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Little Diamond 第3話


第3話 初戦!

3-1

今朝は早起きして、すでに準備を整えて朝食をいただいていた。

「あーい!みんな~おっはよ~う!」
ユウトの間延びしたようなのんきな声が、2階から降りてきた。
緊張感のなさが、彼の持ち味だ。

今日は武術大会の予選、初日。
近隣の小さな町や村から見物客が訪れ、ククルの町はいつにない賑わいを見せていた。きっと今日はお店も昼間から忙しくなるだろう。

マスターも仕込みに余念がない。

私とユウトはもちろん、大会に参戦予定だ。

おかみさんがお店のテーブルを拭きながら言った。
「応援行けなくてごめんね~。さすがにこの書き入れ時にお店閉めるわけにいかないのよね」

「いいえ。私たちの方こそ、忙しいのにお手伝いできなくてごめんなさい」

「それは気にしないで。見に行けないけど、応援してるからね!」
おかみさんは、お互い頑張りましょ、とウインクした。

素敵な人だ。
マスターが惚れるのもわかる気がする。

エントリーは、数日前にユウトとふたりで試合会場へ出向いて、無事済ませてきた。

……ただ、あの時は結構大変だった。
ユウトの方から一緒に行こうって誘ったくせに。

「ええぇ!!ジュリちゃんも出場するの?マジでぇ!?!?」

……となって困った。

おそらくユウトは、私がおとなしく観戦するとでも思っていたのだろう。
もちろんそんなわけがない。

幼いころから道場で武術を習っていたおかげで、対戦経験は数えきれないほどあった。

しかしあくまで素手での格闘技の試合であって、武器を持つ相手や魔法使いと戦ったことはなかったのだ。

しかし今回の武術大会はフリースタイル。
何が出てくるかわからない。

何が出てきたとしても、知恵と技と体で立ち向かわねばならない。

……こんなアツいイベント、戦士としての(?)血がたぎらないわけがない。

「や、や、やめといた方がいいよ!絶対ダメダメ!怪我するって!」
ユウトは必死に止めにきた。

いつだったか……王宮の塀を乗り越えてこっそり抜け出したときの、見張り役の兵士を思い出して苦笑した。

「いけません王女!お願いですから!おやめください~!」って。

過剰に心配されるのはもう慣れっこだった。

「大丈夫だって。私、武術やってたから。
それに万が一怪我しても、ほら。治癒魔法使える人がここにいるじゃない」

そう言ってユウトを指さした。

治癒魔法は誰にでも使える魔法ではない。

目に見える外傷を止血するくらいは比較的簡単なようだけれど、見えない部分の診察や治療は医学の深い知識によって人体構造を精密にイメージする力が必要だという。

医師免許がないと開業してお金を取ることはできないことになっているが、魔法学校で医療系を専攻していたユウトにとってそのあたりは得意分野のようだ。

「いや……まぁそうだけど。って、そういうことじゃないっしょ!」
「もしもの時は頼むね〜」
怪我なんかする気はさらさらなかったけど。

子犬のように目をウルウルさせながら訴え続けるユウトを置いといて、ともかく受付を済ませにかかった。

言葉でなんだかんだ言っても実際に戦っているところを見せなければ、「大丈夫」って言葉に説得力がないってことは、これまでの経験で分かっている。

受付のお兄さんに話を聞くと、エントリーシートには名前や戦歴などのプロフィールを記入する上、さらに写真を撮影するという。

これには焦った。

この書類は騎士団の運営事務担当者が目を通すはず。

ジュリアが王女である以上、王宮や王都警備の騎士たちにはもちろん顔を知られている。

直接言葉を交わしたことのある人はわずかだが、もしバレたら間違いなく父に報告されるだろう。

ダメ元で訊いてみた。
「事情があって顔出しNGなんですが、写真はどうしても必要ですか?」

ついつい小声になる。
今考えたらめちゃくちゃ怪しい。

けれど受付の担当者は笑って言った。
「ハハハハ。そういう人、実は多いんです」

彼が言うには写真は身元を確認するものじゃなくて、替え玉を防ぐために背格好や雰囲気を確認するためなんだとか。
顔がハッキリ写っていなくても、当日出場する人が登録者本人であることが分かればOK、と。

