小学生がBacklogのプロジェクト管理を参考にして、夢に一歩だけ近づけた話
このブログは、Backlog Advent Calendar 2021の22日目のブログです。
こんにちは!早速ですが、私には小学校3年生の娘がいます。
私は自称教育ママで、小さい頃からこれまでいわゆる「お勉強」というものを強いてきました。
目標を立て、そのためのスケジュールを細かくひき、娘、それをイヤイヤこなしていく。
一方、娘自身が興味を示すものといえば、ミュージカルやダンス、動画作成など私が不得意、興味を持てない分野ばかりで、私と娘の“熱”が交わることがこれまでほとんどありませんでした。
そんな娘が自ら「やってみたい!」と手を挙げたのが、小中学生のソーシャルイノベーションに関するプレゼンコンテスト。
自分の意見や考え、アイデンティティを表現することが好きな娘は、自分のアイディアをプレゼンを通して表現することに強い関心を持ったようです。
「これは初めて家族全員の興味関心が一致したプロジェクトだ!」
私は一気に興奮しました。
私は元々SDGs領域にとても関心があり、娘にも本を読んだりイベントに参加させたりしていました。パパはビジネスアイディアを出したり、アイディアをまとめたりするのが得意(多分)。娘はそれをどのように表現するか、どうプレゼンをするかを考えるのが大好き。
これは家族全員で取り組み、成功させたい!!と強く思い、プロジェクトの管理を「Backlog方式」で行うことに決めました。
日頃、仕事でBacklogを使っているので、いつか娘にもBacklogを使って複数人でプロジェクトを進めるという経験をさせたいと思ってました。今回は家族3人で役割分担しながら進められそうです。
とはいえ、小学校3年生の娘が自らPCやスマホからBacklogを更新していくというイメージも持てなかったため、管理はでっかいホワイトボードで行うことにしました。
Backlogのプロジェクト管理方法を小学生にインストール
①親課題と子課題の理解をさせ、課題を洗い出させる
小学校3年生の娘ひとりでは成果物に不安があったため、ある程度親がフォローする前提ではありましたが、アイディア出し、プレゼン資料の作成、プレゼン方法の検討、そしてこのプロジェクトの進め方自体も、基本的には娘主導で行ってもらおうと決めていました。
まずは、Backlogの親課題と子課題の意味を理解させ、必要だと思われる「課題」を洗い出させました。ここで「漏れなくダブりなく」「MECE」の考え方を学びました。
②担当を振り、期限を逆算して決める
娘はここが一番苦戦したようです(苦笑)
提出日から逆算し「いつまでにこの課題を完了させるか」というヨミが甘すぎて、一番親子ゲンカした場面かもしれません。
経験したことのない課題ばかりで、どれくらいの工数がかかるかが予想できないのだと思いますが、残念ながら私の血を引いた娘はほぼ「ギリギリ」期限で設定。ここは余裕を持った設定をしていくことの大切さを教えました。
そして、担当は複数人でボールを渡していくことがあることも伝えました。
③ホワイトボードに反映させ、リビングの見えやすいところに置く
娘が立てた課題と担当者、期限をホワイトボードにアナログに書き写していきます。
アナログの一番のネックは、後から「これも追加したい!」となった時ですが、最初には想定できなかった課題を下に追加していけるよう、少し余裕を持って表を作成しました。
Baklogの良いところは、今自分がどれだけボールを持っていていつまでに完了させるべきかが一覧で俯瞰できることです。
リビングの一番わかりやすいところにボードを置き、ご飯を食べながらも、その一覧を見ながら、「このタスクは明日までだから急いでやらないとね」などの会話をしていました。
プロジェクトを進める中で身についた「オーナーシップ」と「セルフコントロール力」
娘は、家族みんなで同じゴールに向かってプロジェクトを進めるということ自体がとても嬉しい出来事だったようですが、上記のような課題を洗い出し、担当、期限を自ら設定することで、プロジェクトオーナーの意識が芽生えたようです。
「ママ、これ◯日までに完了してないとだけど、今進捗どうなの?」とか、「私は今日はこの本を読み切りたいんだけど、このあたりが一人だと読めないから手伝ってくれる?」など、自分の行動をコントロールし、周りにも働きかけるようになりました。
さらに、私の課題が進んだ時「ママ、えらいね!!」とお褒めの言葉をもらえるようになりました。まさか娘からこんな言葉をもらえる日が来るとは!
Backlogのサービスメッセージ「“進んでるね!”で、チームは進む。」をプライベートでも感じられた一幕でした。
完了にするのが楽しい!!期限を前倒してでも完了にしたい(笑)
これは、大人でも子供でも同じなんですね!仕事上でもBacklogで「完了」にする瞬間って、ものすごく気持ちよくないですか??(笑)
娘は完了したら、完了した!ということがわかりやすいようにリボンをつけていました。自分へのご褒美って大切ですね。Backlogを完了にしたら、「お疲れ様でした〜👏」とか表示されたらいいのかも、なんて思いました。
早くリボンを貯めたくて、期限ギリギリではなく前倒して進めたりも積極的にしていました。「見える化」するだけで、これほどやる気と実行力が生まれるとは思っていませんでした。
プロジェクトは、巻き込みが大切
今回、子供のイベントということで課題量も多くないプロジェクトではありましたが、プロジェクトをスムーズに進めるにあたり「どれだけ巻き込めるかが大切」ということを改めて実感しました。
私がどれだけお勉強の緻密なスケジュールを立てて、娘にタスクをやらせようとしても、娘が「自分ごと」として認識できないといつまでたっても、やらされている感覚です。
今回は、元々自分がやりたいという内容からスタートしているものの、このようにプロジェクトの設定から娘を巻き込んだことで、娘はこのプロジェクトの完遂が大きな目標となりましたし、途中からは娘が私たちを巻き込んで、プロジェクトを進めていました。
「お勉強」についても、もっと娘を巻き込めばうまくいくということです、きっと!!🙏
気になる結果は・・・
10倍以上の書類通過率を無事、通過しました!!!!!(わーい😄)
次はプレゼン審査を通過したら、決勝に進むことができます。今回、プロジェクトの成功体験をした娘は、味をしめました。
現在、またプレゼン審査通過のためのプロジェクトを課題に分解して進めているところです。
小学生がBacklogのプロジェクト管理を参考にしてみたら、夢に一歩だけ近づけた、そんなお話でした!
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