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VRChatの振り返り

2020年

2020年10月、偶然Quest2の発売とVRChatなるものがあることを知って、面白そうだなーと思ってほとんどVRChatをやるためにQuest2を購入した。 右も左も分からない状態でHMDを被ってVRChatにログインして、japan shrineで洗礼を受けた。 その後ネットで色々調べてJPTとクエ集に辿り着いた。 publicやイベントでいろんな人と会って話してたけど大体その場限りの関係だったり、お互い相手のこと知ってるけど仲良くもないみたいな関係しか無かった。 それでもコロナで学校がリモートワークになってVRC以外で人と会う機会が皆無になったんで毎日ログインしていた。元々現実逃避のために始めた意味合いもあったしそれなりに楽しんではいたからね。 で、ある日クエ集で内輪グループが固まってたんだけど、上手いことそこに溶け込んでそこのグループによくjoinするようになった。自分もやっとこれでいつメンみたいなのができたやったー!って思ってたんだ… いやー、知り合って始めの頃は楽しかったんだけど、ビギナーズラックが無くなったのか、あれー?なんかいつまで経ってもおれここに馴染めてない気がするなーって感じるようになったわけだ。それで段々VRCに入るのが苦痛になってきて、二度とやらんわ!こんなクソゲー!ってHMDを床に叩きつける勢いでやめました。いやー、この頃はリアルの事情で精神的な危機が訪れてましてー、毎日飲酒VRしてて、HMD被ったまんま過呼吸になって気絶したこともあったし。。。 結局VRCは辞めてHMD使ってやるのはビーセイかアマプラ、ネトフリぐらいだった。 そしてメンタルのほうもリアルの事情で悪化の一途を辿っていった。。。

2021年

VRCを一度辞めたのが確か2021年の年明けくらいだったから、その後約9ヶ月ぶりにあるきっかけでVRCに入ることになる。 それが私立VRC学園の5期だった。実は4期にも応募しようとしたんだけどダメだったので、改めてVRC学園の入学説明会に参加し、今回は無事入学することができた。 なんで学園に入学したかというと、2週間顔を合わせていれば以前のときと違って仲良くなれる人ができるかなと思ったから。 期待とは裏腹に学園期間中は大して仲良くなれなかったが、学園が終わってからもjoinしてたら仲良くなったんで良い結果になった。 それからいろんなイベントとかに行ったり、学園の担任や講師をやったりして、フレンドがどんどん増えて仲良くなったりならなかったりを繰り返している。 楽しいことも沢山あったが腹立つことやつらいこともあった。 良いフレンドは確かにいるが、それ以上に敵愾心や猜疑心、嫉妬を抱かせる人間がいるわけだが、これは私のパーソナリティの問題なのだろう。 VRCを始めるまで、私はあまり人と深い関係を築いてこなかったから、他人の無償の好意や善意に触れて新鮮だった。言動がチグハグに見える口だけの人間もいるが。それらに対する私の反応を省察してみると、どうやら私のパーソナリティには問題があるようだ。本来はもっと早く気付くべきだったのだろうが。全く、面倒極まりない。刺激に対して条件反射的に発露する情動を野放しにするわけでも抑圧するわけでもなく、無難な着地点へ誘うためにコントロールしなければならない。 話が逸れてしまったが、私は休止期間を含めて2年間VRCをプレイしたわけだが、自分にVRCは向いていないことを痛感している。ストレスを感じることのほうが圧倒的に多い。特に嫉妬が酷い。いつも人に囲まれているような人やイベントキャストをして不特定多数の人間からチヤホヤされてる人を見ると嫉妬してイライラしてしまう。これを読んで人によっては「VRCやめろ」って思うかもしれないが、やめていないのが現状なわけだ。依存しているのか、ムキになっているのか知らないが、VRCをやめたらなんか負けた気がする。 それに、先程述べたがおれは表面的な人付き合いしかしてこなかったから、他人というものに対する理解と解像度が低い。人間の多元性を知覚的に理解出来ていない。そういった諸々の対人能力を培うことのできる体験を、VRCは私に与えてくれる。それは、他者の眼差しに晒され、他者という絶対的な存在に打ちのめされるということなのだが。 VRCの振り返りをしていたつもりが、他人に対してネガティブなことを書いてしまったが、そうはいってもVRCでフレンドと話をしたり、遊んだりするのは楽しいし、幸せだ。

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