見出し画像

初めての自分の本屋をやります

9月25日、文学フリマ大阪に出店します

おしながきです!


ここに急遽1つ追加されたものについては後で書きますね。
本を十年ほど作っていて、今はなんちゃって書店員(アルバイト)ではありますが、「自分の本屋」を一日限りやってみます。
さいこうな本に携わるようになってから「本屋をしてみたいかも」と思い始めて、「おめでとう」として初の出店です。

本を送り出す

今日、本たちを会場へ送り出しました。
初めてのことで分量がわかりませんのでたくさん箱に詰めました。「完売」ってかっこいいけれど、きっとうちは完売しないんじゃないかなあ。でもそれでいいかなと思います。できるだけ、本は余りあるものでありたい。本はあなたのことを待つことができる。いつまでも。本を作り続けて、在庫がなくなるたびによろこびと焦りで重版して、在庫がたっぷりあるとひとりで安心する。小さな部屋の片隅で連なるダンボール箱は決してそこにあるだけで何かを満たすことはないけれど、あなたを待つことができるということがわたしはうれしい。
その気持ちのまま、店に立っていますね。
その日は肉体を伴ってあなたを待つことができる。正直自分の実体は本のある場所にいない方がいいと思っていますが、これまでさまざまな本屋の店先で偶然出会えた人が笑ってくれたり、泣き出したり、言葉を交わし存在にふれたことが今日まで歩かせてくれているととてもよくわかっているので、こわごわと、でも、そこにいます。お会いできたら、うれしいです。

会場など詳細

第十回 文学フリマ
2022.9.25 11:00-17:00
大阪OMMビル2F B・Cホール
J-30「おめでとう/言祝出版」


おしながき詳細


店先には新刊『百年の散歩』に加え、トナカイさんの詩集、菜月さんの本(お取り扱いはじまりました!)、池田彩乃の詩集などなどが並びます。当日お店番を手伝ってくださるさんごのみやこさんの作品集やフリーペーパーもあります。
(池田のフリーペーパーは作れたらちょこっとだけ作ります。。)
おめでとうのロゴをあしらったTシャツ(在庫僅か)とA4トート各色と、新たに「おめでとう図書館トート」をおひろめです。

白、灰、紺藍、薄群青、栗、葡萄
紺藍

お色は【白、灰、紺藍、薄群青、栗、葡萄】
全6色、各1点限りです。
(本体)約320×430mm
(持ち手)約56mm
(内容量)約10L
素材:コットン
おめでとうのロゴをシルクスクリーンで手刷りしています。
先日の発送祭りで大量の封筒を入れて郵便局へ通っておりました。
図書館行くのに連れてゆきたい。そんなたっぷりとしたトートです。
(文学フリマ終了後の在庫をオンラインでも販売します)


おしながきに追加されたもののこと

2020年9月〜2021年1月に発光していた「星渡りの便り」の12月号は、十年前(2010年12月)に初めて作ったzine『別の星から降ってきたみたいだ』の十周年がテーマでした。zineの再編集として詩集と写真集を作り、150個の「さわれる星」を作りました。「さわれる星」はこれまで撮ってきた青色でできていて、ひとつずつ名前がついています。小袋に入っていますので、店先でおひとつお選びください。

小袋入りの「さわれる星」以外がすべて封筒に入っています


言葉や写真は2007年から2009年、主に高校生だった頃に書いた日記みたいな言葉と、コンパクトデジタルカメラで撮っていた写真です。青くて、読んでいるほうが恥ずかしくなるというコメントもらったこともありますが(わかります)、今はもう書けないものと撮れないものたちを大事に形にしましたので、ぜひ手にとっていただきたいです。

出会うことがすべてのように思います。
溢れながらここにいます。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?