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祝福された一日✧♡

 17日は、短歌の会だった。
 朝の散歩のときから空が違っていた。ココロが動いたところの写真を撮るけど、その日は空だった。空がいつもと違う。
 

なんなんw?なんか変な空なんです。

 その後、黒帯(旦那)といつもの温泉に出発。
 驚いたのが、凄いでっかい虹が出ていた。今朝の空が、なにか劇的だったのも、ちょっと前まで雨が降っていたのか、曇りの雲がさ~っと開けてきた不自然さがあったのだが、そのせいか虹が出ていた。

 金曜日だったので、出勤の車が、渋滞していたが、この日は行き先の前途に虹が出ているのである。きっと、各車で、心を和ませていたと思う。

虹が出て仕事に行く車たち素敵に感じる自分の前途

あやのん

 そのまますぎる( ´艸`)
 しかも、虹って、意外と一瞬で、5分も経たずに消えてしまうイメージだが、家を出発して温泉に着くまで、20分以上は、前途にある巨大な虹を見続けた。

 なにか、祝福されてる???
 すごくいいことがありそうな気がした。

 短歌の会に出かける。
 皆の短歌を朗読して、投票して、鑑賞して、楽しかった。

 しかし、今日の本題はこの後である。
「短歌より、カラオケの歌の方が、スキかも」とKさんがつぶやいて始まった、私とKさんの短歌の合評会の後のカラオケ道場。
 Kさんは、「あやのんさんに話がある」と言い、私は「今日、カラオケに行きませんか?Kさんと歌いたい歌があります」と言う。
 2人でカラオケに行くことになった。

 そして、私の車でカラオケ合衆国。
 ダムかジョイサウンドかと聞かれ、ダムで、と適当に答え、46号室へ。Kさんが飲み物を取りに行き、私は、藤井風を立て続けに入れる。
 本人歌唱の本人映像があるようだ。
 まじっすか!ダムにしてよかった( ´艸`)
 最高です(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 かくして、藤井風をBGMで流しながら、ずっとKさんと話をしていた。
 Kさんと今までカラオケ道場を2、3回やったが、私はいつも一方的にamazarashiばかり歌い、Kさんと一緒に歌うという感覚が無かった( ´艸`)
 しかし、藤井風の歌を知って、彼女といっしょにこの歌を歌ってみたいと思ったのだ。

 「死ぬのがいいわ」
 「さよならべいべ」
 「なんなんw」
 「まつり」
 「ロンリー・ラプソディ」のあたりを。

 2人で練習して歌いたいと思った。
 柔らかな関西弁が気に入ったのと、歌の内容。
 死に別れた夫婦みたいな、若者が作ったと思えない歌詞の素敵さ。

 若き日、Kさんは仕事を辞めて奈良の茶筅を作る工房に行った。
 中宮寺の弥勒菩薩が好きすぎたせいだと言う。そこの工房は一子相伝で、男子しか採用しない。ところがKさんの熱意が社長を動かし、2年、工房にいてもよい、と言う話になり、社長に可愛がられて、よくカラオケにも行った。
 なんだか、意味がわからない話だなと思って、歌う合間にそんな話をとぎれとぎれに聞いていたのだが、今日は、藤井風をBGMに、なんで、奈良に行ったのか?マジメに話を聞いてみようと思っていたのだ。

 私も、note上でも不思議に思っていたことは、ある記事を気に入ったり、交流のあるnoterさんが、なにかしら、奈良に関係していること。
 奈良がスキ、奈良に住みたい。
 写仏部の活動を始めてから、いっそう、そういう感じが強くなった。そして、リアルな付き合いの中でも、Kさんが、奈良好きというのを知り、いつか聞いてみなければと思っていたのだ。

 Kさんは岩手県盛岡市出身。
 子供時代から、寺巡りが好きで、まとまったお小遣いやお金が入るとバスに乗って、北山という神社仏閣が並ぶ地区に行き、一日中そこをぶらぶらして飽きなかったと言う。
 私は、そんな小学生いるかいな?と不思議に思いながらインタビューを続ける。そんな彼女は将来、仏門に入ろうと思っていたそうだ。父が、長野にある善光寺に口を聞いてあげようかと言ったが、彼女には、そういう仏門に入ることに、いろいろな形式に、好き嫌いがあった。
 漬物が食べれないって言ってたかな( ´艸`)

 私は猫が好きなの、猫は誰にも媚びないで自分を貫いているからね。
 犬は媚びるでしょ。と言う。

 彼女の父は、見えないものが見える人だった。
 長男は神道に入ったが、父は、仏門を学ばせられた。しかし、檀家からお金を頂くというお寺のシステムが嫌で、独立することに。
 その後、お釈迦様みたいに色んな山で父は修業をした。

