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#12 似ている名前の薬で困惑した話

こんにちは。

薬についてちょっと詳しい人(薬剤師)です。

日々の業務で感じたこと、気づき、疑問を綴っています。

先日、外国の方が来院され、アスベリン®︎という咳止めが処方されました。

簡単な日本語で薬の説明をしていたんですが、患者さんの様子がおかしい…

「アスピリン、ダメ。のめない。」

って言うんです。

確かに、アスピリンという薬は存在していて、アスピリンや解熱鎮痛剤などによって喘息が誘発される方がいます。(アスピリン喘息)

ですが、今回はアスベリン。

私はカタコトの英語で、

「これはアスピリンじゃなくて、
 咳止めのアスベリン。ア・ス・ベ・リ・ン」

と言っても通じない。

さて、どうしたものか。

そこで私が使用したのは、”くすりのしおり”というサイトです。

このサイトは、薬品名を入力すると、薬局でもらえるような薬の説明書が表示されます。

英語版もあるので、今回はそちらを利用して、患者さんに見せてようやくご納得いただけました。

薬って似たような名前のものが多いよなぁと思ったのと、自分の英語力のなさを痛感したので、語学力も磨いていかないとな、と思った出来事でした。

ちなみに、海外旅行に薬を持って行きたいときに、自分で薬の説明ってなかなかできないですよね?

そんな時はこのサイトを利用して、英語版を印刷し、持ち物に入れておきましょう♪

いざというときに役に立つはず!

わからないことは全力で調べてお答えしますので、わからないことや気になることがあればご相談ください^ ^*

みなさんのヘルスリテラシーが少しでも向上するお手伝いができますように。

参考:くすりのしおり 
   https://www.rad-ar.or.jp/siori/

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