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へーそうなんだ精神

個人的に僕は画力について特に上手下手かっていうの、あまり気にしないしどちらかというと絵柄が好きか否かで判断すること多いので、なんともなあ、という感じではある。昔の少年ジャンプとかみてて、絵柄あまり好きじゃない漫画とか多くて、なんだかなあみたいな気持ちになってるから今の時代は平和っすね。

その代わりといってはなんだけど、エアリプで「そんな****してないと絵が上手くなるはずがない」「お前らの***は馴れ合いに思える」「締め切り守れないなんて作家の風上にもおけぬ」ということを連発しているひとがいたことがあった。そのときは結構他人に対して香ばしいこと言っているなあ、と思ってた。まあ僕もたまに自分に対してそれをいうことがあったりして、それで楽しさを見失っちゃったりするんだけどさ。でもその人はそれを他人に押し付けたりしてたんですよ。要は「お前らは間違ってる。俺が正しい」という感じの。こっわーと思ってその人からは離れたんですね。なんかよくわからんけどネトストされて死したんですが。

まあ言ってることはわかるよ。正しいけど。そんな香ばしい言い方しなくてもなあ。別に絵がうまくならないことが死というわけじゃないですか。明日までに手の書き方マスターしてこいできなきゃ液タブ壊すって言われたらうーん、どうしよっかな。普通の生活大事なんで液タブあげますってなるかなって。生活かけて絵書いてるわけじゃないっていうの。

Twitter、最近他人の意見や言ってることに対してちょっとコメントしたら自分の意見を全力であてないと気が済まない人おおくないですか。

「へーそうなんだ」

くらいでちょうどいいと思うんだけどな。昔のインターネットなんてそんなもんだったのに。なにか頭おかしいこといわなければさ、「ワイは実はなにだったんだよ」みたいなこと言われても「へー」くらいで終わるのでいいと思うんだが。

そういう制限が割と絵描くの楽しくなくしちゃってるんじゃないかしら、とも思うわけですよ。そんな自分に対する制限については別の話で。

個人的によくやっちまうのが「誰かがAという話題をする」自分も「Aという話題について言及する」ってのがあるんだけど、なんかあれ、やめた方がいいかなあ、とちと思って気をつけてる。なんか意見のぶつかり合いって、Twitterにおいては意味ないんだよな。140文字とかで意見全部言えないじゃないっすか。連投とかするとTL汚れるし。楽しくないし。前置きもないから自然と舌先鋭くなっちゃうし。もしかすると、その誰かにとってAという話題は嫌悪感あるものでそういう呟きしたにも関わらず「Aはいいぞ」と言われたら「うわなんだこいつ」ってなるわけじゃん。それだけで心ざわつく人だっているわけじゃないですか。例えば誰かが「結婚するメリットがわからん。結婚する気が起きない」っていうツイートに対して「結婚いいぞ。うち最高の家庭だぞ」ってそのあとに呟いたら喧嘩うってんのか、とちょっとひねくれた人なら思っちゃいそう。そういうとこやぞ。僕の鍵垢のTLにそんなことを言う人はいないけどね。

それ思ってたら「結婚したくない」「へーそうなんだ」っていうのと「結婚したくない」「結婚はいいぞ」だったらなんか飲みの場とかだったら喧嘩になりそう。大変だ。

僕基本一枚絵でなにか構図上の都合がない限り左向きの絵描かなかったりするんだけど、だからといって「左向きばかり描いていると上手になれねえよ」と誰かに向かって言ったりはしないんだよな。それブーメランなんですよ。「俯瞰や煽りの絵をかけなければ上手くなれねえ」って言われたら、死じゃん。ごめんワイそれ苦手やねん。「手うまく描けなければ上手くなれないよ」って言われても死なんだよな。すまん。手いまだに苦手。「トーンちゃんと使えないと上手になれないよ」ごめんグレースケールでやってたわ。

多分何を言われても僕、多分死。これができないから半人前といわれたら、ごめんなさいとしかいえない。幸いそういう厳しいこと言う人はTLにいない。昔は何人かいた気がするけど、今はいないな。嬉しい反応してくれる人か、黙って反応してくれるひとか、無反応の人かのどれか。割と無反応多いけど。なんでフォローしたの?と思う時もたまーにあるけど、まあそれは別な話。

「へーそういう絵を描いてるんだ。いいね!」くらいでいいと思うんだけどな。

でもたまに通話とか会話の流れでさ、「Aという作品のなんだかなあ、ってところ」を相手が話してくれたときに、その時話題にあがったがAという作品にあるアンチパターンが僕の作品にもあてはまるみたいなことがあってさ。そういうときにちょっともよっとした気持ちになることはある。相手が僕の作品を読んでくれていたら、尚更に。ああ、それ遠回しにいわれてませんか。すみませんでした。死ぬわ。

「へー、そ、そうなんだね……」で僕はだいたい済ませるけど、そういうとき「綾瀬さんの漫画のことじゃないからね。ただAという作品の〜」みたいな前置きがあると、僕は助かったりする。逆もしかり。だから僕はそういう話をする機会があるときは必ずそういう前置きをする。けど、あまり他人の漫画、商業非商業関係なくそういうこというときはないかな。今は鬼滅の刃二巻読むか迷ってるくらい。

ポジティブな「へーそうなんだ」くらいで終わってくれる世の中になってほしいなと思う今日この頃でした。


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