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「保温式お弁当箱(パンver.)」をプレゼンしてみた(6/9)

今日の授業は、スピーキングテストという名のプレゼンテーション。どうやら週1回あるらしい。だから昨日の夜は、留学日記を書いたあと、授業で言い渡された「お題」に沿って、パワーポイントで簡単な資料をいそいそ作っていた。

この「お題」がまた面白い。主に欧米で放送されている人気テレビ番組「Dragons'Den」や「SharkTank」を真似て、新しい商品またはサービスを自分で考えて、「投資家」にふんしたクラスメイト相手に売り込むというもの。ちなみに私は、恥ずかしながらどちらの番組も知らなかった笑

いざ授業が始まって気づいたのは、発表するよりも、投資家同士または投資家と発表者との交渉(コミュニケーション)がすごく難しいこと。クラスメイトはみな社会人、私は学生という年齢差がある上に、経営や投資についての知識と経験が圧倒的に足りなかっため、会話になかなか入れない。おそらく日本語でも今の私にはハードルが高いため、英語ならなおさらだ。

「僕と彼女が20%ずつ出資する条件でどう?」
「すごく興味がある商品だけど、利益の15%しかもらえないなら乗らない」
「金額の単位はドル?ユーロ?ディルハム?」

こんな感じの会話が、1人の発表が終わるごとにぶわっと繰り広げられる。白熱の議論だ。リアクションや相づち、質問をして参加はできるものの、いわゆる「自由で自然な会話」をする余裕がなかった。心から楽しめているかといわれると、悲しいかな微妙な感じだ。

そんな私は何を売り込んだのかというと、「パン専用の保温式お弁当箱」だ。日本でよく売っている、温かいご飯やスープをそのまま学校やオフィスに持って行けるお弁当箱を、サンドウィッチやラップサンド、イングリッシュマフィンなどのパン用にしてしまおうというアイデア。校内のカフェで、パン類をトースターやホットプレートで温めてもらえることが妙に印象に残っていて思いついた。

なんとか発表すると、思いのほか好感触。
「40%を出資するから私と組まない?」
「俺と彼で2人で出資したら、メキシコとイタリアで販路を持てるぞ」
「ドバイで顔が広い私が出資して、ドバイから売り出すべきよ」
「マーケティングは僕に任せてくれたらいいよ」
4プランほど出て選ぶのに困ってしまったが、投資家の本気度がすごく嬉しかった笑

文法や発音の正確さはもちろん大切だが、自分がいま伝えたいと思うことが相手に伝わるに超したことはないのだろうな。さあ、どんどん話さねば。

※写真は、寮に帰ってきた時にいた猫。ドバイにも猫はいるのかと思ってしまったが、かわいらしい。
※例の「PEPERO」はおなじみのポッキーだった。アーモンド味を購入して満足。








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