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宇多田ヒカルに出会う

やっと行けた宇多田さんのライブ。
前回の時(6年前だそう!)ちょうどバイト時代でお金がなかったので諦めたライブ。
それでも行けば良かったなぁと地味に後悔していたこともあり今回は行きたかったのでマメに情報を確認しながらチケット取得へ。
1回目の抽選で見事にチケットゲット。
もしかしたらあれが今年のチケット運のピークかもしれないとここ最近の落選ぶりを見て思う。。
でも、行くべきして行くライブにはだいたい当選ないしは結局誰かのお誘いを頂けて行けることが多いので行けている!ラッキーで有難い。

一曲目から、引き戻される中学生時代。
初めてautomaticをテレビか何かで聞いて感動してすぐCDを買いに自転車こいで町のお店にワクワクしに行ったのを思い出す。
ワンオクも同じ衝撃だった。るろ剣の映画のエンドロールで流れて来たbeginningに驚いて、クレジットを見逃すまいと最後まで見た。

当時シングルは8センチの小さな円盤でジャケットは長方形だった。当時は珍しく同時にアルバムと同じ正方形でシングルも出していたのでかっこいいなぁと思っていた。でも形がアルバムで違ったら嫌だと思ってたぶん前者を買ったような気がする。
当時はB面よりA面しか興味はなかったので、だいぶ大人になって聞いたB面の曲time will tellの良さに買った当初から気づけていたらもう少し人生変わってたと思う。
その頃確か流行りはつんく、小室ビート全盛期でメローな曲はつまらないなぁと子供ながらに感じで最初から最後まで聞けなかった。
そう考えると今はだいぶ先入観なく、いいなぁと音楽が聴けるようになった。
一曲目からドンピシャで懐かしくその先も知っている曲ばだかりだった。
ライブは撮影OKだったからSNSに色々アップされていたけど絶対見ないようにして行ったけどそれが良かった。

あまり宇多田ヒカルさん本人については知らず、どちらかと言うと竹を割ったような性格でサバサバしてそうなイメージを持っていた。
そして目の前の本人は、口下手で可愛らしい人だった。
客席へも気遣いを忘れず伝えたい事は何とか言葉にして伝えようとしていた姿に一緒に行った友達とキュンとしてしまった。
帰り道、あのギャップは掴まれるねと話していたけど世間と本人のイメージの差がとても大きいアーティストの1人だと思った。

2時間半のライブだったけど、特に後半はたまらなく良かった。正直に言うと前半はちょっと噛み合ってないところがあってどうかな?と思ったけど、途中のバラードから流れが変わって客席も大盛り上がり雰囲気もガラッと変わった。
ライブに行って面白いのは、その日のお客さんとステージが噛み合った時からの盛り上がり方やアーティストの調子が目に見えて上がりいいシンクロが生まれ心地よい空間が体験できること。

なので神がかってるライブに一度でも出会ってしまうとあの空間は本当にもう出会えないので忘れられず、またもしかしたらと思って足を運ぶ。
もちろん行くのは好きなミュージシャンなので、聞ければ満足なのは大前提だけどたまに出会うセレンディピティは堪らない。

去年ビョークのライブに行った時も思ったけど、実際観るまでは何だかふわふわした存在に見えていたけど実在していたんだなぁとステージを観て実感した。
次のライブまた機会があれば行きたいし、それぞれの曲のアレンジがライブ仕様でかっこよかったので今度できればオーケストラとかと一緒にとかやってくれたら凄く合う気がした。

外出ではいつも頭痛と戦っていたけど、昨日は珍しく鎮痛剤なくても大丈夫だった。
その代わり前日からお腹の調子が悪くトイレとお友達だったけど、薬飲んで凌げたし何ならもう昨日のライブで調子良くなった気もする。

休職前の自分にまじでありがとうを言いたいライブだった。いい時間だった。

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