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[コロナ日記]営業自粛期間にしたこと

サロンワークしすぎて18年で今が一番手が速いよ!!

こんばんは。
浦安駅から30秒のネイルサロン!
Pink Cloverのオーナーネイリスト兼スクール講師の東條 彩乃です。

早いもので明日から6月!
緊急事態宣言も解除になり少しずつ日常が戻ってきています。
(もちろん気を引き締めて衛生措置は徹底的に!)

この2ヶ月、やることと考えることの多さにやや病みながらも書き綴った私のコロナ日記。
今日はあまり体温を込めずに淡々と、この2ヶ月(特に休業期間中)にやったことを書き留めようと思います。

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[1]休業期間中のお客様対応**

緊急事態宣言の発令された4月8日から1ヶ月間、
サロンは休業します!と宣言したものの、
1ヶ月もネイルを放置できないことはわかっているので、
既存のお客様、元々予約を入れてくださっていたお客様の施術対応はしていました。

ありがたいことに、私のサロンは徒歩圏内の近所から通ってくださるお客様が多く、
「やってくれるならぜひいつも通りやって!」と、
キャンセルや延期をせずにご来店くださるお客様が9割以上でした。

それでも電車通勤を要するスタッフは全員休ませているので、
ほぼ全てのお客様を徒歩通勤の私1人で対応することに。

こんな時自宅が近くて良かったと思ったけど、
久しぶりの連日連勤のサロンワークに体力がついていかず、
「私だってステイホームしたい」と弱音を吐きそうになったりしました。
同じようにスタッフを抱えている経営者兼プレイヤーのネイリストは、
この時期を同じように過ごしていたようです。
(ということ知るだけでも心の支えになる)

それでも喜んでくださるお客様の顔を見ると、
やっぱりこの仕事が好きだな、と再認識するし、
この場所をなくすわけにいかない!
持ち堪えなければ!!
という思いが強まる反面、
帰宅したら何もできずに眠るだけ、という日々が1ヶ月続きました。
(だからブログもnoteも書けなかったっていう言い訳だよ←)

ちなみにネイリスト歴18年、今までで一番施術スピードが速くなったし、
ひとりでこれだけの数のお客様をこなせるんだ、という自信が改めてついたり、久しぶりにスタッフがいない空間で、お客様と1対1で過ごす贅沢な時間も今まで以上にしあわせでありがたいことと再認識した、30代最後の春。
(いつか一人でプライベートサロンをするのも悪くないな、と老後の妄想をしてニヤニヤしたりしてました)


[2]助成金・給付金の調査、手続きの準備

普段経理やお金の計算がとてもとても苦手な私。
でも今回ばかりはきちんと調べて勉強して、申請をしました。
私が手続きをしたのは下記の4つ。

・持続化給付金
・雇用調整助成金
・千葉県中小企業再建支援金
・浦安市中小企業等継続給付金

特に難しかったのが雇用調整助成金。
仕組みが数日ごとにコロコロ変わるし、申請書も素人が書くにはとてつもなく煩雑。
とはいえ、私の会社は正社員もパートも10割の休業手当を支給していたし、これはやらずには通れない!ということで、膨大な資料を用意してなんとか申請しました。
社労士さんがいてくれて本当によかった。
ものすごく忙しいのに密に連絡を取って助けてくれた社労士さんにただただ感謝。

それにしても法務局ってなんであんなに不便なところにあるんだろう…
謄本を取りに行くだけでも一苦労…。


[3]営業再開後のための準備  

当初の予定では緊急事態宣言が解除になる予定だった5月7日からの営業再開。解除が延期になるかもしれないし、再開の時期もずれ込むかもしれない…
でも再開するその日のためにできる限りの対策と準備をしよう!というところに、この期間もっとも時間と労力(そして経費も)を注ぎ込みました。

休業前から行っていた対策と合わせて行ったのは次のようなこと。

・衛生管理マニュアルの見直しとブラッシュアップ
・スニーズガードの作成
・消毒・衛生管理用備品の購入
・お客様にLINEご登録のお願い

▶︎まずマニュアル
JNAのガイドラインや厚労省のサイトを参考に、お客様来店から施術、施術終了後の器具やサロン内の衛生措置手順などのマニュアル・チェックリストをブラッシュアップしました。

