見出し画像

4: Edinburgh フリンジフェス参加の記録

CHALLENGE本番初日。(前後していますが、2の続きです)

楽屋について

楽屋には早めに入れるとの情報で、かなり余裕を持った時間に集合してみんなで劇場までテクテク歩く。
おうちから劇場までそんなに近いわけではなかったが、街は可愛いし、劇場めぐりをたくさんしたためか、疲れもせず毎日2万歩前後歩いていた。

早めに楽屋入りできるといっても、お化粧前があるわけではないので、私はおうちからヘアメイクをしていくことにした。
楽屋には各団体にひとつだけ小さな鏡が置いてあったけれど、途中から派手に壊れていた上に、終盤には持ち去られていました。笑
鏡は自分で用意して毎日持ち帰るのをオススメします。
全身鏡はありません。

乾燥と舞台メイク

前日の場当たりに日本でのプレ公演と同じ程度のメイクで臨んだら、客席から見たスタッフさんから照明がきついのでメイクが薄くみえるとご指摘いただき、シェーディングなど影を強くして、眉毛もがっつり長く太く、つけまつ毛もすることにした。
近くで見たら妖怪です。

今気づいたけど、そういえば今回の舞台メイクを記録しておくのを忘れていました!
自撮りする心の余裕、なかったな~。
朝劇場へ入ってから公演を終えて出るまで、いつになくピーンと緊張していた気がします。

さて、日本では夏は混合よりの乾燥肌、冬はド乾燥肌の私。
7月末の日本から旅立ったため、冬に必ず皮膚科でもらう保湿剤や薬を置いてきてしまった。
エディンバラの気候は最高でも20℃程、最低気温は15℃前後、かつ超乾燥。
化粧品ではなく薬での保湿が必要なレベルだった。
一度しっかり雨が降ったときに湿度を含んだ空気で日本を思い出したくらい、カラッカラです。
めちゃくちゃ消防車走っているだけある。
余談ですが、エディンバラは全体的に音の圧がすごいです。
サイレンもインターホンも信号の音声案内も全てがバカでかい。
最初の頃はみんないちいちビクッとしていました。笑

前日はバタンキューしたものの、それほど怠ったつもりはないのに保湿が足りなかったようで、翌朝起きたら乾燥のため引っ掻き傷とカサブタだらけになり、なにが起きたのか分からないが、足や腕が所々青タンみたいな色になっている。

顔だけは色々と塗っていたのでなんとか舞台メイクができたけど、いつもの崩れにくい手順で舞台用のメイクをしたら、肌がカチカチバリバリになって、なんかもうめっちゃ顔痛い。
まだ見た目に現れてはいないけど、肌荒れフラグがびんびんしていました。
念の為荷物に入れようか最後まで悩んだヒルドイドのでかボトル、あれさえあれば…と何度後悔したことか。

海外は薬事法が日本と違うので、常備薬は絶対に持っていこうと、必携のロキソニンやビタミン剤に胃薬、念の為風邪薬などは持っていたけれど、私にとって実際に必要だったのは、全身の保湿用のヒルドイドと、抗菌目薬(ものもらいになった)、眼科で処方された目の周りにも塗れる軟膏と、手荒れにきくサリチル酸クリームなど。
口内炎パッチは日本から持ち込みました。
積極的に野菜やフルーツを摂るようにしたけれど、それでも食事が変わると覿面です。
乾燥しすぎてドライアイも加速しました。
日向は意外と陽射しがあるので、ちゃんと日焼け止めを塗らないと大変なことになります。
サングラス、UVリップも必須。
あとどう対策したものかわかりませんが、謎にめっちゃ鼻血でます。
逆に、日本では頭痛持ちの私が、滞在中一度も頭痛に悩まされなかった。気圧の変化があまりないのかも知れない。
そして、女性の皆様!
UKの生理用品は質が悪い上にとても高額だそうです!必ず日本から持ち込みましょう。
短い滞在ならば予め日本で婦人科へ行って時期をずらす選択肢もあります。(私はお衣装が白いのでずらしました)

とにかく滞在中は乾燥に悩まされました。
あんなに毎日顔が痛かったのは初めて。顔とれるかと思った。
普段の舞台メイクでは崩れないことを重要視するけど、今回はこれでもかと保湿して保湿して、フィックスミストも最低限に、多少崩れても仕方ないと水分も油分も入れまくりましたが、全っ然崩れなかったです。
なるべく工程を減らしたく、ファンデは保湿力高めかつ薄づきのDIORのクッション、ローラのパウダーはほんとに気持ち程度をブラシでサッと。

保湿最優先メイク


本当はパウダーも保湿力高めのコスデコあたりにしたかったです。
舞台だし、とNARSのリフ粉も考えたけれど、やめて良かった。
乾燥敏感肌の方、エディンバラで皮脂吸着系のベースメイクアイテムは肌終わります。お気をつけを!

