テック系イベントでよく聞く「CFP」とは? #CFP #コミュニティ #エンジニア
こんにちは。職業「戸倉彩」です。
皆さんは、「CFP(読み方: シーエフピー)」というワードを聞いたことがありますか?近年、テック系カンファレンスやコミュニティなどで一度は聞いたことがあるという方いらっしゃるのではないでしょうか。今回は、IT業界で使われているCFPの概要について解説していきます。
CFPとは?
CFPは、「Call For Papers (読み方: コールフォーペーパー)」または「Call For Proposal (読み方: コールフォープロポーザル)」の略です。CfPとfが小文字で記載されている場合もあります。
ここでいうPapersは、論文というような意味合いで、Call forで要請する、すなわち学術学会や技術者向けカンファレンスなどで、論文やセッション発表を希望するスピーカー募集が行われる際に用いられている用語です。
[使用例]
・CFP募集開始しました
・CFP始まってるらしいよ?
・CFPもう出した?
CFP募集開始と共に公開される情報
イベント主催者によって多少異なるかと思われますが、下記のような項目が一般的には公開されます。海外カンファレンスの場合も、基本的に同じような感じで情報が展開されているかと思います。※英語も参考用に書いておきます。こちらもイベントや国によって英語表現が異なりが、ご了承ください。
■カンファレンス概要
・カンファレンス名 (Conference Name)
・開催日時 (Date)
・開催場所 (Venue)
・行動規範 (Code of Conduct)
■セッション概要
・セッションテーマ (Theme)
・お勧めのトピック (Suggested Topics)
・フォーマット (Talk Format)
- プレゼンテーション (Presentation)
- パネルディスカッション (Panel Discussion)
- LT (Lightning Talk)
・所要時間 (Time Required)
■その他
2020年8月2日現在、グローバル規模で新型コロナウイルス感染拡大の影響により、オンライン形式でのイベント開催が多く、リモートによるセッション登壇を想定してCFP募集が行われているケースがほとんどかと思います。
が、参考までにオフラインの場合によく公開されている項目についても書き加えておきます。
・交通費支援の有無
・宿泊費支援の有無
海外カンファレンスの場合、(Do you need travel assistance?)などと書かれていたります。
CFPの代表的な流れ
こちらもイベント主催者によって異なります。CFP応募される方は、全体のスケジュール感は把握していおいたほうが良いと思いますので、公開されていない場合には、イベント事務局や問合せ窓口に事前確認しておくと良いでしょう。
・CFP募集開始日 (CFP Open)
・CFP終了日 (CFP Closes)
・CFP審査期間 (Judge)
・CFP結果通知 (CFP Notifications)
・スケジュール発表 (Schedule Announcement)
・スライド提出 (Speaker Deck Submission)
・リハーサル (Rehearsal)
・イベント開催日 (On the day of the event)
CFPを募集していたら応募してみよう!
セッションで登壇することのモチベーションは人によってさまざまかと思いますが、CFPを書いてみること自体も勉強の一つになりますし、実際に登壇する機会を得ることで自己成長できる機会に繋がるので、是非、「CFP募集」を見かけた際には、内容を確認して応募してみてください。登壇経験がない方や学生さんでも、内容次第でCFPに通過するチャンスが平等に与えられているケースが多いように思いますので、はじめから諦めてしまうのはもったいないです。
個人的には、「何事でも勢い」は大切だと思うので、「できるできない」で応募するのではなく「セッション登壇をやりたいかどうか」で決めてしまうのは一つのやり方としてアリだと考えています。最近では、CFPにとりあえず提出するだけしてみて、通過してから考える = 当日までに必死に勉強して何とかする!というエンジニアさんもいらっしゃるようです。最後までやり遂げる強い覚悟を持てる場合には、それもアリかもしれません。
ただし、高度な専門性の高い技術セッションが求められている場合は、期待されているレベル感やアプローチの方法を無視してCFPを出し、万が一通過しまうと、後にいろいろと大きな差異が発生したり、結構つらいことになるかもしれませんので、ある程度の考慮は必要かと思います。
おまけ
自分自身も過去にいろいろなCFPに応募していますが、年によって打率はまちまちです。これは通過する!と自分の中では思っていても案外、通過出来なかったりすることは多々あります。応募に関しては、結果発表当日まで分からないものなので、あまり神経質にならずに、通過できたらラッキーくらいな気持ちで行くのが良いかと思います。
今回は以上です。
EOF
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?