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ZWIFTで160km走った話、そしてStravaへのデータ手動アップロード方法メモ

世間がFestive500で盛り上がる年末。周囲の皆様方の熱に押されて自分も何かしよう!と思い立ち、バーチャルセンチュリーライドにチャレンジしました。

160km(100マイル)を8時間で走破するセンチュリーライド。アルプスあずみのセンチュリーライドや200㎞ブルベは何度か走っていますが、バーチャルは初。時間と気力があればおそらく誰でも達成可能だと思いますが、脚力も体力も人並み以下の自分、少しだけ準備をして臨みました。これからチャレンジする方の参考になればと思い、準備やライド中の気付きを書き残しておくことにします。

Stravaへの手動アップロード方法について調べてこのページに来られた方は下記目次リンクからどうぞ。

1. ウェアを万全に

ローラー台の上でひたすらにペダルを回し続けるバーチャルライド。ダンシング(立ち漕ぎ)を挟みつつもメインはシッティングになります。となると重要になってくるのがサドルとビブ(またはタイツ)のパッド。長時間働くことになる尻をいかに守るかが肝要です。

実は恥ずかしながら数日前に股ずれを発症していました。パッドがへたっていたタイツをもったいない精神から使い続けてしまったのです。へたったパッドは何の役にも立たないどころかダメージの原因になります。すぐに新しいものに変えましょう。
股ずれ防止にはシャモアクリームも効きます。ケチらずたっぷりめに塗り込むのがポイントです。

サドルはいつも使っているこちら。体に合っているものが一番。
股ずれは患部を清潔にしてからオロナイン。早めの手当てが大事…

ライド時間は8~9時間程度になると想定。途中で昼食のための大休憩と小休憩を1度ずつ挟むことを決め、ライドを3ブロックに分け、ブロックごとにウェアを替えることにしました。

インドアでのバーチャルライドは屋外ライドよりも格段に汗をかきます。休憩ごとに汗ふきシートで体をさっとケアして、新しいウェアにお着替え。気分もスッキリしますし、気になる股ずれ部分も清潔に保てます。

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いつもは速乾素材のTシャツで走っていますが、この日は気合を入れてジャージをセレクト。2019年ヨークシャー世界選手権(右)、イネオス・グレナディアーズ(左)、そしてドゥクーニンク・クイックステップ(中央)の順番で着用。好きなチームのジャージを着ると頑張れる!

2. 補給はしっかりと

屋外でのライドと同じく補給が必要です。ハンガーノック(エネルギー切れ)になると脚が動かなくなるので、ちょっと多めの補給を意識しました。
実際に自分が摂った補給がこちら。

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屋外ライドとあまり変わらないラインナップ。BCAAと麦茶は水に溶かしてドリンクボトルにIN。
クルミ餅やグミなど、噛み応えがあるものが好みです。

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昼食はここぞとばかりにカロリー爆弾のようなカレーをモリモリ。唐揚げと温玉をトッピングして優勝しました。

上記の他に小休憩の時にコーヒーを1杯。消費カロリーが約2000カロリーだったので、昼食を含めると摂取カロリーの方が多い気がしますが、これだけ食べても途中何度か空腹感を覚えたほど。胃腸に問題がなければ多めに食べた方がいいと思います。

水分は約2リットル摂りました。が、ライド後はかなり喉が渇いていたので、水分も多めに摂るのがいいでしょう。

3. 時間との戦いに備えて

ご褒美があれば頑張れる。ZWIFTで特定の条件を満たすとアンロックされるアチーブメントとジャージの獲得を目指して160㎞に挑むことにしました。

コースは距離を稼ぎやすい平坦基調の「Volcano Circuit」に決定。以下の獲得を目指します。

・100㎞走破で獲得できる「Metric Centuryジャージ」
・「Volcano Circuit」25周(約104㎞)で獲得できる「オンファイヤー!」
・160㎞走破で獲得できる「Centuryジャージ」