名前も会場での呼び出しや記録をつける際に判別するためのものだから、本名でなくてもいいらしい。

意外とルールがユルくて助かった。
きっと彼は運営本部の人ではなく、地元のバイトのスタッフだろう。

結局ジュリアは「ゆりあ」と偽名を書き、変なポーズで顔を半分隠して写真を撮った。

かなり素性が怪しくなってしまった。

けれど幸いジュリアは、過ぎたことは気にしないタイプだった。


数日後、何事もなく宿経由で集合日時が知らされ、その日から宿代は国が肩代わりしてくれることとなった。

しかしお世話になっている手前、もちろん今も店の手伝いを続けている。

3-2

そして迎えた予選初日の朝だった。

ユウトの女子並の準備の遅さに、私はカウンター席でしびれを切らしていた。

彼は先ほど2階から降りてきて控えめに朝食を食べ、そのあと「準備してくる」と部屋に戻ったまま降りてこないのだ。

そろそろ出ないと間に合わない。
「もー!早く!遅刻しちゃうじゃない!」
ジュリアが叫ぶとユウトはバタバタと階段を降りてきた。

「はいはーい、ごめんごめん!装備慣れてなくて」

いつものだらしないシャツにジーパン、その上に不釣り合いな古風なローブ、指輪や腕輪などの装飾品を身につけていた。

ジュリアはちょっと驚いた。
試合なのに、そんなに着飾る必要があるのか。

「何、そのゴテゴテしい恰好?」
「イケてるだろ?」

いや、そんなにイケてない……!

