海外でICU入院しました。海外保険大事ですって話。
ご無沙汰してます。
一時帰国からケアンズに戻ってきて気温差50度にやられてるAyaneです。
今日は、半年前にフィジーでICU入院した話です。
トップ画を見た人はお気づきでしょうが
そうです。サメに食べられました。
というのは嘘で、ダイビングによる減圧症で入院しました。
フィジーの一番大きい病院のICUに1泊、普通病棟に3泊の計4泊5日。
人生25年一度も入院したこともなければ、小中高皆勤賞の私からしたら
入院ってだけでも一大事なのにICUってか!?
え??てか海外で病院とか医療費馬鹿にならんのじゃ!?
ことの経緯は、友人とフィジーの北に位置するKuata Islandに訪れた際
『フレンドリーなサメを見れるダイビングだよ〜』
という看板があったので、好奇心旺盛な私が無視するはずがありません。
そこら辺にいたインストラクターに詳しく話を聞いたところ
2〜3m級のサメ十匹弱がエサのツナに食らいついてるのを間近で見れるのだとか。
しかもゲージなど無しの生身で。
何それ!?楽しそう!!行くうううう!!!!!
となるのが私。
安心してください。
そのサメはジョーズなどに出てくるような凶暴なサメではなく
人を襲うことのないフレンドリーなサメです。
棒で突つけば逃げて行きます。
ほら。こんな感じ。
手を伸ばせば触れそうなとこまで勢い余って近づいてくることもありますが
左に写っている棒でつつけばどっかに行っちゃいます。
つまりこのダイビング自体は安全です。
超エキサイティングです。
ね?楽しそうでしょ?
こんなとこ潜ってみたくなるでしょ?
おっと、話が逸れました。
話を戻します。
問題はこの後です。
無事サメに噛まれることもなく陸に上がりました。
が、しかし、その5時間後突如、目眩、頭痛、腹痛、吐き気、関節の痛み
に襲われその場に倒れこみました。
その時は、一度吐いただけで少し復活しました。
実はダイビングする前日に軽い登山をしたり、船で移動したり
撮影しまくったりしていたので疲れが溜まっていたのだろう
そう軽く考え、ふらふらしながらも自力で帰宅し、速攻寝ました。
その翌日、また症状に襲われ目を覚ましました。
インフルエンザでさえ、ほぼ1日で治しちゃう私。
基本寝れば治る宗教所属の私が翌日になっても症状が和らいでいませんでした。
むしろ悪化してて、壁づたいじゃないと歩けないほどの
頭痛目眩関節の痛みに襲われていました。
そこでやっと減圧症の可能性に気づきました。
ダイビングライセンス所持者なら誰もが知っている病気。
急浮上や安全停止の不十分さなどが原因とされている病気。
私の場合、おそらく浮上スピードがいつもより早かったのだと思います。
気圧の高いとこから低いとこに急に移動した場合、
血中の窒素が気泡となり、その影響が脳や神経に及ぶと
麻痺や運動障害が起きるそうです。
最悪の場合は死に至るとされているダイバーが最も恐れる病気。(私調べ)
その代表的な症状が関節痛、麻痺、倦怠感、呼吸困難、頭痛、目眩など。
ほぼビンゴでした。この世にGoogleがあってよかった。
症状が出てほぼ20時間後、やっと病院に行きました。
独りで。
ここはフィジー。医者はフィジー人。
日本語は通じない。
苦手な英語でなんとか症状と前日ダイビング したことを伝えました。
医者 『うん。減圧症だね。』
私 『ですよね。』
医者 『はい。入院。』
私 『うぃーっす。』
医者 『とりあえず熱計るね。』
体温計『39度だドン』
私 『...ふぁ!?』
まさか初入院、初39度の高熱をフィジーで経験することになろうとは。
そんな状況でもsonwで動画撮ってストーリーをあげる余力はあったらしい。
すっぴんでシャワーも浴びてなかったのでsnowで誤魔化すしかなかったんですw
まぁそんなこんなでICUにぶち込まれました。
と言ってもフィジーなので、その病室はとてもICUには見えませんでしたが。
減圧症なら普通はタンクに入って高圧酸素治療するそうです
が、フィジーにそんな高度な技術があるはずもなくただの酸素マスクと点滴。
あと数回ものすごい量の透明の液体を血管に直接ぶち込まれました。
普通に痛いです。
でもそのお陰で症状は和らぎ、次の日には一般病棟に移動。
その次の日には病院を抜け出して、家に帰るくらいには元気になりました。
実はオーストラリアに行く日が2日後に控えているのに
急に入院になったため、荷造りが全くできていなかったんです。
だから勝手に病院を抜け出して荷造りしに帰りました。
その後、めちゃくちゃ怒られましたが。
危うく、警察に連絡されるとこでした。
セーフ
そして入院4日目、フィジー出国前日、語学学校の卒業式当日
やっと退院することができました。
そして最も怖い時。
治療費の支払い。
海外だし、入院したし、ICUだし。
一体いくらかかるんだガタガタ。
と怯えながら待ってるとまさかの
6万円弱
え??
安っっっっっ!?!?
日本でももっとするやろ??
ゼロ1つ間違えてない!?
海外って治療費バカ高いイメージあるんやけど!?
そこは幸いフィジーという国に救われました。
300円もあればお腹いっぱいご飯が食べれる国。
ありがとうフィジー。
これがオーストラリアだったら50万は越えてたでしょうね。
危ない危ない。
そしてその治療費は海外保険で全額負担してもらえました。
私は、語学学校の無駄に高い保険には入らず
クレジットカード付帯の海外保険を使いました。
ただその保険にはいくつか条件があるので事前に確認することをお勧めします。
私が持っているのは三井住友のクラシックカード。
このカードで海外に行くための航空券などを購入しており
かつ出国から3ヶ月以内なら保険を適用させることが可能です。
幸い私は出国から1ヶ月程度だったので全額後日口座に振り込まれました。
1つ注意すべきは、保険金は後日しか振り込まれないので
病院への支払いは自分でしなければならないという点です。
実はオーストラリアで70-200mmレンズを壊してしまい、
その修理代2万円も一緒に申請したため
8万円となっていますが、確かに振り込まれました。
手続き面倒なので二度とお世話になりたくありませんが。
でも、まぁ保険があって良かった良かった。
皆さん、海外に行く際は海外保険に入るか
海外保険付帯のクレジットカードを持つことをお勧めします。
ちゃんちゃん。
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