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特別な日々

何も言わずただそばにいるだけでいい
でもきっとそれが答え


”最初で最後の恋”
”一生一緒”
”運命”
みたいなキラキラした神聖なものでは、正直ないな、と思う

そんなものは無い、と言い切ると乱暴に聞こえるかもしれないけれど
きっとそんな綺麗なものではない
不完全で普遍的で

もっとあからさまに言えば、
アイドルオタク2周目の私とアイドル6年生の彼、
なんでも新鮮でキラキラ輝いて見える、というほどでもなく
ありふれたオタクと演者の関係でしかなくて、

でも、なんでかなあ いつの間にか特別に変わってた
たしかに好きだというこの気持ちは本物で、
距離が少し近いからあんまり言えはしないけど、
ちゃんと彼のことが大好きで、
何回でも会いたくて、
だって好きじゃなきゃこんな毎月新幹線に飛び乗ったりなんかしない、
そんなことわざわざ言わないけど


そして会いに行けば、
彼は、彼らは
実体をもった愛 に似た何か をくれる

「大好きだよ」
なんていうアイドルの言葉、
まあよくあるというか、
ありがたいことに接触とかで言ってもらったこともある、
チェキに書いてくれたことも
嬉しいよ、めちゃくちゃちょろいオタクなので、ものすごく嬉しいんだけど

毎回飽きさせないような日替わりのセットリストとか
沸かせるためにバッチリ仕上げてきてるパフォーマンスとか
ライブが終わってほしくなくて溢れてしまう涙とか
レスに喜ぶオタクを見て満足そうに微笑む顔とか

そういうの、めちゃくちゃ愛だなあって思う

そういう意味でいえば、「大好きだよ」って言葉そのものよりも 言ったあと驚いた私を見て満足そうに笑っていたあの顔こそが愛というか


目の前の彼らを、彼らの差し出してくれる愛を
限りあるこの愛おしく特別な日々を、
余すことなく最後まで、
ただただ大切にしたい

大切に過ごすからね


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