見出し画像

#02 おしっこの色が変わる薬

こんにちは。

薬についてちょっと詳しい人(薬剤師)です。

日々の業務で感じたこと、気づき、疑問を綴っています。

今回取り上げるのは、「おしっこの色について」

日常の業務でよく目にする咳止め

”アスベリン”

副作用が比較的少なく、子供から大人まで多くの方の咳症状に使用されます。

シートの中身はこんな感じ。

薄橙色の錠剤なんですが、体の中に入って、代謝されると…

赤い尿となって出てきます!!!!

全然気にならない方もいますが、何も知らないとびっくりしますよね。

このアスベリン以外だと、ビタミンB2製剤の黄色い尿の方が馴染みがあるかもしれないですね。

その他、抗菌薬や止血剤なんかでも尿の色が着色するものがあります。

前もって知っていると、トイレでの驚きは半減するかも。

ただし、血尿だったり、褐色尿だったり、尿が泡立っていたりすると別の疾患が眠っている可能性もあるので、ご自身の健康のバロメーターとして観察しておくことも重要かもしれません。

今回ご紹介した薬以外にも、尿や便の色が変わる薬は存在するので、気になる方はご相談ください ^ ^*

わからないことは全力で調べてお答えします。

みなさんのヘルスリテラシーが少しでも向上するお手伝いができますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?