例えばテーブルや椅子、ハンドレストなどお客様の手が触れるところはどの消毒剤で拭くか、マスクを着用していないお客様がいらっしゃった場合の対応、ネイリスト自身の手洗いなど細かいチェックリストを作成して、誰が見ても漏れがないように、毎回確実に行えるようにしています。

▶︎スニーズガード
これも5月上旬ごろからメーカー等で販売が増えましたが、4月まではみんなそれぞれ工夫して自作したものをSNSにアップするのがちょっとした流行になっていました。

私もSNSで見ていいな、と思ったものを見よう見まねでDIY。
アクリル板は専門業者の方に相談したところ、サイズ指定でカットしてくれたり、手が触れる部分のエッジを丸く加工してくれたり、ねじ穴まで開けてくれて、プロの技と心配りに心底感服しました。

ホームセンターでミリもセンチもわからなくなっているど素人の私にいろいろ教えてくれて資材をカットしてくれたお兄さんも優しかったな。

DIYとはいえ餅は餅屋。
私も専門的なことを、詳しくない人にもわかりやすく教えてあげるやさしさを身につけよう、と固く心に誓ったユニディ千鳥町店での昼下がりでした。

↑こちらが無事完成した自作スニーズガード
お客様からも褒められ率高めでうれしい♡

▶︎衛生用品の購入
とにかく買い物にいけないのでひたすらamazonでポチポチ。
(翌月のクレジット明細がamazonだらけでビックリしたー笑)

この時期みんな同じことを考えていたのか衛生用品がとにかく品薄で価格も高騰。
それまで使っていたノータッチミューズ(ハンドソープ)のレフィルが6000円超えてたり、手指消毒用のアルコールはどこも欠品中。

もともと消毒用エタノールはストックがあったので、非接触噴霧式のスプレー容器と、ハンドソープ用ディスペンサーを新たに購入。
どちらも非接触でセンサーに反応して出てくれる便利な子たち♡

ストックがあるとはいえ、いつ入荷するかわからず(5月末時点でも入手困難!)貴重なエタノールを大切に使うため、サロン内の拭き掃除をする消毒剤はすべて次亜塩素酸ナトリウム水溶液にしました(ようはキッチンハイターを水で薄めたもの)
手指用に温存しておきたいエタノールの節約にもなるし、安価だし、ウイルスに対しての消毒効果はエタノールより高い!といいことずくめ。

ネイリスト衛生管理士の講習で学んだことが活かされました。
(ちなみに私は衛生管理指導員。もっとセミナー開催してこの知識広めなきゃって改めて思いました)

▶︎お客様にLINE
これは一番独自の対策。
元々キャンペーンのお知らせやポイントカード機能で使っていたLINE@のアカウントでお客様に連絡をして、協力と今後の営業についてのご理解を得るお願いをしました。

これについてはだいぶ長くなってしまうので、また改めてまとめますが、
とにかくお客様にとっても身近なLINEを登録していただき、相互に連絡が取れる状態にしたくて今回取り組みました。

例えば前日確認の連絡ができたり、もし万が一ネイリスト自身が体調不良や発熱等で出勤できない場合にも緊急連絡ができる!というメリットがあり、営業再開後もとても役立っています。
さらにはお客様との心の距離が近くなるという嬉しい特典付き♡


・・・と、このようにいろいろな準備・対策をした上で、サロンは5月7日から縮小営業にて営業再開することができました。
対策といっても、こうして羅列してみるととてもシンプルで基本的で地味なことの積み重ね。

でもこれをこつこつと気を緩ませずに継続することと、どんな思いでそれをするか、その思いをスタッフ全員で共有できているかってことが今後も一番核となる大切なことだと思っています。

「ウィズコロナ」なんてカッコよく言っても、大切なことはとても基本的なことで、それはすべてお客様やスタッフを守るためにやってるということ。
もちろん自分自身が感染しないようにすることが一番の感染拡大予防!ということも忘れずに。

明日からもお客様とスニーズガード越しにたくさん笑って、楽しくお話をして、爪はキラキラ、ピカピカに。
少しでもこのストレスフルな時期にくつろいでいただけるようにおもてなしをしながらも、地味な消毒・衛生措置というお客様からは見えないおもてなしも抜かりなくこつこつ続けて行こうと思います。


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