とりあえず歩きながら話そう、とユウトが促す。
行ってきまーす!と声をかけて宿の玄関を出る。

小走りになりながら、彼は説明を始めた。

「魔法使いってのはさァ、一部の体育会系の人を除いては、たいてい強靭な肉体を持ち合わせていないんだよね。だってほら、デスクワークだから」

「デスクワーク?……うん」

速足で歩きながら、ジュリアはうなずいた。
デスクワークでもないけど、まあニュアンスとして分からなくもない。

「だからアイテムや装備で防御力やステータス上げてかないといけないわけさ。こーゆう大事な時は、集中力とかもアゲアゲしておきたいんだよね」

身長差もあり脚は長いはずなのに、速歩きの
私を小走りで必死に追いかけるユウト。

喋りながらなので余計息が切れるようだ。
それなのに、要領を得ない説明がダラダラと続く。

ユウトって説明ヘタよね。と思ったが口には出さない。ちょっと可哀想になってきたのでざっくりとまとめる。

「要するに、魔法の力を上手に活かすために必要な装備があるってことね?」
「あ、そうそう、まさにそれ!さっすが!」

……もう。

私は魔法適性がほとんどない。

だからあんまり縁がなかったが、魔法力を増幅させたり効果を安定させる「魔法装備」なるものがあるということは、チラッと聞いたことがある。

王宮にも魔法使いは何人か出入りしていたが、全く接点がないので詳しく聞いたことはない。

今度改めてゆっくりユウトに聞いてみよう。

ようやく、会場となっている広場が見えてきた。
どうにか遅刻せずに会場に着くことができた。

隣を見ると、ユウトは汗だくで息を切らしていた。
……ちょっとは手加減すべきだったか。

「ちょっと……大丈夫?」

「……ハァ……ハァ!うん!いいウォーミングアップに……ハァ!なったかなっ……!」

息も絶え絶えに横腹を押さえながら、苦し気な笑顔で答えた。
普段から運動不足なんだよね、きっと。

広場はすでにたくさんの人で溢れかえっている。
出場者と思われる人たち、揃いのジャンパーを着た大会スタッフ、さらに腕章をつけた係員。

試合開始前だから観客はまだ少ないものの、台車を押したり大きな荷物を抱えた屋台の設営関係の人も忙しそうに行き来していた。

テントの立ち並ぶ予選会場

ユウトの息が整うのを待ちながら、会場マップを入念に確認する。入り口で配られた案内チラシだ。

絶対に迷子にはなりたくない。
迷子センターのお世話になっては身元がバレるし、それ以前に恥ずかしい。

しかし残念ながら私は、道順や方向を感覚で分かるような能力は持ち合わせていない。

……つまり、方向音痴の自信がある。

敷地はかなり広かった。
予選会場である広場には、5つの闘技場が設営されている。

闘技場といっても、一段高くなった石造りの正方形のステージだ。

観客席も同じく無骨な石造りで、ステージの少し外側を円形に囲むように設置されている。

まるで横に長い3段ほどの大きな階段のように、シンプルで飾り気のない形状だった。

各闘技場ごとにテントが設置され、審判や運営係員、いざという時の医療班、次の試合の出場選手などが待機できるようになっている。
寒い時期の屋外なので、温まれるようにストーブも用意してあるのがありがたい。

中央の大きなテントでは会場全体へのアナウンスや観客向けのサービスをしていて、本格的な医療設備も整っている。

そして広場の外周に沿うように、飲食店の屋台がここぞとばかりに並んでいる。

「出場者の皆さん!集まってくださーい!」
マップを見ながらキョロキョロしていると、召集がかかった。

ルールや試合の流れを大会スタッフが説明してくれるようだ。声の聞こえた方に移動する。

周りを見ると、他の出場者たちも同じように集まってきていた。

「今回のエントリーは総勢50名でした。予選は12人程度になるまでは、毎朝抽選で相手を決めて対戦します」

1日目は半数の25人が勝ち上がり、2日目はさらに半数、12人になるという。

「なるべく1人1日1試合で連戦しないよう配慮してますが、日程と人数の都合上、今回はおそらく2日目は1日2戦になる方が出てくる見込みです」

2日目の1回戦で勝ち上がった内の1人が、最終回でもう1戦というわけだ。

「救済措置として、もし1戦目での消耗が激しい場合は医療チームの方で判断し、回復魔法等をかけさせていただきます」

医療サポートは魔法医療協会が担当している。
間違いはないだろう。

「マジかよ、1日2戦はキツイな……」
隣でユウトがボソッとつぶやいた。

「回復してくれるんだからいいじゃない」
「ジュリちゃんみたいな武闘家だったら、アリだけどな」

魔法使いにとっては、回復魔法だけじゃダメなんだよ、とユウトは言う。

魔法を使う際に消費する「MP」は、回復魔法では回復できない。
寝るか、もしくは高価な薬草から精製したクスリを飲むしか方法はないらしい。

「とにかくさ、頭の疲れを取らないことにはダメなんだよね」

頭の疲れ……?

私は魔法を使った経験がない。
その辺のことはよく分からなかったが、沢山勉強したあとの感じに似てるのではないかと想像する。

エントリーした順に並び、さっそく今日の対戦ペアの抽選が行われた。

回すと玉が出てくる方式の、いわゆる福引タイプの抽選機。
ボールには1~25までの数字が書いてあって、それが2セットで計50玉入っているという単純な物である。

同じ番号を引いた者同士が対戦する仕組みだ。

「ぃよっしゃ!1回戦はジュリちゃんと別だッ!」
ユウトは大げさにガッツポーズをした。

いや……こんだけいるんだから、確率的にそうそう初回で当たることもないでしょ。と思ったが、とりあえず1回戦目でユウトをコテンパンにしなくて済むのは助かる。

今日は5つの闘技場で5試合ずつ行われる。
時間短縮のため、各闘技場は他の闘技場の進行と関係なく、終わり次第、次の試合に進むことになっている。

ジュリアは第1闘技場の2試合目、ユウトは第3闘技場の3試合目だ。

タイミングによっては被ってしまって観戦できない可能性もある。

私はユウトがどんな風に戦うのか興味があった。

今まで彼が魔法を使ってるところをほとんど見たことがなかったし、人を傷つけないで戦うなんてできるのか。
全く想像ができない。

だんだんワクワクしてきた。
「早く終わったら、見に行くからね」

ユウトはニヤリと不敵な笑みを浮かべてふんぞり返った。
「いやぁ、悪いけどジュリちゃんが終わるころには、オレはもう余裕で勝っちゃってるかもしんないな~。はっはっは!」

