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山椒魚は悲しんだ

山椒魚は悲しんだ。
彼は彼の住処である岩屋から、今や頭がコロップの栓のようにつかえて出ることはできなくなったのである。
「なんたる失策であることか。」

これは井伏鱒二の「山椒魚」の冒頭です。
確かこんな感じだったと思う...。🦎
とんはこの話が好きで、高校の時からたまに読んでいる。
山椒魚が主人公の3人称語りで、メダカやアメンボ、カエル、エビなどの生物を馬鹿にしたり、寄り添ったりする話なんです。現実逃避したり、他者を馬鹿にすることによって自分の不便さから解放されたと思い込む...。

とんも昔はそんな性格でした。でも性格はそんな簡単には変わらない。今も僕はあの方に近づけていて、もういいところって思っていたけど、自分ができないことをできないと思いたくないだけであって、結局はただの一般客と同等なんだろうな。つら。。。

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