バイクはゲート通過時のアイテムが経験値10に固定されるTTバイク(S-WORKS Shiv DISC)に。いちいちアイテムを使うのが面倒になると思ったからです。

長時間ライドのおともは音楽。環境が許せば映画などを観ながら漕ぐのも良いかもしれません。私は130㎞を超えたあたりで猛烈に飽きてきて、気を紛らわすために「今夜はブギー・バック」の全アレンジバージョンを聴き比べするという謎の行動に出ました。
オザケン、名曲をありがとう。良い気分転換になりました。

テンポの良いこちらのバージョンが好きです。

4. 実走の記録

疲れたら終わりなので、とにかく余力を残しながら走るようにしました。
自分の最大心拍数は180程度。最初に心拍を160くらいまで上げた後は、心拍ゾーン3となる130~140を意識。1周ごとにギアを重くしたり軽くしたりしてリズムをつけましたが、普段よりもかなりゆっくり走りました。延べ数百人に追い抜かれた気がしますが、抜き返したりせずにマイペースを貫きました。

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まずは100㎞達成。時節柄なのかロングライドにチャレンジする人達が沢山いてやる気アップ。

昼食休憩の後、大事件が発生。ZWIFTが突然ANT+を認識しなくなり、大苦戦の末Bluetoothへ接続を変更。約1時間の足止めを食らいました。
せっかく心拍抑えめにしていたのに、ここで焦って心拍が爆上げに。トホホ…

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気を取り直して104Km達成(画面は103Kmになっている)。Bluetooth接続だと心拍計が対応しておらずリザルトに反映されないのですが、走行データが残せただけでも良しとしましょう。

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160Km達成!実走時間は5時間半。休憩込みだと9時間半でした。1時間のデータ接続トラブルが痛かった。

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Volcano Circuitは周回数をコース上に表示してくれます。最終的には41周走りました。

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走行距離は170㎞。最初にワークアウトで心拍を上げた後のパワーと心拍数の省エネ感が凄い。最後は少しだけ踏んで、クールダウン。

5. ZWIFT走行データをStravaへ手動アップロードする方法

ライド完了!ZWIFTでデータを保存すれば自動でStravaでアップされる…はずが、年末で混雑しているせいなのか待てども待てどもアップされません。
せっかく170㎞走った記録が残らないのは悲しいので、以下の手順で手動アップロードしました。
いつもやり方を忘れてしまうので、備忘のために以下メモしておきます。

(1)My Zwift.comにログインし、対象アクティビティのFITファイルをダウンロードする。

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対象アクティビティの歯車マークをクリック。

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DOWNLOAD FITFILEで任意の場所にFITファイルをダウンロード。

(2)FITファイルツールでFITファイルのタイムスタンプを修正

Zwiftのサポートページにも書かれていますが、FITファイルツールはZwiftの公式サイトではなく、Zwiftと直接提携していません。自己責任での利用となります。

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Corrupt Time FixerのLaunchを選択。

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(1)でダウンロードしたFITファイルを①にドロップ。②にチェックを入れ、③をクリックするとタイムスタンプが修正されたFITファイルが生成されるので、任意の場所にダウンロード。

(3)Stravaにログインして修正後のFITファイルをアップロード

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右上の「+」からUpload activityを選択。

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ファイル選択で(2)のFITファイルをアップロード。Save & Viewを押すのを忘れないように!

6. 最後に

一人暮らしには少しだけ広めのワンルームに夫婦2人で住む我が家。ZWIFT中は窓を開け放すので、夫はワンルームを仕切った寝室部分に避難することになります。私がテレビを占拠して自転車を漕ぎ続ける間、文句ひとつ言わずおとなしく寝室で過ごしてくれた夫、本当にありがとう。

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長時間ライドに必要なのは家族の協力。それは屋外でも屋内でも同じですね。

またやるか?と問われると微妙。休憩時間に接続が不安定になるのが物凄くストレスなのです。休憩なしで走り切れる距離にしておくのが精神衛生上良いのかもしれません。