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初めてのコイン精米所

 数年前に軽井沢に行った時に、自分用のお土産で五郎兵衛という銘柄のお米を購入した。
 何の予備知識もなく包みがおしゃれだったから軽い気持ちで購入した。
 お一人様がご飯を1合炊いて、食べると、思わぬ社用で遅くなったりとかしていると、ごはんがカピカピになってしまったりで、残念ながら完食しているとは言い難い状態だったのだが。
 五郎兵衛は他のお米よりも、もう半日先まで美味しく食べられる。
 同じ炊き方をしてるので、どうしてなのかはわからない。
 綺麗にご飯を食べ切れたのに大喜びして、ネットで五郎兵衛米を探し、更に、玄米を注文するという難易度をあげてみたが…。
 な、なんと、私にとってめちゃポテンシャルが高い。
 他の玄米と違い、美味しく食べられる。
 玄米は健康に良いが、白米より美味しくないがネックだったので。
 なんという好都合でございやしょう(笑)
 それからずっと五郎兵衛玄米を美味しく戴いていた。
 同じお米屋さんで追加で頼んだら、小さなかたい粒が混入していて、それが歯に当たり、無理して食べたら、いつか歯が欠けてしまいそうになった。
 ほかの取り扱い店も季節が影響したのか?
 玄米に小さなかたい粒が混入している。
 問い合わせたら、お米の未成長のものだとのこと。
 小さな暗めの緑色した小さな粒で、炊いた時に成長したお米と同じように柔らかく炊けるなら何の問題もないのだが、この粒はとても硬いままなのです。
 食べる分だけ、珈琲豆を選り分けるみたいに小さな粒を手で弾いて食べてみたが、それをずっともしてられず、途中で断念していた。
 あきらめるまで網でこしてみたりとか工夫したが、うまくいかなかった。
 困惑するが、どうすることもできず、お米は白米に戻した。
 五郎兵衛に拘らず、他のお米にもチャレンジしたりになっていた。
 味覚の変化か、他のお米も美味しいとなっていた。

 昨今のいろんな事情を鑑み、お米を食べたら食べた分を追加するだけじゃなく、ちょっと備えておこうかなと思うようになった。
 食料の置き場所整理していたら、最後の玄米がそのままあるの発見。
 あ、どうしよう、このままじゃ食べられん。
 そうや、コイン精米所を発見し、なーんか気になっていた。

 初めて行って使い方わかるかなぁ?と不安に思いつつ。
 このまま五郎兵衛米を玄米で死蔵させるのも勿体ないなと思い立ち、玄米を箱に入れ、いざチャレンジッ!!に向かう。

 小さな無人の精米所。
 扉を開くと、女性の声で案内してくれる。
 コインを入れると投入口が開くと…。
 精米した後の袋が支給されるのか?
 わからなかったので大きなビニール袋を持参しておいた。
 良かった、持ち帰り用の袋も自分で用意だった。
 投入口前にある台の上に玄米の袋をいくつか置く。
 10キロまでの精米は100円 うれしい価格
 条件によって不足したら、追加料金が必要になると張り紙にある。

 100円投入。
 入り口が自動で開く。
 網が敷かれた投入口に玄米を全部投入。
 全部入れたら精米のレベルを選択する。
 私は選んだら選択変更できない無洗米にしたが。
 それ以外は精米中に変更可とのこと。
 
 無洗米を選択すると、機械が動き出した。
 暑かったので、扉全開にしていたら
 外に鳩がいる。
 私が車を停めた時点は鳥の姿はなかったのに。
 目聡いなぁと感心する。
 二羽いて、一羽だけ中に入って、入れる時に飛んだ玄米を健気につんつん摘んでいる。
 マジ入り口までなので静観する。
 旅先で観光餌付けがあればなんでもチャレンジしている。
 鳥カフェで猛禽やインコに有料で餌やり体験もしている。
 精米中の機械まで猛進されたら、コラァとなるが。
 お行儀良い分にはええやろって眺めていた。
 追い払わない人認定されたらしく鳩が数羽。
 それの先に雀が一羽。
 最近、YouTube動画で雀の可愛さに開眼しつつあるので、あ、雀💓となった。
 それで周囲を見回したら、かなり遠くに雀の集団がいた。
 恐らく私が去ったら、こっちに来るのかな?
 雀らしい用心深さです。

 そんなこんなしている内に精米が終わりましたとアナウンス。
 取り出し口に袋を用意して、ペダルを踏むと出てくるシステム。
 ペダルを離せば、出るのが止まります。
 用意してきたビニール袋の口を持って、ペダルを踏む。
 ザーッと無洗米になった五郎兵衛米が、小石などの異物も取れる精米機で真っ白なお米が袋いっぱいに、わぁなんか面白い♪
 
 帰宅して、すぐにお試し炊飯。
 わぁ、やっぱり五郎兵衛米美味しい💓
 もっと早くコイン精米所で精米すれば良かったと思いました。
 精米するとほんのりほかほか温かくなるんですね。
 すぐにしまわず、冷めるのを待って、しまうようにしました。
 
 

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