エディンバラの水質

日々少しでも乾燥しない方法を試して、公演が折り返した頃あたりに、空気の乾燥もさることながら、原因が水にあることが判明。
ヨーロッパの硬水は味も独特(私は好き)だけど、肌や髪によくないので、ヨーロッパの人は洗顔をせず、洗髪も毎日はしないと。
情報としては知ってたけど、チェコではここまでのことはなかったので油断していた。

エディンバラでは水質なのか、白系の服を洗濯すると少し暗く色が変わります。
持っていったベージュの服が紫がかってびっくりしました。

シャンプー類はL'OCCITANEのを日本から持って行きましたが、こちらは本家フランスと同じ処方のものを日本でも販売しているとのことで、硬水には強かったです。
それでも洗いすぎないに越したことはないけれど、毎日スプレーでバリバリに固めているのでそういう訳にもいかず。
しかし肌よりも悩みは少なかったです。
ドライヤーは海外の電圧に対応しているものしか使えません。ご注意を。

肌荒れの原因が硬水とわかってから、朝の洗顔にはお水を使わず、たっぷりの拭き取り化粧水で拭き取るのみ。
メイク落としは逆に、拭き取りだと摩擦が痛いので、クリームタイプで溶かして最低限の水で洗顔をするようにしたら、かなり改善しました。
逆に、濃い舞台メイクじゃないときは、メイク落としシートで拭き取る方がおすすめです。
クレドポーボーテのメイク落としシートを日本から持って行きましたが、普段メイク程度ならとても良かったです。

いろんなパターンの基礎化粧品を持ち込んでいて本当に良かったと思うと共に、薬系も持ってくるべきだったし、めっちゃ調べてUKの皮膚科医オススメという保湿クリームをドラッグストアでいくつも購入しました。
円安なので痛い出費だけれど、こればっかりは仕方がない。

もしかするとニールズヤード等UKの会社が出しているコスメだと良いのかも知れません。
ドクターハウシュカ(ドイツの)もオーガニックショップで取り扱っているのを見ました。

そういう訳で本番後は一刻も早くメイクをきちんと落としたく、劇場から一番近いスタイリストさんたちのおうちで洗顔させていただくことに。
その後の観劇や街歩きはずっとすっぴんに日焼け止めのみ、ドライアイのため毎日メガネでした。
日焼け止めはカバーマークのものを持って行きましたが、とても良かったです。

気候は日本の春又は秋、乾燥具合は真冬でした。

8月のエディンバラでの服装

服装でいうと、それぞれの寒がり具合によるけれど、私は長袖と半袖を持って行って、結局長袖しか着ませんでした。

一番よく着た組み合わせは、長袖のコットンニット(寒い日はウール)にヒートテックのキャミソール、裏地付きのロングスカートと綿のハイソックス。
それにウルトラライトダウンや厚手のパーカやGジャンなどを組み合わせていました。
1日の中で大きく気温が変わるので、調節可能なものが良いです。
長袖のヒートテックやレギンスも持って行ったけれど、日中は汗をかいてしまい快適でなく、同じくウールのニットワンピも調節が難しかった。
1枚でがっつりあたたかいものよりも、軽めのアイテムを重ね着するほうがエディンバラの気候に向いていそうでした。

コットン素材をどんどん重ね着している人もいたし、もっと薄着でタンクトップの人もいましたが、私は寒がりなのでこんな感じ。
おおむね、日本の3~4月上旬頃と似たような服装です。

寒がり←→暑がり
服装の温度差が激しすぎる人達

服に関しては、プライマークというUNIQLOよりも安くそこそこのクオリティのファストファッション屋さんが街に何軒もあるので、少し買い足しました。
分厚いウールのニットの横にタンクトップがあるのがスコットランドの気候を物語っています。
レギンスなんかもありました。
ただし、サイズが軒並み大きいです。
身長156cmの私はXXSでした。
152cmの吉本社員さんはKIDSサイズでもいけた模様。

スタイリストさんはたまたまセール時期のマークスアンドスペンサーでもお買い物。
プライマークもM&Sも店内に全身鏡が全然なくてびっくりでした。
プリンセスストリートにはUNIQLOもH&Mもあります。

パラパラとした雨がちょこちょこ降るので、フード付きのウィンドブレーカーを持って行った人も多かったです。
私は防水加工された薄手のロングコートと雨よけの帽子、折り畳み傘を持っていきました。
イギリス人は傘をささないと聞き及んでいたけれどその通りで、しかし観光客が多いせいか折り畳み傘は割と見かけました。
日傘をさしている人はいません。
観光エリアは人が多いので、物理的に傘をさすのが難しかった印象。

靴のチョイス

靴ですが、街の石畳に要注意です。
お衣装用のダンスヒールとおうちで履くごついスリッパをキャリーケースに入れたため、外出用の靴が一択になってしまい、履きなれたスニーカーにしました。
Reebokのポンプフューリーなのですが、日本では10kmでも2万歩でも余裕で歩けるやつです。

が、日本と違って固くてデコボコなヨーロッパの石畳では、ポンプフューリーの固いソールが合わず、エディンバラ到着初日にさっそく足底筋膜炎になり、毎日足裏に湿布が欠かせなくなりました。
多分マーチンやエアインソール系の方が良かったのではと思います。

それでも日々が楽しくて、足裏を労りつつ、ゆっくりですがめちゃくちゃ沢山歩きました。
でも、靴の選択肢がもっとあれば良かったなと思います。
ちなみにクロックスを履いていたスタッフさん(上の写真右側のスタイリストさん)は雨の日にツルツル滑って怖いと言っていました。

つづく。

この記事が参加している募集

是非サポートよろしくお願いいたします♡ 活動の糧にさせていただければとおもいます。