 そして、もともと不思議なパワーを持ち、色々なことがわかる。しかし、それを、簡単に信じてくれる方がいないので、ある占いの型をゲットし、弘法尊称という名前で、神道、祝詞、悩み、占い(風水)で人助けの道に入った。

 そして、Kさん自身も、他人の心が読めて、この人はある道の右に行くと雨にあたるが、左に行けばうまくいくということがわかる人なのだ。

 そして、若い頃、そのことを友達に、見えたまま伝えた。

 しかし、友達は、ダメな方の道に進みたいらしい( ´艸`)
 次第に彼女は、友達に嫌われた。

 彼女は父に相談した。
 すると、父は、人助けがしたければ、60歳すぎてから、やりなさい、と忠告したそうだ。(なんかこの台詞も凄い!)
 彼女はその時、若く、正直すぎて、「うそは方便」ということができなかったの、と笑った。

 彼女の誕生の逸話もえええ?というものだった。
 お父さんがそういう不思議な能力を持ち、色々なことに関わっていたので、子供が男子で生まれると、呪い殺されてしまうというヤバいことがわかっていた。それで彼女の母は「どうか女の子が生まれてください」と、満願成就で茶断ちをして、お参りをしたそうだ。(丑三つ時参りだったかな?)それは自分が最も好きなモノを断って、願いを叶えるということなのだが、お参りに行こうとするとわらじが一足見えなくなったり、用事が入ったりとなかなか邪魔が入って大変だったそう。
 しかし、お母さんは見事にやり遂げ、女の子としてKさんが生まれた。
 でも、Kさん曰く、全然私って女の子じゃないの、と言う。
 もしかしたら、本当は男の子として生まれる性をお参りで変えた人なのだから、そうなのかもしれない。

 中身は全く男のようなKさん。
 彼女が出会って惹かれた旦那さんは全く女性的な人。
 Kさんにとって、旦那さんは、お料理を作ってくれ、好きな所に連れて行ってくれて、宇宙のことも大好きな、彼女にとって、とても便利な人だったと笑う。小さい望遠鏡を持っていて、「今、土星が通過するところだよ!」と、彼女に教えてくれる。そして、彼女は好奇心一杯だから彼にいちいち質問する。彼女の父は「女はいちいち質問するものじゃない」と言って、彼女の質問を封じたが、夫のFさんは、「ちいちゃんが知りたいなら調べてあげよう」と言って、すべての質問に答えてくれたそうだ。

 なんて素敵な旦那様だろう。

 そして2人は双子のようにそっくりで、夫婦というより、兄弟に見える。バイクの前と後ろに2人乗りで、よく日本の各地に旅行に行った。
 Kさんは、今、78歳だが、夫のFさんは43歳で早くに亡くなる。
 彼女は、料理も作れないし、1人でこの世に生きていく力はほぼゼロだったらしいが、旦那さんが、すべてやってくれて、今はその知識で、料理を作ったりして生きている。
 彼女が言うには、私に色んなことを捧げるために旦那はいたのではないかという。

 私は、2人でフリータイムのカラオケ合衆国の部屋に入って、延々と、Kさんの話を聞いていたのだが、全く、飽きずに、面白かった。
 最後は、「この歌を一緒に歌いたい」と言って、上記の藤井風の歌を口ずさんだ。なんていうか、先に旅立ったFさんのことを考えながら歌ったら、最高にいい歌だなと思っていた。
 Kさんは「面白い歌ね、あやのんさんは、歌って、貴方の持ち歌にしたらいいわ」という。「この歌はなんかフシギ、あなたが前に歌っていた歌(amazarashiの歌)は、恨み節だものね」と笑った。
 
 今日は、Kさんが何か不思議な力の持ち主なのだということを知ったのだが、彼女が「あなた、小説は書かないの?」と言ったことに、ちょっとギョッとした。なぜなら、私の父は、小説家だからだ。

 手相も見てもらい「うん、お金が入ってくる予定はないわね」と言われた。それはそうです( ´艸`)年金さえまだもらっていない( ´艸`)

 よくわからないけど、朝から虹が出て、Kさんが不思議な人だと知り、なんだか、すべてが繋がっているように感じた日だった。

 すでに3400字( ´艸`)💖


しかも、映像の藤井風はまるでブッダのような衣装を着て歌っていたので、教祖みたいだった。
この人、ブッタ?って💖