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【詩】 私

私をやめたいと思ったことがある 私をやめようとしたことがある けれど、私が気付いたことは 私という人間は、私でしかなく 私以外になりたいと考えたとしても その思考も、私が私である一つの要素であり 私以外の何かになることは出来ないということ 私は私であることに誇りを持ち 私の思うまま、感じるままに生き 私を愛して良いのだということ

    • 【小説】魔女の涙

      魔女様が消えてしまった。闇に飲み込まれたのだ。 昨日の昼頃に薬草を採りに、魔女様と僕の2人で森に入った。僕と魔女様は他愛も無い話をしながら森の中を歩いていた。いつもの日常と何も変わらなかった。しかし、闇が現れたのは一瞬の出来事だった。闇は空を切り裂き、突然現れる。僕が闇を認識できた時には、闇は魔女様を飲み込み始めていた。僕が手を伸ばしても魔女様に届かない。魔女様が完全に闇に飲み込まれる前、魔女様は僕を見つめていた。あの瞳は、僕に何を伝えようとしていたのだろう。 魔女様は僕を育

    【詩】 私