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嘘と現実 その本質と使い方

年中夏色(ちゃいろ)、初瀬野アヤセです。こんにちは。
そばにいるだけで南国気分を味わえると妻に評判です。

さて、今日は主に新人社員を対象に開催している勉強会のテーマの1つを取り上げます。
少し変わった趣旨の勉強会で、具体的な仕事に関わる内容ではなく、生きる力を伸ばすことを目的として様々なテーマを採用しています。

毎回、一般的ではないぶっ飛んだテーマだと参加者に好評です。(多分)
あくまでも私個人の考えであり、押し付けるつもりも、賛同を求めるつもりもありません。
それを前提としてご自身で考えるきっかけにしてみたいと思われる方は、ぜひ目を通してみて下さい。新しい扉を開ける一助になれば幸いです。

今回は新人社員から「お客さまに嘘をついたらどうなりますか?嘘に対する考え方を教えて欲しい」というリクエストをもらって開催した時の内容を書き起こしたものです。有料noteです。

結論から言えば、「できる限り嘘は使わない方が良い」となります。

そんなの当たり前でしょ!という声が聞こえてきそうですが、よく言われているような道徳的価値観や因果応報論に基づいた結論ではありません。
どちらかというと一般的とは言えない、あくまでも私個人の考えです。
気分を害する方もいらっしゃるかもしれませんので、道徳的価値を重視されている方、嘘は悪だと考えておられる方は、ここから先は読み進めないことをお勧めします。


物心がついたころ、ちょっとしたいたずらで怒られてつまらない嘘をついた経験ありませんか?
その度に「嘘つきは泥棒の始まり!」とか、「嘘は良くない!」とか、口酸っぱく言われた経験も、ほとんどの方が持っていると思います。
でも、「嘘って何だろう?」と考えたことは、ほぼないのではないでしょうか。

嘘って何だろう?

「嘘」という言葉の意味

まず言葉としての意味を辞書でおさらいしてみましょう。
1 本当でないことを、相手が信じるように伝えることば。いつわり。そらごと。虚言。虚偽。
2 正しくないこと。誤り。間違い。
3 (多く「なければ」「なくては」「ないと」などの表現のあとにきて)適当はでないこと。不当。

もちろんあなたも知っているでしょうし、何を今更と感じたと思います。
ですが、当たり前だと思っていることを改めて確認することが、特に今の世の中では重要になっていますので、心に留めておいて下さい。

「嘘」という言葉のイメージ

次に、嘘に対するイメージを考えてみます。
なぜイメージ?と思ったかもしれませんが、現実には言葉の意味よりイメージが優先され、実質的にイメージが言葉の意味に置き換わっていることが往々にしてあります。

“嘘”という言葉は、その意味よりもイメージで捉えてしまう事例が多い言葉の1つです。
本当でないという意味よりも、悪い事というイメージが先に頭に浮かびませんか?このような「嘘=悪」というイメージが代表的な例と言えるでしょう。

相手を気遣うために使うもの(優しい嘘)、相手を陥れるために使うもの(悪い嘘)、保身のために使うもの(格好悪い嘘)など、色々ありますね。
これらの嘘を使う場合や使われた場合、嘘という言葉の意味そのものよりも、“やさしい”、“悪い”、“格好悪い”というイメージがより強烈に意識付けされると思います。

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