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Principal 行動原理

普段働いているときに意識している行動原理です。

闇雲に動けば何をやっているか分からなくなるので
マネージャーとして働く上で判断基準となる行動原理を設定しています。
ビジネスだけではなく、プライベートでも使っている要素も含めています。
これらの基準に沿わない活動は基本的に行わない、できる限り複数の行動原理に関連する活動を行う、という方針で活動しています。

これは実際にチームメンバーに開示したものですが、大谷翔平さんが使っていたことで有名になったマンダラチャートを採用しています。

100年企業にするためのマンダラチャート

真ん中に“会社を変える=100年続く企業にする”と言う目標を置き、
その周りの8マスに目標に向けた行動を書いています。
実際にはその8つの大項目について、更に8つの詳細行動があるのですが、
ここでは8つの大項目だけを取り上げます。

8つの大項目

① 立ち位置を確保する

「あなたがやるんだったら、協力しても良いかな」
そう思ってもらえるように私自身が社内での立ち位置を確保する活動です。

社内で影響力を発揮する為に、自分自身のマインド、人柄、経験、知識などを周知したり、協力体制を作り上げることに繋がっているかどうかが判断基準になります。

➁ チームを作る

志を同じくし、活動の中核を担うチームを作り上げる活動です。

全社的な活動をいきなり全方位で行うことは非常に難しいので、
変革の先頭を走る、旧態依然とした社内に対する火種になる集団を作ることに繋がるかどうかが判断基準になります。

まず小集団で実績を見せていき、影響範囲を少しずつ広げて行きます。
火種集団が拡大し全体の22%を超えると、雰囲気が大きく変わってきます。
40%を超えると、碁盤の色が一気に変わります。

但し、テロリストの手法になってしまわないように注意が必要です。
意識していないと知らず知らずの内に、テロを起こしてしまいがちです。

➂ 自社を知り周知する

従業員自身が、自社のことを積極的に、もっともっと知っていく。
更に周囲の方々、家族、サプライヤーさま、お客さまに周知する活動です。

企業は法人ですので、人格があります。
人格を知らなかったり、個々人がバラバラの理解度や行動であれば相手に不信感を持たれる可能性がありますので、そのリスクを軽減します。
各人の理解度を擦り合わせることに繋がるかどうかが判断基準になります。

④ 企業価値を再定義する

企業活動を環境変化に対応できるように見直し、新しく提供する価値を再定義していく活動です。

価値は時代によって変化し続けますので、これからの世の中に見合った価値を見つける、作り上げていくことに繋がるかどうかが判断基準になります。

⑤ 仕組みを再定義する

プロセスを整理し、会社運営の仕組みを更新していく活動です。
技術の進歩や業態の変化などを受け入れ、身の丈にあった仕組みを作り上げていきます。

組織ではなく、役割で見たときにどうか?
いつの間にか手段が目的にすり替わってないか?
従来の社内常識を見直し、新しい仕組みを作り上げていくことに繋がるかどうかが判断基準になります。

⑥ 会社を運営する

会社を運営するということはどういうことか?
何を指標とするかを理解していく。
日常業務を会社運営に紐つけていく活動です。

中小企業ということもあり、世代交代が難しい現実があります。
世に言う後継者問題ですが、後継者が会社運営の経験が浅いことも大きな要因の一つとなっていますので、それらのリスクを軽減します。

自分たちが当事者として会社運営をしていくという意識で主体的に活動していくことに繋がるかどうかが、判断基準になります。

⑦ 全員で成長し続ける

振り返ってみたときに、“成長したな“と全員が実感できる機会を
できる限り多く作る活動です。

企業が存続し続けるためには、従業員が成長し続け
仕事を楽しめる環境が前提になると考えています。
そのために、日々の業務に少しの挑戦を盛り込み、全員が毎日新しい自分に出会える可能性を最大化するために努力しています。

自分だけではなく、一緒に活動してくれる関係者も一緒に成長する機会に繋がるかどうかが、判断基準になります。

⑧ 集合意識を誘導し、運を制御する

世の中の仕組みをうまく使って、不運を減らして
何となくうまくいく可能性を増やす活動です。
オカルト中間管理職と言われる要因です。

一般的な考え方ではありませんが、大企業や国など、大きな組織体では当たり前に活用されている(と思われる)要素を取り入れています。
因果応報の本来の意味を正しく理解することが前提になっていますので、
判断基準というよりも、”常時意識して”行動しています。

以上が行動原理の大枠となる8項目です。
何か行動する際に、これら8つの行動原理のどれかに合致しているかどうか?を確認し、実行するかどうかを決定しています。
その際、1項目だけではなく複数の項目に合致しているかに注目して、
1つの行動で複数の結果を出すことを重視しています。

できるだけ普段の言動レベルまで落とし込んで、当たり前のように自動的に判断できるように繰り返し実践して行きます。
そうすることによって、自信を持って行動できるようになります。

あなたも、自分の行動原理を決めてみませんか?

初瀬野アヤセ

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