うわぁ、なにコレ……よくわかんないけど何か腹立つー。

もし負けてもフォローしてやらないんだから。

3-3

第1闘技場の第1試合はあっという間に終わってしまった。
大会のスタッフたちが、忙しく闘技場の清掃や記録、選手のケアなどを行っている。
次は私の番だ。

今終わった試合は、剣士同士の対戦であった。

早めにスタンバイして選手控え席で観戦していた私は1人でうなずいていた。

……何とかなりそうだ。

王都から出たこともなかったし、母の運営する道場か騎士団の訓練施設でしか試合はしたことがない。

だからどんな危険な奴らが集まってくるんだろうと想像して、本当はちょっとだけドキドキしていた。
ユウトには内緒だけど。

しかし、今見た感じではまるで素人だ。
全然いける。

騎士団の訓練生たちが打ち合っているのを王都内で見たことがあるが、そちらの方がはるかに迫力があった。

大丈夫。きっと勝てる……!

「ゆりあさん、どうぞー」

呼ばれるままに闘技場に上がった。自分で設定したけれど、まだ偽名にはイマイチ慣れない。

ぐるりと取り囲むように設置された観客席。
観客ははそれほど多くなく、ユウトの姿もすぐに見つけられた。

その表情は、すこし緊張しているようだった。
そんなに心配しなくてもいいのに……と思う。

対戦相手は……胴着を身にまとった、素手で戦うタイプの武闘家だった。

2メートル近い、筋骨隆々とした大男。
気迫に満ちたその様子は鬼にも似た形相である。

男は私を見るなり、鼻で笑った。
「はッ。なんだ、観光目当てのお遊びか」

上から目線にちょっとイラっとした。

でもよく考えたら確かに、参加賞が宿泊費タダであればそういう輩が出場することもあるのかも知れない。

……妙に納得した。

観客席からは、対戦相手の男と同じ胴着を着た大勢の仲間たちが野太い声援を送っていた。
男は拳を突きあげて応えている。

審判は片手を高く上げて、両選手を順番に見る。
いよいよだ……。

「用意!始めッ!」
の掛け声で、戦いは始まった。

構えながら、まず相手を観察する。

男はさすがに手練れらしく、フットワークは軽い。
威嚇のジャブを出している。

けれどあくまで威嚇であるので、初めから威嚇だと分かってしまっているジュリアにとっては何の意味もない。

……見た感じだけでも、かなり隙が多い……。
それがはじめの印象だった。

相手はさっそく無防備に間合いを詰めた。
ーー来る!

