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スークで初めて値切り交渉に挑戦、さあ結果は・・・?(9/4下)

ブルジュマンに戻ってきて散策したのち、夕方17時ごろから旧市街にあるスーク(市場)へ向かう。前に来たのは6月頭。学校のアクティビティだったためエリア全体をザーッと見ただけに過ぎない。降りる駅名も道なりもおぼろげな記憶を辿って進む。

高層ビルが並ぶ都心部よりも、ローカル感満載の旧市街にときめく私。ただ、街も人もガラッと雰囲気が変わる。自然と緊張感が高まっておそるおそる、でもなるべく早足で歩いて乗り込んでいく独特の感じ。

今回は、前回と逆向きにゴールド・スークから攻めるルート。客引きをしようと店の前で待っている店員がそろいに揃って、珍しく一発で日本人だと見抜いてくる。呼びかけは「コンニチハ」「カワイイ」「アイシテル」のオンパレードで、腕組みのジェスチャーをする人も。何気に言われた「ニホン高い、ドバイ安い」にウケてしまった笑(安くはないでしょ・・・)

今回のミッションは、ムスリムの衣装を値切って手に入れること。「同志」はスカーフ、私がフード付アブラ(ドレス)とスカーフだ。

とりあえず1店舗入ってみる。スカーフは、その人に似合いそうな色や柄を店員が勝手にチョイスして着付ける式。「キラキラが散りばめられているのが若い女性、ついていないのは若くない女性に勧めてるよ」と店員がタネ明かししていた。

アブラは「黒・白・赤・緑・茶色」の布が一般的らしい。よく見ると少しずつ、袖口や前開き部分に付いている金の刺繍の模様が違う。

「スカーフもアブラも、まず相場を知らないと」と思って軽い気持ちで聞いくと、この瞬間から値切りがスタートしていたと後から知ることになる。(アブラは100~300AED、スカーフは50・80・120AEDと松竹梅のよう)

「アブラは250AED(約10000円)、キラキラ付スカーフは120AED(約4800円)。合計370AEDだけど330にしとく。さあここから交渉だね」と言われ、ひとまず200でトライ。向こうは「250」を出す笑 

冗談で「じゃあ100」と言ったら、「さっき250まで下げたし、君の額は200だ。なんで100なんだ」と半分キレられる始末。同志も私も「他の店のデザインも見たいから要らない」と言うも、その考え方がまるで通じない。がっちり捕まえられた笑

結局「もう150AEDでいいよ・・・」と折れてもらったため、この店しか見ていないが「逃れられずに」買ってしまった。アブラとスカーフ両方で元々370のところ150になったのだから、かなり頑張ったほうなのではないか?先月の2日間のバイトでもらった300AED(写真)を持ってきたが、半分も余る!

金額を払うと「僕のサービスはよかったかい?おつりの10AED、チップにくれいか?」とのお願い。さんざん時間も使ったし、これにはすぐ乗った。ありがたい。

帰りは対岸にある閑静なアル・シーフ地区へ。初めて行ったがまるで「アラジンの世界」のようで、お気に入りになった。変な客引きもなく、店員も店の中にいてのんびり。旧市街でもこんなに変わるとは驚きだ。






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