チュートリアルの徳井さんがいなくなったバラエティ番組は寂しい

ぺこぱが現れてから、芸能界に多様性の波が来ているような気がする。

岡村さんのラジオでの発言での炎上。

アンジャッシュ渡部さんの不倫騒動。

最近のコロナとも相まって、時代に合っていないちょっとした発言や行動で、時代に融合しきれていない人が炙り出されてている気がする。

バラエティ番組のバランスが、崩れた気がした。

その風潮を作ったのはぺこぱの出現だけではなく、

チュートリアルの徳井さんがいなくなったことも影響しているのではないかと思った。

チュートリアルの芸風は徳井さんイケメンだけど変態なキャラクター性にあり、今主流である個の時代に特徴的な、自虐の方に持っていくことで笑いを持っていく芸風の、第一人者だった。

徳井さんは変態＝変わり者の代表として発言することが、無意識のうちにマイノリティ側の支えとなっていた。

徳井さんはゴリゴリの関西人なのに、あまり関西の匂いがしなかったのには、そういうところに理解があったからであろう。

ただ、徳井さん本人がそういう側面を自覚しながら仕事をしていたかは微妙なところ。
もっと信念を持って仕事をしていればあんな騒動は引き起こさなかったのかもしれないが、個人的に徳井さんがそう思いながら仕事するタイプには思えない。
そういうところも、一つの強みだったのかもしれない。

徳井さんと同様の自虐の方で笑いを取るタイプに、オードリーの若林さんがいる。オードリーとぺこぱが仲良くしているのを見ると、徳井さんはこれからの時代もっと活躍できたのでは？と悔しい思いが溢れてくる。

芸能界は椅子取りゲームと言われているが、徳井さんがいた席は、まだ埋まっていないように思う。

徳井さんの行った過ちは、許されることではない。
それでも、徳井さんいなくなったバラエティ番組は、やっぱり寂しいと感じてしまう。