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#63 胃の役割

こんにちは。

薬についてちょっと詳しい人(薬剤師)です。

日々の業務で感じたこと、気づき、疑問をつづっています。

突然ですが、胃薬って飲んだことありますか?

どんな時に飲みましたか?

胃が痛い…胃もたれが…なんかムカムカする…みたいな時でしょうか。

(あいにく私は胃もたれというものを生まれてこのかた経験しておりません。)

ドラッグストアにいっても胃薬って種類いっぱいあるし、どれ選べばいいのか…って思いますよね。

今回からは、”胃薬にも種類があって、分類されているんだよ” という話をしてみたいと思います。

でも、胃薬の話をする前に、

そもそも胃は何してんだい?

って話です。

胃は太ったバナナみたいな形をしていて、上から胃底部、胃体部、幽門部の3つに分けられ、胃の入り口を噴門(ふんもん)、出口を噴門(ゆうもん)といいます。


胃の主な働きとしては

・食べたものをためておく
 噴門部と胃体部(つまり、上の方)が弛緩して、入ってきた食べものを収容

・食べたものを消化する
 胃の下の部分がリズミカルに収縮して、食べものを消化しやすいように胃酸や酵素と混合したり小さく粉砕したりする

・消化された食べものを少しずつ腸に送り出す

・ビタミンB12の吸収に必要な糖タンパク質を分泌する

などがあります。

胃の内面を覆っている細胞は、粘液、塩酸、ペプシノーゲンという3種類の物質を分泌します。

胃がうまく機能しなかったり、胃で分泌される攻撃因子と防御因子のバランスが崩れたりすると、胃痛や胃もたれなどの症状が現れると言われています。

ざっくりと胃の役割についてわかったところで今回は終わりにしたいと思います。

次回は、「胃薬の種類」についてお伝えする予定です。

疑問、質問あればお気軽にご相談ください。
あやこのお薬相談室

参考:薬がみえるVol.3
   MSDマニュアル家庭版
   オノオンコロジー

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