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#008💎ダイナ―について私が知っていること

(この記事は、2022.01.29に配信した無料版ニュースレターを公開しています)

💎ダイナ―について私が知っていること💎

映画に出てくるダイナーに憧れる。
不愛想にコーヒーを注いでくれる高齢ウエイターの水色の制服(派手なネイルをしている)
カウンターのプラケースに入ったシュガードーナツ、ベーコン(カリカリ)とスクランブルエッグ(黄色すぎる)が添えられた朝食セット……。

そこで事件は起きない、ただ、始まりの予感がする。

ダイナーのシーンを観ていると、自分が100%日本人として生まれ、日本に生きるこの人生にがっかりする。

砂埃をあげながらTOYOTAのデカいピックアップトラック(青がいい)で近所のダイナーに向かい、
ドーナツとコーヒーを注文し、なんの感激もなく、もそもそと口に運ぶ毎日を送る人生がよかった。
今より貧しく不幸で不健康でも、そっちの人生の方がいい。
80年代生まれにありがちな、アメリカコンプレックスが発動する。


アメリカに行った時、「これぞまさにダイナー!」と思しきダイナーを見つけたので入ってみたけど、そこは「映画に出てくるダイナ―」をコンセプトに作られたコンセプトカフェというか、新しいおしゃれカフェだったので少しがっかりした。

それでも私は本場のダイナーでランチができて満足だったし、アメリカ人だって「映画のダイナー」に憧れるんだなと思った。


🍔いいダイナ―コレクション(一部を紹介)🍹

名作にいいダイナーシーンあり!

●「アリスの恋」のダイナー。理想的なドーナツの山。
●「セルピコ」のダイナー。ねじねじドーナツの山。
●「スケアクロウ」のダイナー。今、日本で大流行中のオートミールだって食べられるのだ。
●「パルプフィクション」のダイナー(というかファミレス?)
「ダイナーで事件は起きない」セオリーを覆すシーン。
●「マイプライベートアイダホ」のダイナー。マナー違反だがイケメン無罪なのである。

続きの☕ダイナー画像🍔はこちらで公開中です。

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