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今の仕事以外に、なりたかったものは何ですか?

先日、インタビューされた。
「小学生のころ、なりたかったものは何ですか?」
「子どものころなりたかったものは何ですか?」
まぁ、よく聞かれる。

これら質問に対して私は1つの決めた回答を持っている。割りとウケの良い回答だと自分では思う。今回もこの回答でいこうと思っていた。
でも、インタビュアーの口から出たのは、
「今の仕事以外に、なりたかったものは何ですか?」
なぜか、すでに持っている回答が答えづらくなってしまい、無邪気な2人のインタビュアーを前に私は考えた。

私は看護学部卒業だ。でも看護師を選ばず別の道に進んでいる。
今の仕事とは別の仕事、と考えると「看護師か?」とも思うが、別に看護師になりたくて看護学部に進んだわけではない。だから「看護師」という回答に自分の気持ちがしっくりこず、その回答を飲み込んだ。では何か。
記憶をさらに過去に巡らせた。

「将来の夢」
1番最初に文字に起こし始めるのはいつごろだろうか。ファンタジーな夢。漠然とした夢。
文字におこすまでもなく「〇〇になりたい!」と声に出していた幼少期。より具体的に「将来の夢」を文字におこしたのは小学校の卒業文集だ。
その時の私は「作家」と書いた。
理由はもう思い出せないが、当時の自分は本の虫だった。
小学校の下校(登校は集団登校なのでできない)時には、二宮金次郎のように本を読みつつ、ランドセルをかるっていた。文庫本ではない。当時大流行したハリーポッターだ。
そんな感じで、きっとこんな物語を書きたい!と思い、作家と書いたのだろう。(当時、Ns’あおいがドラマでやっていたから「看護師」と書く友達が多かったなぁ)

さて、そんな私の記憶巡りの帰りを待っていた2人に、回答とエピソードを話した。2人は「へぇ!!すご!」と感想を素直に述べてくれた。いやいや、すごくはないのだけれど。

後から、2人とのやりとりを思い出し、振り返った。
2人から質問され、自分がやりたかったことを思い出し、なんなら卒業文集を見た親から「作家なんていくつからでもなれる!」と、だからもっと現実的な手堅い将来の夢にしなさいという、暗黙のメッセージまで一緒に思い出してしまったけれど。


だから、数年ぶりにnoteを開き、文章をおこすきっかけをくれた2人に感謝をしつつ、次の更新がいつになるかはわからないけれど、時々徒然なるままに書こうかなと思います。
2024年も半分にさしかかるけれど、続けていきたい…!目標3本!(だから今年中にあと2本!)

ちなみに、ウケの良い、でも割りと本気の回答は「魔法使い」でした。
(おジャ魔女どれみ、カードキャプターさくら、大好きです)

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