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10月の活動報告と最近の粒々

金木犀の風が今日も吹いてる。
わたしの10月は、19日まで続いていた水星逆行という名の強化期間の印象が強かったです。自分には実はメンターが何人もいるということを思い知りました。二十代では微塵も感じたことのない感慨。面白いなあ。みなさんありがとう...。お世話になっています。

【詩作と書き物】

■公開文通「百年の散歩」連載開始
10月29日から連載を開始しました。
この星にあってほしいものについて、中村菜月さんと交わした文通を毎週月・金に連載してゆきます。
1通目、無料で全文読めます。

企画についてはこちら。

“「公開文通」はふたりで普段話していることをただ開示するのではなく、語らいというかたちで「物語る」という在り方を指します。”

「公開文通「百年の散歩」はじめます」より抜粋

公開する前提で交わしている手紙は、宛てているときもうすでに「あなた」の存在を思っている。公開の度にあなたに出逢えること、わくわくしながら連載しています。
2通目以降を読んでくださった方にはわかると思いますが、菜月さんもわたしも普段の制作の中では言葉にしてこなかったことや、より個人的なこと、暮らしのことを話しています。
すでに2通目、3通目を読んでくださった方々ありがとうございます。
また月曜と金曜に会いましょう。

■日記

最近は、手の中の読みかけの本を行きつ戻りつすることはひとまずやめました。ふせんをつけて、その先を読んでゆこうという気持ちでいます。


■誕生日のための詩
10月に詩をお届けさせていただいたみなさま、ありがとうございました!
現在「到着希望日なし(なる早モード)」受付停止中です。
到着希望日のある方のみ受け付けています。
また、お誕生日(到着希望日)のひと月前のオーダーをお願いしています。一篇一篇書き下ろしのためです。よろしくお願いいたします。


【自由研究のその後】

今、わたしから告知できることはないのですが、個展のおわりに書いた呼びかけから、おひとりにはちいさな詩を7つ託し、おひとりとは互いのメンターとして対話を重ね、降る雨のように取り組んだ詩たちをお渡ししました。
おそらく今月、どちらもお目見えするのではないかと思います。
日々を宛て交わしたり、うっかりお会いできたり、自分の声が「事象というこだま」としてひびき続けていて、しずかなよろこびを感じています。
なんでもかたちにすればいいわけではないし、決してかたちにすることがすべてではないけれど、自分がものを作ることがすきなのは、かたちとして現れるというところに飽かずに感動しているからです。
(これは言葉にすること、写真として留めること、本としてさわれるものにすること、すべてそう。)
自由研究のその後は、来年かたちになってゆくものもいくつかある予感がしています。やりましょう。

【最近のこと】

「難しい本読んでるなあって思って。何の本ですか?」
「……学問?」
昨年冬から積読していたとある本を9月末に読み終え、今はさらにその先を読んでいる。「勉強している」とか「努力している」と自認することについて学生じゃなくなって以来ずっと違和感があって首を縦にふれない。
たくさん教わっているけれど、これは受け身。ここから自分の言葉にしてゆくとき、受け身をやめるとき、読む以上の気力体力を携えて道を求めることは勉強や努力かもしれない。わたしにとってその領域は仕事(務め)だ。
というわけで初読を進めている今は勉強しているという認識はないけれど、本の中で(長い長い前書きの中で)著者が何度も何度もこれが学問としてこの世に在り続けることにどれだけ力を尽くしたか、わかりあえなさに心折れそうになりながらそれでも「学び」として差し出すことを諦めなかったかを切々と書いていて、わたしも学んでいるという態度でいようと思えるようになった。
(大事なものを包み隠すよう読めない言葉で書かれているものを引用して伝えるのはほんとうに難しい。わたしにはまだできない)
ふしぎだったことがふしぎじゃなくなって、わからなくて苦しいということが随分と減り、なにかについて考えるよりも瞬間を受け止めることに集中していると、一瞬は一瞬で過ぎてゆく。
魔法が使えるか使えないかの後には、魔法をただしく使うことが、よりよく使うことが求められる。言葉も肉体も予感のひとつもそう。死ぬまで取り組めるものに取り組んでゆくのが30代の時間の使い方なんだろうな。
勉強したことを、自分の言葉にできたときはきっと宛てます。
待っていてね。

【10月の4つ】

からだが変わってしまった話も、あらためてまた。
からだの中で何が起こっているのかぜんぶは把握できていないけれど、わたしはげんきです。こないだ友人に近況を話したら「活発だね」と言われて、子どもの頃から活発さと無縁のわたしは思わず辺りを見渡しました。冬は「養生第一」を掲げつつ、ひきつづきげんきでいたい。

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