うちの中国人彼女は天才だが怠惰すぎる
本日、中国人彼女「茜茜（シーシー）」宛に実家から100万円が送金されました、こんにちは連休明けあやさとです。
茜茜は現在、在日留学生。
23歳伸び盛り。
ワタクシあやさとと同時期に大学を卒業し、現在は志望している大学院で一年間、研究生として所属しています。
研究生？大学院生じゃないのと思ったそこのアナタ、説明しよう！
研究生を別名で非正規学生制度。大学院に入れなかった人が準備期間として一年間その大学院で研究させてもらったり、茜茜の様に研究までに必要な基礎知識、専門用語をしっかりと覚える必要がある留学生が利用する制度なのです。
研究生に学籍はありません、この流れ前もやりましたが、今回はバッチリ合法です。
もちろんタダで受講や研究ができるわけではなく、きちんと大学に授業料や研究費を払って在学します、正規の学生よりかは安いみたいですが。
茜茜に聞いてみると、日本人の研究生は見たことがなく、中国人が多いらしいです。
確かにあやさとも大学生でしたが、研究生制度なんて茜茜が志望するまで知りませんでしたし、留学生御用達ルートなのでしょうね。ｼﾗﾝｹﾄﾞ
で、一年かけて大学院試験にチャレンジするという事なのです。茜茜の入試科目は面接と小論文・・・・大丈夫かな。
そんな大学院試験はなんと一週間後、もう佳境も佳境です。
院試が受かりやすいのか受かりにくいのか全く分かりませんが、茜茜の研究生として所属する大学はなかなかのかしこ大学で、それなりにしっかりした人たちとバトルすることになるので、楽な戦いにはならないでしょう。
ただ・・・それはあやさとみたいな一般人目線での話です。
この方を誰と心得る。
日本のアニメが好きで、そこから「なんとなく」日本語をマスターした彗星レベルの天才、茜茜ぞ。そこをどけ大学生。
ポテンシャルとしては間違いないモノを持っている茜茜、ひとたび本気を出せば、中国と比べるとぬるま湯極まりない日本の受験戦争など、最近流行りのなろう系小説のごとく、軽く蹴散らしてくることでしょう。
「転生してみたらぬるま湯研究生だった」ですよ。勝てる勝てる。
そんなことを思っていた時もありました。
この天才、動きません。
マジでやる気がありません。
危機感の欠片も出さず、あやさとのマットレスでバブルスライムの様に液状化しています。本当にやる気がないときは、テコでも動きません。
引っ張って机に向かわせても、ひも付き人形のごとく少しずつ少しずつベッドのほうに吸い寄せられていきます。そして二度と帰ってきません。
何をやってるんだおまえは！
いやまて、違う。
それはあやさと基準の考えなのではなかろうか。
そう、この方は天才なのだ。
一般人なら院試一週間前の今頃、慌てふためいて原稿用紙や面接対策メモにかじりつくことでしょう。
ただきっとこのお方は、私たちスライムには見えない「勝ち筋」が見えてしまったに違いありません。
きっとそうなのだ。
彼女には見えたのだ、勝ち筋が。
羽生さんだったら腕が痙攣しているところでしょう。
小論文ノートも１ページを境にまっ白（彼女はパソコンに書いていますと供述）ですが、なるほどノートを埋めるまでもなかったようだ。ひとたび書けば我々の何百倍の情報量が彼女の脳内を駆けまわる。ニューロン神経細胞が今ごろ超反応をおこしているというわけか・・・
ちなみに面接対策を手伝ってあげようとしたのですが、かたくなに拒否。
小論文対策も自分の文章を見られるのが本当に嫌らしく、こっそり見ようとすると怒られます、リッチリッチエクスプレスの幽霊かな？
状況は全く分からないので、凡人あやさとは温かい目で見守ることにしました。
あえて口を挟まない方がいい場合もあるだろう。
受かってくれれば、それでいいのだ。幸いにも、日本語の上手さだったら、彼女は上位５％には入るでしょう（ただし他人と話す場合、著しく能力は落ちますが）。
ほかの留学生と比べても日本語の達者さと、まじめそうな「感じ」では勝るとも劣らないハズです。
実は、院試のチャンスは2回あって、今回の院試は一回目。
つまり落っこちたとしても、まだ泣きの一回が通用するのです。極力一回で受かってほしいものなのですが、あとは茜茜の底力に欠けるしかないのかもしれません。
本人の努力が見えないため何に応援すればいいのかあんまり分かっていませんが、とりあえずファイトだよ茜茜。
怠惰には違いありませんが、彼女は紛れもない天才なのです。
こちらが一度言った未知の日本語は必ず一回で覚えますし、あやさとは日本語しか話せないため、日本語は今も絶賛成長中。
日本語に関しては5分ぐらい話さないと中国人とは見分けられないかもしれません。
ある程度の年になって取得した第二言語を前にして、これだけアレルギーなくすらすらと頭に入れられる逸材があやさとの周りに何人いるでしょうか。
英語が大の苦手で、受験勉強で全ての力を出し切っても話せるようにならなかったあやさとが言うんですから間違いありません。
ちなみに茜茜は、英語もイケます、あやさとよりはるかに。
茜茜が何も対策せず受けたTOEICは615点だったとのこと。（ちなみにあやさとは対策なしで415点）
TOEICは対策したら100～200は伸びるので、おそらくマジにさえなったら凄まじいことになるでしょう。まあ（マジに）ならないでしょうが。
ということですから、もうここは茜茜のポテンシャルと語学力に賭けるほかありません。
え、あやさとは中国語を勉強しないのかって？
おっとここにもバブルスライムが一人・・・・・
P.S
初めてサッカーで足をスパイクで踏まれるという経験をしたのですが、ありゃ痛ぇわ・・・足の甲ではなかったので、大事故には陥りませんでした。くわばらくわばら・・・・
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