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「センス・オブ・ワンダー」を読んだ

 つい先日、夫とリニアモーターカーは必要か?という議論をしました。夫は乗り物が好きだし技術革新のために必要派で、私は、新幹線で充分だから要らない派です。新幹線を仕事でめちゃくちゃ使うので、速さを求めることは、その分仕事を増やされることって思ってしまいます。セカセカが大嫌いなので、なんか嫌だなって思ってしまいます。
 私の想像力はその程度なのです。

 もともと、技術革新、競争力強化…って言葉にワクワクしません。特に、人間スケールを超えるとこわいと思ってしまいます。ビル群とかこわいし、沿岸のマンションも住めません。

 という人工物にビビりなところがあるのに、自然物にもたいして知識はありません。花や鳥の名前は全くわからないし、社会人になるまではお寿司のネタも見た目でほとんど区別ができませんでした。

 色んなことに無関心で生きてきてしまった私でも、人間スケール(といっても私の感覚次第)は大切にしたいと思ってるし、自然災害はまじで恐ろしいと思ってます。

 お腹に子を宿した今、なんとかなるとは思っていても、暴力的な方に傾くことが増えてきた不安定な世界情勢や、度重なる自然災害の起こるこの世に、産まれてもらおうなんていうことを考えた私は、より暴力的なのかもしれません。しかも、それを完全防御するための財力も知恵もない…。どうしよう…と思っていたのです。

 私の憧れの方が紹介していた「センス・オブ・ワンダー」を読んだら、ヒントが書いてありました。

子供と一緒に、自然を探検せよ。晴れ以外の雨や嵐の時も、探検をするのだ。親だから子供に何か教えるだけじゃない。一緒になって考えて学ぶのだ。

 というようなことが書かれてきて、「それだ!」となりました。私も一緒に学ぶしかない。そう思ったら、先生になってくれそうな人や、そういう場を提供してくれそうな人の顔がたくさん思いつきました。

 子が産まれたら色んな人に頼っちゃおーって思ってましたが、具体案が浮かんできてワクワクしてきました。良き本でした👏👏

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