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制作室の音楽④✧♡

 冷房のない自分の部屋で活動するのがきつくなってきた。
 雨が降った後の30℃はキツイ。
 冷房のある一階にいることにして、絵もさぼりがち。
 許す。自由人だし( ´艸`)

 自分の部屋にいる時は、元、美術部員の高松君が作ってくれたCD「高松セレクション」を聴いて、新しい色々な音楽に出会っているのだが、1、2回聴いて、このCDはもう聴かないなというものもあれば、ただただヘビロテしてしまうCDもある。

 近頃、イケメン・クロッキーを描くとき、ずっと同じCDを聴いていた。
 たくさん好きな曲があるが、特にこの一曲。


 朗々とした透明なカワ(・∀・)イイ!!声で、
「風立ちぬいざ生きめやも」と歌っているのがわかる。
 朗々とした歌声と、歌詞が日本的でいい。
 古い日本語を使っている。
 そこから検索して誰が歌っているのかを知り、youtubeを突き止めた。
 
 「MAHOROBA」という曲。illion。

illion(イリオン) 歌手。ロックバンド・RADWIMPSの野田洋次郎によるソロ・プロジェクト。

ネットより

 どこかの新人が歌っているのだと思っていたらまさかの野田洋次郎だったとは!
 自分の中ではドラマ「舟を編む」の馬締さん。

 日本語が好きな人だろうから、彼がこういう歌を歌っていても不思議じゃない。むしろ、とても嬉しかった。

風立ちぬ いざ生きめやも
凪ぐを待つは 忍び難く
今この身を捨つればほら
えもいわれぬ日の際に立つ

MAHOROBAより一部を引用

 なんだかこの日本語の懐かしい美しい様子に、万葉の時代とかを思い描きながら、歌を聴いていたから、とてもとても納得。

 MVを見ると、彼の痙攣する顔がなんとも不思議。

「まほろば」とは、「たいへん素晴らしい場所」や「とても住みやすい場所」といった意味の表現である。古語に由来する言葉であり雅語。「まほら」ともいう。おおむね「理想郷」に近い意味で、大和国(あるいは日本)の美称として用いられることが多い。
「まほろば」の意味
「まほろば」は古語である。「ほ」が優れていることを意味する。「ま」は「立派だ」「完全だ」という意味で用いられることもある接頭辞であり、「ろ(ら)」は場所を表す接尾語である。

要するに「まほろば」は「申し分なく素晴らしい国土」のことである。

「まほろば」は古事記に登場する和歌に詠まれている。倭建命(やまとたけるのみこと)が故郷の大和(やまと)の風景を讃えた歌である。この「大和」は現代の奈良県にあたる地域を指す言葉ではあるが、その王権(当時の最大勢力)が奈良を中心に日本全域を支配していたため、「まほろば」は日本全体を指していると捉えることもできる。

実用日本語表現辞典より

 日本語はとても素敵な言語だと思うが、こういう歌を作るミュージシャンが日本に居て、それを若者が聴いているのは嬉しい。

 しかも、RADWINPSの野田洋次郎だから。

 日本の未来は大丈夫✧♡
 と、J-POPを聴くといつも思うのだ。