「ハァアッ!」

読みどおりだ。
踏み込んで、まっすぐに突いてきた。単純な動線。

安定した姿勢で受け流し、お礼のヒジ打ちを相手のみぞおちにお見舞いした。

「ぅぐうッ……!ごごぉ」

変な音を出しつつ、大男はうずくまった。

「私、観光目的じゃないんだけど」
宣戦布告、というより勝利宣言だった。

大男は真っ赤になって激高し、雄叫びを上げながら襲いかかってきた。
「この……小娘がぁぁ!!」

しかし今の拳のやり取りで実力は知れていた。

感情が高ぶっているせいか、先ほどよりもさらに分かりやすい。
動きが雑で、全て丸見えだ。

相手はコンボを次々と繰り出したが、私にはダンスを踊っているようにしか見えなかった。
動きに合わせてこちらも軽いステップでかわす、受ける。

「くそッ!なんなんだ!」
攻撃が当たらず苛立つ大男。

同系統の格闘スタイルだと型があるので、知っていれば動きが読めてしまう。
特に師匠についたりしてきちんと習ったものであれば尚更、定番の動きになりがちだ。

今後自分も気をつけよう、と自分を戒めつつ、そろそろ飽きてきたので勝負を決めることにした。

降参させるか場外に落とすかが勝利条件だ。

この男、体力はありそうなので降参させるのは大変かもしれない。
早く終わらせてユウトの試合を見に行きたいのに。

場外に落とす方がおそらく早いだろう、と判断する。

相手が雑に突き出してきた拳をかわしてその腕を抱え込む。
そのままフトコロに潜り、背中に乗せる形で思いっきり投げた。

今までずっと打撃でのやりとりだったため、まさかここで投げがくるとは相手も思っていなかったのだろう。

油断していた大男は、勢いの乗った一本背負いによって軽々と場外へとすっとんでいった。

「勝負あり!」
審判の声が聞こえる。

まずは初戦は問題なく終わった。

ホッとため息をつく。そこで初めて気づいた。
……私、意外と緊張してたんだ。

歓声とざわめきに包まれた観客席を見ると、ユウトは間抜けのようにあんぐりと口を開けていた。


3-4

闘技場横のテントにいた。

試合後はチェックを受けることになっていた。致命的な怪我や魔法の残留がないかを調べてもらい、もしあれば魔法医療チームが対応してくれることになっている。

今回の試合では全くの無傷だったが、一応チェックを受けた。
もちろん異常なし。

パイプ椅子に座って明日の試合の流れを聞いているところへ、ユウトが迎えに来た。

「おつ、おつ、おつかれ~!ジュリちゃんすげーな!余裕勝ちじゃん!」
まるで自分が勝ったかのように浮かれている。

「ありがと!今回は相手との相性が良かったのかもね」

「運も実力のうちだよー。
いやあ、とにかく無事でよかった!」

そこへ、アナウンスがかかった。


「第3闘技場、第3試合!もうまもなく始まりま~す!出場者の方は準備をお願いしま~す」

二人は視線を交わす。
「呼ばれてるよ。行こう」
ジュリアが椅子から立ち上がりつつ促した。

ユウトは無言でうなずく。

しかしさっきまでのニコニコは消え、急に心配そうな顔。分かりやすく緊張している。
やる前からそんなにショボくれてたら勝てるものも勝てない。

「私が応援してるんだから、ガッカリさせないでよ」
ジュリアは檄を飛ばした。

「お、おう……!もちろんさ。
惚れるぜ~間違いなくな」
ユウトは妙な決めポーズでニヤリと笑ってみせた。

すぐに調子に乗るのも、こういう時は悪くない。
うまいこと気分が変わったみたいだ。

ユウトは作戦があるから大丈夫、って言っていた。
だからきっと大丈夫なはず。


◆◆ 第3話 終わり


あとがき


今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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ご意見やご感想もお待ちしております。

さて、
ついに始まりました。武術大会予選。

戦後から始まったこの大会は、4年に1回開かれます。
国内3都市で予選が行われ、本戦は首都で開催。

歴代の上位者は王国騎士団の幹部や民間組織の幹部、はたまた闇の犯罪組織の幹部などになっていたりします。

良い人ばかりが来るとは限りません。
賞金目当てのヤツも、国王の命を狙ってくるヤツも過去にはいました。

どんなすごいヤツが出てくるのか。
楽しみにしててくださいね!

今回はジュリアの初戦、完勝でした。
相手の動きを予測してその裏をかく冷静な試合運びは、道場での経験が活きていましたね。

さて、
そろそろもう皆さんもお気づきの通り、ジュリアは心の声多めです。
決しておしゃべりではないけど、論理的に色々考えていくタイプ。

一方ユウトはイメージ先行型、言葉にするのが苦手なタイプです。

表面的な口数は多くても、自分の本当に伝えたいことをうまく伝えられない。
感性がこまやかすぎて、言葉での的確な表現が難しいのかもしれません。

次回はそんなユウトの戦い方をご覧に入れます。

人を傷つけたくない。
ではどうやって戦うのか?

次の試合も見に来てくださいね!


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