現場の声を尊重するコンテンツづくり
あやなるのアドベントカレンダー 8日目の記事です。自分の活動についてざっくりまとめた5日目の記事が、嬉しいことにご好評いただいてます。読んでいただきありがとうございます。
今日はそれを受けて、学びの場づくりでコンテンツを決める際に、大切にしていることを共有したいと思います。
コンテンツづくりに大切なこと
コンテンツづくりに大切なことは、現場の声です。
私はエンジニアを対象とした研修やイベントを企画運営していますが、自分自身はエンジニアではないので、エンジニアたちが今注目している技術や現場が抱えている悩みを聞き出せるように日々心がけています。それらをベースにコンテンツを企画します。技術は日々進歩するので、継続してコミュニケーションをとり続けることが大事。 現場の声を拾うためにしている仕掛けを3つご紹介していきます。
やっぱり基本はアンケート
一般的な方法ですが、研修やイベントを実施した際、参加者の人たちからアンケートをとります。今回への満足度や次回への改善点なども聞け、とても参考になります。しかし、事後アンケートは回答者が限られてしまうことがあるので、今後のコンテンツに関しては、回答率の高い参加申込の時点でもアンケートをとるようにしています。「今後このミートアップに期待するトピックは?」という形で質問すると、貴重な意見をたくさんもらえます。
ネットワーキングでコミュニケーション
ネットワーキング(懇親会や座談会)や休憩時間などには、運営側の私自身も参加者に混ざって話をするように心がけています。アンケートでコメントするよりも、親身になって話してくれますし、詳しいことが聞けます。そこで関係性ができると、その後も何か思いついたときにメッセ等で連絡がもらえるようにもなります。
一番大事なのはヒアリング
そして一番大事にしているのがヒアリングです。基本的に1on1で実施するようにしています。ヒアリングが一番、現場の声がわかります。ミートアップでは、ネットワーキングで繋がった方や最新のトレンドに詳しいエンジニアに時間をもらい、アイディアを聞きます。人材育成など研修の企画の場合は、エンジニアだけでなく、マネージャー陣に話を聞きます。マネージャーは組織全体も見ているし、自分の配下のメンバーのことも見ているので、それぞれ色々な考えを持っています。全マネージャーが集まるようなミーティングでは語れないことも、個別に話してみるとたくさん語ってくれます。色んな方に話を聞くと、色んな角度からその組織を見ることができるようになり、その組織の状況もわかるし、必要なことが見えてきます。
初心者あるあるには要注意
これらの活動を始めると、初心者にありがちなのが、小さな声に耳を傾けすぎてしまうことです。一人一人の意見がもちろん大事なのですが、「こんなことを言っている人がいたから全部変えよう!」みたいに、一人の極端な意見に極端に反応しすぎてしまうと、本質を見失ってしまうので、要注意です。一人の声に翻弄されずに、全体を見ようとする姿勢が大事です。どうゆう声が多いのか、どうゆう風に思っている人が他にはいるのか。
トップの声も大切に
その組織のトップが目指すビジョンはなんなのか。トップが目指しているものも理解しながら、
現場とのギャップを埋めていくのも人事が貢献できる部分ではないかと思っています。私の現在の所属はCTO室なので、マネージャーにはCTOの声を、CTOには現場の声を届け、少しでもその懸け橋となれるように心がけています。
ミートアップやカンファレンスの場合も同じで、参加者の声を大事にしながらも、オーガナイザーがこのカンファレンスを通して実現したいことはなんなのか明確にすることが大切です。
現場ファースト
トップの声も大切だという話も付け加えましたが、あくまでも尊重すべきは現場の声。トップに振り回されず、自己中心的にならず、現場がハッピーになれるコンテンツを今後もお届けできるように、これからも現場の声を大切にしていきたいと思います。
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