幸せって見つけるものなんだ

ある晴れた日、母と一緒に外を歩いていたときのこと。
赤だった信号が、足を踏み出した瞬間、青に変わった。

「お！今日は良い日だね！」
と、母が言った。

私は、
「え？これくらいのことで？」
と、笑った。

今まで、何度も同じようなことがあった。

買い物に行って、薬局のおじちゃんにハンドクリームのサンプルをもらったときや、歩いていて、散歩している可愛いワンちゃんに出会ったとき。

その度に「今日は良い日だね」と言われる。

私からしたら、ささいなことだと思うようなことばかりだ。

以前は、そのくらいで幸せに思えるなんてお手軽だな～なんて思っていた。

でも、最近になってふと思った。

幸せって実は身近にありふれていて、母はそれを見つけるのが上手なのではないか、と。

母を見習って生活してみると、私の周りにもたくさんの幸せがあった。

牛乳を少し安く買えた。
いつもは来ない飼い猫が甘えてきた。
コンビニに入った瞬間に大好きな曲が流れてきた。

今までも経験してきたことはあるはずなのに、不思議な感覚だった。

今まで見つけていなかっただけで、
なーんだ。幸せって気づけばそこにあったのか。

キレイな空を見た時や、
おいしいご飯を食べている時や、
あったかいお布団で寝ている時や、
今こうやって生きていることだって。

それに幸せをみいだせれば、今まではなんでもないと思っていた日だって幸せな良い日に変わる。

さて、今日はnoteを投稿できた！
良い日だな～！