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共通テスト体験記②

※本稿は「共通テスト体験記①」の続きです。詳細は下のリンクからどうぞ※


正直、2日目の記憶はあまり残っていない。
1日目で山を越えた感覚があったので、2日目はほぼ消化試合くらいに思ってた。

そんなわけで何事もなく試験会場につき、前日と同じ試験官が入室してきて、「ああ、相変わらず口が回らない人だなあ」と思いながら試験開始を待つ。

どうやらこの試験官は、「言いづらい言葉ならゆっくり言えば噛まないじゃないか!」と思いついたらしく、一文字一文字を噛み締めながら「ウェアラブル端末」を唱えた。が、噛み締めたもののやはり噛んでしまい、結局この日も米津玄師が憑依してしまった。2日間「ウェアラブル端末」を前に手も足も出なかった試験官はまさに"LOSER"そのものであった。

話が横道に逸れてしまった。
1科目目の理科基礎の試験が始まった(唐突)。
自分は物理基礎と地学基礎を選択していた。どちらも難易度は易しく、すんなり解けた。物理基礎の勉強を本腰入れて始めたのが遅かったので心配だったが、易化してくれて助かった。今回の試験は自分の不安科目が軒並み易しくなってて、うまく噛み合ってた気がする。

そんなわけで理科基礎の試験は終了。
1時間ほどの休憩の後、数1Aの試験が始まる。
問題の数1Aである。何が問題かと言うと、昨年度の共通テスト数1Aの難易度が凄まじく高く、受験者平均点35点という前代未聞の数字を叩き出してしまったのである。

その上、大問1の三角比の問題で防衛省の調査報告書の誤記を揶揄する内容の問いを出題する始末。

全国の受験生が受ける試験でそんなことをしていいのか…

そんなわけで不安の残るまま数1Aの試験を受けたわけだが、なんと驚くほど簡単だった。
本当に簡単すぎて、別の試験を受けてるのではないかと疑うレベルだった。

しかも内容もかなり良問揃いで、特に大問3の確率の問題は、最後の答えが出た瞬間感動して思わずスタンディングオベーションしそうになった。劇場なら許される行為だが、無論ここは試験場なので激情に駆られた試験官に連行されるだけだが。

数1Aの試験が終了し、残すは数ⅡBのみ。
数ⅡBの方も割と問題の科目で、昨年度の試験では大問4の数列の問いで太郎くんと花子さんが自宅を出ては戻るを延々と繰り返すという狂気じみた問題が出題された。

これが大学入試センターの言う「入試改革」ですか❗️素晴らしい❗️みんな拍手‼️


肝心の今年度の問題は、数1Aと同様大幅に易化したのでスラスラ解けた。試験終了が刻一刻と迫るにつれて、間もなく苦しみから解放される高揚感が増していった。

試験終了。
特に大きく転んだ科目もなく、手応えはそれなりに良かった。試験中は周りの受験生のことをライバルだと思ってたけど、試験が終わるとなんだか苦しみから解放された同志のように見えて謎の仲間意識が芽生えた(多分自分だけ)。

時差退出で数分待たされたのちようやく会場を出て、帰路に着いた。



あとがき

僕の共通テストはこんな感じでした。もちろん、人によって緊張具合も違ければ見える景色も違うと思うので人それぞれだと思いますが、なんとなくの雰囲気は伝わっていたら嬉しいです。

反省点

当初は「他の受験体験記とは一風変わった、当日の雰囲気を伝える記事」を目指していたものの、結果的にはただ試験当日の自分の妄想や戯言を垂れ流すだけになってしまった気がする。

でも、会場の様子を事細かに書こうとするとどうしても説明的で面白味のない内容になってしまいそうな気もしていたので、妥協してこんな感じの記事になった。


さいごに


こんな長い記事を最後まで読んでいただいてありがとうございました。国立入試編も上げる予定なのでそちらもぜひ見ていただけると嬉しいです。

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