタイ人。社内の言語は英語です(タイ語だったら入社できてない笑)

Kokotel1号店のロビー


一言で言うならタイ発のホテルチェーンなのですが、もう少し解像度を少しあげると、自社で土地と建物は持たず、ホテルの運営に特化したホテルオペレーターです。業界用語では“所有と運営の分離”と言われるホテル経営を実践しています。(あの星野リゾートや、マリオットも基本的にはこのスタイルという理解です)

ホテルは無数にあるわけですが、この運営に特化する戦略が差別化のポイントになります。タイだと中小規模のホテル(200室以下くらい)は、地元オーナーが土地や建物など資産を保有してホテル経営してることも多いのですが、ホテルの運営は専門ではないし、日々の運営は面倒なことも多い。そこを一気通貫でまかせてもらうことで、ゲストの体験もよりよくデザインできるし、本社機能にノウハウと人材をためて現場は少人数に絞ることでコストを下げてオーナーの収益も改善するという狙いです。

ホテルオペレーターって、実はオーナーとゲストをつなぐリボンの中心にいるんですよね。両方のステークホルダーにとっての最適解を探して、両方のパイを拡大するということが求められるという点はリクルートのビジネスモデルと共通していて、ホテルのビジネスも”リボン図”型のビジネスだと思います。
ホテルをやりたいと思った時に、色んな方向性があり、小さく自分ではじめる選択肢もあったかもしれません。ただ自分には、この仕組みを広げる役割がリクルートでやってきたこと(いわゆるCan)と親和性が高く、社会に与える影響が大きいと感じられたのでした。

入社後は、社長室に入ります。ゲスト向けのブランディング、オーナー向けのPRなど、制約を設けず活動していきます!

入社までの経緯

最初に会社を知ったきっかけは、社長である松田のインタビュー記事でした。

アセナビ「22世紀に語り継がれるレガシーを生み出す Kokotel (Thailand) CEO 松田励氏」

「自分が大好きな東南アジアでホテルをやりたい」と思い調べていったところ、このインタビューに行き着いたのでした。

本社がタイにあること、松田の語るビジネスモデルや、数年で20店舗に拡大した実績を知り、尊敬とともに、勝手ながら働くならここだ!という直感が働きました。

しかし、社長とのつながりがあったり、求人があった訳ではありませんでした。
そこで“ここで働かせてください!”と松田に直接FacebookのDMを送ってみたのでした(千と千尋さながらですね)。

結果、そこから松田と会わせてもらい、タイに飛んでホテルにも泊まり、いくつかのプロジェクトをリモートでお手伝いさせてもらい、入社に至ったというのが経緯です。

つながりもない中でDMを送って、ホテルのオペレーションも未経験。客観的にみれば、よく採用してくれたなと思います。(妻にもよく会ってくれるね、と驚かれたのを覚えています)

「東南アジアでホテルをしたい」という自分の思い(Will)と、会社のビジネスモデルやいまのフェーズで求められるスキルや経験(Can)。その両方を信じてもらい、挑戦する機会をもらえたことに感謝しています。

一緒にはたらくタイの同僚たち(会社HPより)


さてすっかり長くなってしまいました。
ここまで読み進めていただいた方がいることに感謝です。次が最後のパートです。

今後noteで書いていきたいこと

・タイでの仕事のこと。タイでホテルにたずさわるなかでの気付き、現地採用として働くことの気付きなど。こちらがメインになる予定。

・タイでの生活のこと。妻と0歳児の3人家族での海外移住での気付きなど。

身近な友人でも、なかなか話せていない人も多いので、興味があれば読んでもらえたら嬉しいです。

また、同業のホテル業界の方、タイ在住の方にも、関心が重なる部分があれば、このnoteをきっかけにつながれたら嬉しく思います。

次は、少し時間をさかのぼって、ホテルを東南アジアでやりたいと思った理由を紹介できたらと思います。すこし自己紹介パートが長くなりますが、お付き合いいただけたら嬉しいです。

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