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銚子川で思いっきり遊ぼう

自然環境リテラシー学実習 第四回 (11/13~11/14)
こんにちは。あややです。私は、大学の実習科目の一つである自然環境リテラシー学を受講しました。この記録は、第四回目9の記録です。自然環境リテラシー学では、テントを用いた外泊、カヤックでのツーリング、同じ大学生の仲間との共同生活など、なかなかできない体験、今の私達にしかできない体験をすることが出来ます。私はカヤックもアウトドアもこの実習で初めて体験しました。なので、かつての私のように、カヤックやアウトドアをやったことがない方や、将来のいつか私のような、青春時代の感覚にまた触れたい方と、私の体験を共有できるように、私が感じたことを、私の言葉で素直に記録したいと思います。

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↑私たちが泊まったキャンプinn海山の林間オートサイト

キャンプinn海山

 今回の実習は「キャンプinn海山」で開催されました。キャンプinn海山は三重県紀北町にあるキャンプ場です。すぐ横に銚子川と山々がある自然豊かな土地となっています。今回、私たちは林間オートサイトにテントを張って宿泊しましたが、キャンプinn海山にはコテージや炭火焼ハウス、芝生広場などアウトドアをさらに楽しめる施設があります。キャンプinn海山の運営に関わる方々は温かい方ばかりでした。実習に来ていただいた県庁の方々やキャンプinn海山の方々が、この実習に参加した生徒が子供を連れてきて紀北町をもっと盛り上げてくれるといいねと言って笑いあっているのを見て、この場所を通じて笑いあえるような繋がりが生まれているのはとても素敵なことだと感じました。

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↑象の背にて(写真撮影のためマスクを外しています)

便石山

 一日目は便石山で山登りをしました。便石山は標高611mの山で、登頂までに約1時間半ほどかかります。頂上付近には「象の背」と呼ばれる大きな岩があり、そこから銚子川や尾鷲市、紀北町を一望できます。
 私にとってはこれが二回目の登山でした。便石山の登山道は頂上付近まで階段になっている場所が多く、整備されている部分が多い印象でした。また、前回登った山よりも登る際に手をかけて体を持ち上げることのできる木や岩が少なく、足がとても疲れました。それらを通じて、登山道は山によって個性があるのではないかと思いました。私は山を登ったのは二回目ですが、山による個性を捉えて、それらを攻略しながら登るのが登山の楽しみの一つなのかもしれないと思います。
 「象の背」は、色、質感、形が本当に象の背みたいだと感じました。恐らく、私が何も知らないでこの岩の名前を決めることになっても「象の背」と名付けると思います。私たちが登山をした日は幸い晴れていて、象の背の上からはとてもきれいな景色を見ることが出来ました。空気が澄んでいて、景色は雄大で、象の背の日当たりもよく、とても気持ちが良かったです。
 山登りは登るより下りる方が大変だとよく耳にしますが、今回の登山ではそれを実感しました。特に急斜面では次の足場に足を置き、バランスを取りながら降るのが登りより下りの方が圧倒的に難しく、登りでは一度もつまずくことはありませんでしたが、下りではたくさん滑りました。また、便石山では階段が多いため、降りで足が疲れてくると足をひねってしまいそうでとても怖いと感じました。私はスニーカーで登山をしていたのですが、山登り用の靴が足首まであることの大切さを肌で感じました。

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↑テントサウナ

調子いい川、銚子川

 二日目は、銚子川関連のアクティビティをしました。今回、実習のリーダーの方々が「調子いい川、銚子川」という銚子川のツアープランを作って実践するというので、私たちはお客さんとしてその企画に参加する形でアクティビティを行いました。ツアープランとしては、まず銚子川のサイクリングツアーとして銚子川上流までサイクリングをし、水を汲んできます。そして、戻ってきたらテントサウナで温まり、熱くなったら汲んできた銚子川の水で水分補給をして銚子川に飛び込むというものです。
 最初のサイクリングは、銚子川沿いに自転車を漕いだので川のマイナスイオンのようなものを感じることが出来、とても気持ちが良かったです。ツアーガイドをしてくれたリーダーの方々は、銚子川を楽しむポイントを教えてくれたり、自転車を漕ぎながら一緒に大声を出したりする機会を作ってくれて、とても面白いツアーでした。途中、私の自転車のチェーンが外れてしまったのですが、迅速に対応していただけて、安心してツアーに参加することが出来ました。
 テントサウナは、初めて入るのでとてもワクワクしていました。外気は寒いのであまり暖かくないのかなと、入る前は思っていたのですが、実際に入ってみるとテントサウナの中で薪をくべているのでとても暑かったです。特に、焼けた石に水をかけて水蒸気を発生させるロウリュをすると熱い水蒸気がサウナ中に充満して、空気でやけどをするのではないかと思ってしまうほど体感温度が高くなりました。サウナで熱くなったら冷たくてきれいな銚子川に飛び込むのはとても気持ちがよく楽しい体験でした。銚子川は深さが3mほどある場所もあり、飛び込んだり、潜って泳いだりできたのがとても楽しかったです。11月で銚子川の水はとても冷たかったのですが、寒くなったらサウナに入ればよかったので思いっきり川遊びができてとても楽しかったです。サウナの合間にサイクリングツアーで汲んできた銚子川の水を沸かして飲みました。自分で汲んだ水を飲むという体験はなかなかできないし、サウナと川遊びで乾いた体で銚子川の水を飲むのはとても気持ちが良かったです。水の違いを言い表すのは私には難しいですが、他の産地の水との違いは感じました。銚子川の水はおいしかったです。
 「調子いい川、銚子川」ツアーを安全に楽しく実行するにあたって、リーダーの方々は綿密に話し合いをして、沢山の準備をしていました。真剣に、それでも楽しそうに準備を進める同級生のリーダーの方々の姿を見て、私も楽しく、真剣にやりたいことに打ち込めるようになりたいと感じました。

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↑銚子川で採集して獲れた生き物たち

 今回の実習では、ワクワクすることに対して思いっきりはしゃぐことの楽しさを知ることが出来ました。次回の実習に限らず、今後はワクワクすることがあったら思いっきりはしゃぎたいなと思います。 

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