結婚式に何百万円もかける時代は終わった ~新婚花嫁が結婚式を終えて思う事~

私達夫婦は2020年の3月に入籍、その年の11月22日、いい夫婦の日に結婚式を挙げました。都内の由緒ある神社での神前式。本来5月に結婚式を挙げる予定でしたがコロナによる緊急事態宣言中の期間に入ってしまった為、延期となり、11月に式となりました。

遠い親戚や友人は一切呼ばずに両親と兄弟のみのこじんまりとした結婚式でした。


結婚が決まり、結婚式をしよう!と思い立ってもプロセスを誰も教えてくれません。全てを自分達で調べ、自分達で決定していく事になります。
何故、神社での神前式にしたのか、披露宴はしなかったのか、私たち夫婦は紆余曲折してこのスタイルに決定しました。私たち夫婦の結婚式決定までの道のりを書いていきます。これから結婚式を考えているけど何から始めたら良いか分からない人、お金がないけど形に残る事をしたい人、結婚式を挙げるべきか悩んでいる人の参考になれば幸いです。



①ゼクシィは買わなくてよい!?

「結婚が決まったらゼクシィ」というCMや電車の広告。女の子には一種の憧れでもあるあの雑誌です。キャッチフレーズに踊らされて購入しましたが、ゼクシィの内容はほぼ結婚式場リストです。

結婚が決まった!→何から始めたら良いのかな!?→まずはゼクシィを買おう!

という流れで購入しても目的の情報が得られません。それよりも、何も準備できていない傍から式場一覧を永遠と見せられて困惑しかない。という事態に陥ってしまいます。ゼクシィは式場の紹介雑誌です。
結婚についてのいろはが知りたかった私達夫婦には必要のない買い物でした。


③結婚式にも色々なやり方がある
始めに言っておきますが、私は結婚式否定派でした。この、私が否定している結婚式とは、大勢読んで挙式して披露宴して2次会してゲストは一人3万円包んでもらって・・・というとっても華やかでゴージャスなものです。かかった費用は平均300万円!みたいなものです。
正直、結婚式にそこまでの費用をかける意味がわかりませんでした。

結婚式というだけで付加価値が付いて何かと高く見積もられるのが嫌と言うのは勿論ですが、一番理解できないのが、

結婚費用をご祝儀でまかなうシステム

なんなんですかね、このクソシステム。

結婚式場へ見学に行くと、お見積りを出されて大体この金額の半分はご祝儀で賄えますよ~みたいなことを言われます。ご祝儀って何なんでしょうか。結婚式を開催するための費用の一部なんでしょうか。


結婚式に呼ばれると問答無用で三万円包むという謎のシステム。
他人の結婚式を否定するつもりはありませんし、招待いただいたらお祝いするつもりで参加しますが、普通に考えて3万円って結構な額よな、と。それがさぞ当たり前のように決まっているクソシステムは未だに理解できていない部分です。バブルの時代の悪しき習慣が今もなお残っているという。ブライダル業界の策略に見えてならないのです。


しかしそんな私も新婚ハイになっていたので、一度は豪華に彩られたステージで盛大にお祝いしてもらう結婚式を夢見て見学に行った一人です。見学に行った後は割と本気で結婚式の是非について考えました。
何かしらやりたい。でもやっぱり何百万円するのっておかしくない?
と言う自分の中の疑問が消えることはありませんでした。


④何百万円かからずに結婚式はできる

夫婦で話し合った結果、王道の挙式、披露宴という流れの結婚式はやめました。でも何か思い出に残るものはしたい。という風に考えました。


自分達の中にあったもの

・そもそも友達にご祝儀をもらうという考えが嫌だ。

・親や親戚には結婚したという形を見せたい。


そこで、神社の神前式がちょうど良いのではないかという結論に達しました。

そもそも結婚とは、家と家が一つの家になるというものです。昔は身内だけで結婚式をしていたのです。それがバブルの時代に友人を呼んで華やかに行うというものに変わり、バブル崩壊後の今日にもその風習だけが残り独り歩きしているのです。



⑤神社での神前式は~50万円程

都内の割と有名な神社だったので若干費用は高くなりましたが、式だけの金額は~50万円程になりました。神社で神前式→場所を移動して食事会という流れになりました。ちなみに前撮りも含めたプランがあったのでそちらも適用しました。(別途費用がかかります)



⑥結婚式はお金がかかるは勝手な思い込み!

親や働いている環境等で結婚式をしなければならない夫婦は別として、本来は、結婚式なんてしてもしなくても良いものだと思うんです。

人生100年時代、老後の資金は3000万円といわれています。
結婚式のためのローンまであるそうですね。新婚の若い夫婦が払うべき費用ではないなと感じています。

しかし、それと同時に結婚式をして良かったとも思っています。それは、自分で費用対効果を考えた上での結婚式だからです。
フォトウエディングや少人数でできる挙式等も増えてきています。結婚式は高額、という価値観は現代のニーズに即していないと思います。

コロナの影響で結婚式の開催自体が中止や延期を余儀なくされ、その後開催できても新生活様式を意識した会場の確保や密にならない配置等、今まで通りの結婚式をすることが中々難しくなってきています。それと同時に、良くも悪くもリモート結婚式や夫婦2人のみの結婚式等、新しい試みも誕生しています。

もっと気軽に、簡易的に結婚式が出来るようになり、それが当たり前になる未来はそう遠くは無さそうです。

派手な結婚式の時代は終わったと思います。

結婚式は手軽に、その後の長い生活を大事にしていきたいですね。


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