合法ロリ懐古記#4

時系列順に書く弊害に悩まされ始めた。出来事の順序があやふやな箇所があるのだ。#が小さい数ほどこの現象は起きそうだ。記憶がひとつでも確かなうちに書いてしまわねばならないがなにせ筆無精(Twitt●erをのぞく)なもので、何かの折にスッパリ回顧録をやめてしまうかもしれない。それゆえ続いているだけ評価していただこうと思う。
合格してからまず戸惑ったのは楽屋での居場所で、一匹狼陰キャを生業としていたその頃のわたくしは、あまりに楽しそうな楽屋の生徒たちの輪に気圧されつつも、羨ましさを感じていた。

後の青春高校の楽屋の最終形態を知っているいまのわたくしからすれば、「そんなもんで気圧されていたら小雨の低気圧にも勝てないぞ!」と発破をかけたいくらいだ。しかしなにはともあれ突然の環境の変化に戸惑い、必死で適応しようと、慣れないながらに「先輩」たちに声をかけていたわたくしに少しアッパレとも思うのだ。だが、みんなほんとうにあたたかく受け入れてくれて(特別積極的に話しかけられることは無かったし、そんなに興味を示されても怯んでいただろう)まずは新しいことを教えて貰うところから、友情に発展した。それから先、わたくしは受け入れる側となるわけだが、あたたかいと思われていただろうか。少なくとも、嫌悪を滲ませようと思って接したことは無いし、嫌悪を滲ませるのは得では無いと「先輩」たちが教えてくれたので良いものを踏襲させていただいた。偉大なる先輩生徒達には頭が上がらない。(いや、後輩生徒達にも頭が上がらないし、先輩後輩という概念は今の今まで持ちえていなかった。便宜上使ったのみであるが違和感しかない)。
暑い#3から、あたたかい#4と、温度もちょうどよくなったところで今回はここまで。気分は秋。しかし、合法ロリ懐古記はこれから世にも奇妙な夏を迎える。そう、「文化祭」と伝説の「デート」がまっているのだ……。
今回も読んでいただけて非常に光栄だ。最後まで読んでくれた人に特別にわたくしの秘密をひとつ教えよう。実はネタを織りまぜた時自分で自分の文章を読み返して笑っている。

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