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コロンビア人にアレパを「注文」してみた(7/13)

今日の授業中のフリートークで一番盛り上がったのは「自分の国の食べ物」について。自分にとっては当たり前のことでも、自分以外の人にとっては目新しい。食べ物は、話すための知識が十分にある上に興味をもちやすいネタということは一目瞭然だ。

ペアになったドイツ人男性はやはり、ソーセージについて熱弁。なんと彼の実家では時々、父親がソーセージを手作りしてくれていたという。作る量にもよるが、肉をつめたり茹でたりして完成するまでに大体1週間くらいかかるらしい。

ドバイに来る前から興味をもっているモンゴルでは、羊肉のものはもちろん、血詰めのソーセージもあったな。命を余すことなく使う工夫だったっけ・・・

ドイツ人クラスメイトのおススメの食べ方は「カリーヴルスト(Currywurst)」。カレー味のソースをかけた揚げソーセージで、上からケチャップをたっぷりかけるとのこと。調べてみると、ドイツを代表するファストフードの1つともいえるらしい。美味しそう。

このクラスメイトと話す中で、「寿司は中国料理でしょ」と聞き驚いた。アジアにいる人からすると、日本・中国・韓国・タイ・ベトナムなどは、料理をはじめ言語も文字も全く違うことは百も承知。ただヨーロッパにいる人からすると、違いがあることさえあまり知らないケースもあるという。

食べ物といえば、今晩はアパートの隣の部屋に住むコロンビア人男性に、南米の伝統料理「アレパ」を作ってもらうことになっていた。アレパは、トウモロコシを挽いてつくる薄焼きパン。中にバターやチーズを練りこんで、焼いたり揚げたり蒸したりするらしい。

「7分くらいでできるよ、1枚か2枚どっちがいい?」と聞かれて、せっかくならと2枚「注文」。この男性は、今年の3月に閉幕したドバイ万博の会場でアレパを作って販売していたというから期待大だ。

ほどなくしてドアを3回ノックされたので開けると、丁寧に茶色の紙箱に入った「お届け物」が。出来立て熱々だ。またお返しは即席みそ汁。

食べてみると、モチモチ感とサラサラ感をもちあわせたようなパン生地が美味しい。「チーズ味だよ」と前から言われていたため、てっきりパンの間にチーズを挟むと思っていたが、パン生地そのものに練りこんである。この意外さを表現するには、「チーズの味はしっかりするのにその姿が見当たらない」といえばよいだろうか?

彼は知り合いと一緒にこのアレパで商売をしているそうで、「1枚10AED(約400円)って宣伝しておいてくれたらうれしい」と頼まれた。興味がありそうな人に言ってみるか!




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