バラが教えてくれたこと
近所のお庭にバラが咲いていた。
フェンスからはみ出した美しいピンクと白のグラデーションのかかった花々をみて、ふと思い出したことがある。
「バラはね、冬の寒さに耐えるから美しく咲けるんだよ」
園芸屋さんに勤めていた友人が、かつて熱弁してくれたセリフが今もわたしの中に残っていた。
思うように自分を表現できていないとき、思うような売り上げが出ないとき、描いた行動を取れないとき、どうしても悶々としてしまう。
1人篭って、この世の終わりが来たかのように過ごすことがある。自分を責めては落ち込み、悲しみ、悲嘆に暮れる。
それもやり切れば飽きるので、やがて浮上して小さく何かを始めだす。バイオリズムとはそういうことだ。わたしたちは生物で、機械じゃない。
山があって谷があって、落ち込んでは開き直っていく。心や身体のリズムにゆだねるしかないときもある。
でも、冬の落ち込んで暗く冷たい時間があるからこそ、花は咲く。バラが咲く。
わたしの花も、あなたの花も、必ず咲く。だから、いま冬のときを迎えていても大丈夫なんだよ。
これが、偶然出会ったバラが教えてくれたこと。
いつも温かいご支援をありがとうございます💕サポートしたいと思われるような文章をこれからも綴っていきます✨